2023/06/19 | ともさかりえ オフィシャルブログ Powered by Ameba

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ともさかりえ本人によるオフィシャルブログ


 朝、インターホンが鳴る音で目が覚めた。こんな早くに誰だろう…と思ったらマネージャーさんだった。そう、私は寝坊したのだ。寝坊したという現実に気付くまで10秒くらいかかった。いやぁ、こんなにとんでもない寝坊をしたのは、何十年ぶりだろう。たまたま自宅から近いロケ地だったことと、メイクさんが15分で仕上げてくださったので、入り時間には遅れたものの、スケジュールの予定通りに支度は完了。(サウナロケで、ほぼ化粧してない設定なので通常よりも随分と支度時間が短縮できる) 寝るときはスマホをリビングに置いているので、LINEしても電話しても全く連絡の取れない私にマネージャーさんはビビったと思う。(現場のみなさんも)いや、申し訳ないことをした。

 現在、来月から放送のドラマ「湯遊ワンダーランド」の撮影中。6/8からクランクインして、まだ10日くらいしか経ってないのに、もう3ヶ月くらい撮影してきたような体感。ハードな撮影であっても、楽しければ軽く乗り越えられてしまうのだが、これがなかなかに大変で、そうなってくると心がやられるので、疲労感が何倍にも感じられる。メイクさんやカメラマンさんなど、私の心の内を察してくださるスタッフさん達のおかげで、なんとか撮影できている。ありがたい。

 待ちに待った撮休日は、メンテナンスと宿題で潰れるのだが、今日は絶対に大好きなサロンでトリートメントを受けると決めていた。今の私は心底癒しを求めている。優しくタオルをかけてもらったり、優しく撫でてもらったり、「ああ!わたし、大事にされているっ!」という実感が欲しかった。2時間かけて丁寧にトリートメントしていただき、でろでろにとろけまくった。

 芝居はひとりではできないし、ひとりではつくれない。役者とスタッフと全員で力を合わせて、同じ方向を向いていないと、おかしなことになってしまう。ドラマは特に時間がないから、「今の台詞、微妙に甘かったかも…」と思っても、台詞を言えていれば、実際はどんどん先に進んでしまう。とにかく時間がない。一昨日も、入浴、水風呂、入浴、水風呂を繰り返してからのサウナシーンは、もうヘロヘロで口が回らなくて笑ってしまった。身体は正直よね。気合いだけでは乗り越えられない世代になったなと、改めて実感するのでした。 

 ドラマの原作者である、まんきつ先生と対談もさせてもらって、先生の美しさと優しさにうっとり。びっくりな共通点もあって、このお役を演じさせていただくことになった縁を感じた。信じられるものって、本当に些細なことだったりする。このドラマの世界観を、先生にも視聴者のみなさまにも楽しんでいただけるように、明日からも撮影がんばります。来月まで生き延びて!わたし!

↑メイクで目の下にクマを作っていて、顔が死んでる人。