「湯遊ワンダーランド」の撮影が終わって1ヶ月ちょっと、やっと体調が戻ってきた。思っていたより回復に時間がかかってしまった。無茶をすると、こうなるんだなという明確な結論が出た気がする。このドラマの話になると、大変だったネタしか出てこなくて申し訳ないのですが、でもこんな面白い役に出会えてラッキーだったなと思っているんですよ実際。きつこのような役を演じるのは大変ではなかったですか？と、よく聞かれるのですが、1ミリも大変だと思っていない。演じること自体に苦労など感じておらず、全てが愛おしく、むしろ自由になれて楽しかったのでした。そういえば、吉田潮さんが「週刊新潮」の連載でドラマのことを褒めてくださっていて、とっても嬉しかった。これは嬉しかった。全12話ございますので、まだまだ楽しんでいただけますように。
そんなこんなで8月は、無理せずのんびり過ごすことにした。勢いでガンガン働こうかとも思ったが、あまりにも疲れ果てていて、そんなヘロヘロな状態で仕事を引き受けるのは相手にも失礼なので、ここはしっかり休むことにした。とにかく寝た。睡眠って本当に大事ね。これが削られまくった先月の私は廃人だったので、しっかり寝て身体を休めることに努めた。そして適度な運動。朝起きて軽くウォーキングするのも、心身に良い。早朝の清々しさというものは絶対的で、朝の空気と光って、生き物を元気にするパワーがありますよね。そろそろトレーニングも再開しよう。基本的に怠け者な私は、許されるのであれば一生ダラダラと寝巻きのまま過ごしていたいが、心も身体も健康に過ごすためには筋力も必要。
時間があるので、私にしては人と会う約束を多くいれている。これは時間と心に余裕があるからできること。撮影や稽古や本番があると、合間はメンテナンスで埋め尽くされてしまうけど、今だ！っていうタイミングは逃さずにいたい。先月末は、松尾スズキさんと、ディレクターでありイラストレーターでもある葛谷朱美さんと食事をしたのだが、とても楽しかった。まぁ、ブログに書けないことしか話してないのだが、私にとっては癒しの時間だった。松尾さんとは去年「命、ギガ長ス。」という芝居でご一緒させてもらったのだが、またギガ長スをやってみたいと話したら、松尾さん驚いていた。わたし如きが口に出してはいけないことだったか。でも、叶うことなら、また松尾さんの台詞は口にしてみたい。あの戯曲、本当に素晴らしいんだもの。
そして先日は、「湯遊ワンダーランド」の原作者である、まんきつ先生と待ち合わせ。降り立ったことのない駅にソワソワ。川沿いを歩き、良き風情の居酒屋へ。ここでも、ブログに一切書けないことしか話してないが、非常に楽しかった。なんの糧にもならない会話は本当に楽しい。あっという間に4時間たっていた。私は、先生のことが大好きだなぁ。カウンターに並んで食事していたのだが、その横顔が美しくて、まじまじと見つめてしまった。
あとは息子とごはんを食べたり、しのぴと遊んでお買い物してエンドレスお喋りしたり、ミュージカル「ムーランルージュ」に大興奮して大号泣したり、ナレーションの収録したり、夫と映画を観に行ったり、MWの来年の準備をしたり、そんな感じの日々。
↑なんてことを、書いて保存したまま時間が過ぎていた。8月も残りわずかですね。とんでもない台風や山火事など、胸が痛むニュースが多い夏。息子は久々に友達と遊ぶ約束をしていると話していた。夫は日曜日だけどジムで走ってくると出かけた。みんながそれぞれに元気でいてくれたら、それで充分。