今回の上田バーティカルは世界選手権に向けて課題を持って臨んだレースだったし、過去の自分とも比較できるレースなので分析してみたいと思います。


まずはバーティカルから。

4年ぶりのの出場。

過去の戦績はこちら。


2016年

🥇宮原徹 42'56"47

🥈馬場直人 44'42"08

🥉上田瑠偉 44'42"44


2017年
🥇宮原徹 42'50"72
🥈上田瑠偉 43'24"54
🥉永里剛城 44'54"19

これまで宮原大先輩が2015年〜2019年まで
5連覇中
大会記録は2017年の42'50"72でした。

コースの特徴としては約300mD+登ったあと1.5km下り、約40度の斜度を含む急斜面を登り返します。



バーティカルはウェーブスタートなので、
これまでは宮原さんに後ろから追い抜かれていましたが、今回は僕が宮原さんの10秒後にスタート。
ロード区間では差は変わりませんでしたが山に入って200m〜300mで早くも追いつきました。

あっという間に追いついちゃったし、追ってくる気配もないので自分のペースが不安になりましたが、そのまま独走。

スパートのタイミングを間違え、最後は流し気味になってしまったけど、大会記録を48秒、自己記録を1分22秒更新の42'02"でFINISH。

海外レースに出れていないなかで、過去世界選手権2大会でTOP10に入っている宮原さんの大会記録を破れたことは大きな自信になりました。

ここからコースを3つに分けてそれぞれ過去の自分と比較して分析していきます。

UEDA VK FIRST HILL




まずはスタートから最初の登り。
4年前のタイム+47秒。
かなりゆったり入ってますね。
上田バーティカルの攻略法としては中間のダウンヒルをしっかり走れるか。
最初の登りで突っ込みすぎるとダウンヒルの脚に切り替わらず、足捌きが悪いままスピードに乗れません。
次でわかる通り、ここで抑えたからダウンヒルでPR更新できました。
抑えたつもりはないけど、今回は宮原さんを追う立場で気持ちが焦らなかった影響ですかね。
追いついたら勝ちだったので。

UEDA VK ELITE DH



続いて1.5kmのダウンヒル。
スイッチバックや岩がごろつくサーフェスもある、なかなかテクニカルなダウンヒル。
4年前のタイム−14秒。
前の選手を追い抜きにくく、避けるまで待ってたりもしながらのタイムなので、かなり攻めれてますね。

UEDA VK 2ND HILL



最後はダウンヒルが終わってゴールまで登り返す2回目の登り。
終盤には斜度40度近くなるポイントも。
この登りだけで4年前−1分18秒!
我ながらハンパないな…

バーティカルのコツとしては「出し切って終わる」こと。
僕も未だにバーティカルのペース配分に自信を持てないけど、前半でいっぱいいっぱいになってしまうと良いタイムは出ないです。
イメージとしては600mD+まではしんどさ80%。
600mD+からしんどさ100%のペース配分がいいんじゃないかな。

世界選手権考察


今年開催されるスカイランニング世界選手権。

2016年の世界選手権と同じ開催地、コースです。

その時のトップ3のタイムはこちら。


2.8km 1000mD+

🥉34'44"🥈34'42"🥇34'16"


このとき僕は36'27"で10位。


2016年の上田バーティカルから2分40秒早くなってる。

ということは…??


ワクワクが止まらないですね!

無事開催されるといいのですが…




最後に、

UEDA VERTICALのハイライトをどうぞ!