去る8月16日、大瀬さんと北アルプスの裏銀座方面へ遊びに行ってきました。🏔


七倉山荘からタクシーに乗り、高瀬ダムから日本三大急登であるブナ立尾根を登り、烏帽子岳へ。三ッ岳を経て野口五郎小屋でひと休み。🍛
野口五郎岳のあとは水晶岳まで行き、戻って竹村新道から下山し、噴湯丘を見たのち高瀬川沿いを辿り高瀬ダムまで戻ってきました。🏁

距離は約41km。
休憩も含めると約10時間の山行でした🏃

元々この日にこのコースに行くと予定していたところ、2日前に大瀬さんから連絡があり、一緒に行くことに。
独りでマイペースに行く(登りで追い込む)のもいいですが、誰かと同じ時間を共有するというのは楽しさ倍増しますよね♪

スタートしていきなり日本三大急登であるブナ立尾根でしたが、全然登りやすい…
黒戸尾根、西黒尾根も登ったことがありますが、ブナ立は三大急登のなかでも最弱といっていいほどイージーでした。😜
なんならこの3日前に登った七倉尾根や燕岳へと登る合戦尾根(行ったのは残雪期)のほうがキツイんじゃないか…?というのは主観で、コース解析はこちらのリンクから。
ということで平均勾配は日本三大急登、北アルプス三大急登のなかでもトップとのこと。
僕の場合は走りやすいかどうかがラクかキツイかのポイントなので、そういう意味では鎖場もないし岩もゴロゴロしてないので一番ラクでした。

烏帽子岳の迫力に圧倒され、序盤から撮影タイムに時間を取られてしまいました。📸


ここから野口五郎小屋まで、動画を取りながら一気にGO!🔥🔥🔥


はい、ようやく本題です。
9年前に亡くなった母方の祖父は、退職後、野口五郎小屋で働きながら写真を撮っていました。
野口五郎小屋を営んでいる上條家の皆さんは、祖父のご友人。

雷鳥の生態を写した写真は当時新聞にも掲載されました。



随分遅くなってしまいましたが、祖父が愛した景色を見に来ることができました。
ちょうどこの日は送り盆。
朝早くに送り火を焚いたので、このあたりに寄り道してるんじゃないかなぁと思いながら野口五郎小屋まで来ました。
そしたらちょうど前の晩、上條さんたちも僕の噂をされていたそうです。
祖父が亡くなった日、野口五郎小屋に祖父が「出た」話もお聞きしました。
旅立つときに立ち寄るほど、山が大好きな祖父でした。
今回はめちゃくちゃ最高の天気だったのですが、この1ヶ月で綺麗に晴れたのは3,4日ほどとのこと。そのうちの1日に来れたのはやはり祖父が見守ってくれたおかげかなと思います。
祖父も僕にこの景色を見て欲しかったんだと思います。

コロナの影響に追い打ちをかけるように、長梅雨で宿泊キャンセルが相次ぎ、山小屋の経営も大変とのことですが、なんとか続いていって欲しいものです。

実家の玄関には祖父が撮った野口五郎岳からの写真が飾ってあるのですが、今回それと同じ場所に立つことができました。






祖父にもっと北アルプスの話聞きたかったなぁ…
今度はゆっくり泊まりで遊びに来たいと思います。

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