ニプシー・ハッスル(Nipsey Hussle)が“The Marathon”というスローガンの着想を得た本と知り、読んでみました。




90年代前半の本ということもあり、今のマーケティングの世界では必ずしも正解ではないんじゃないかな、と素人目に思うことも当然書かれています。

しかしながら、近年盛んに言われている「コンテンツよりもコンテクスト」に通じるようなことをこの時期から提唱していた点には、ただただ敬服するより他にありません。

※ちなみに、この「コンテンツよりもコンテクスト」、そういう態度が壊してきたものもいっぱいあるような気がして、自分は依然としてコンテンツにしっかり拘りたい古い人間です…(笑)。だって、先述のニプシーだって、音楽がいいっていうのが大前提にあって成功を収めたはずで、ストラテジーや成り上がり精神だけであの影響力を手にしたわけではないと思うので。ただ、それを言い訳にどういうハッスル/グラインドが必要か、という点から目を逸らしてはいけないとも思います。

実は最近新しく始めようとしていることがあるんですが、この本を読んでいると「これでいいんだ」と思い背中を押される部分と、「ここは気をつけないといけないな」と思わされる部分の両方がありました。


これ以外にもニプシー関連の本はいっぱい買い込んでいるので、読み終わり次第感想をシェアしていきたいと思います!