日本が誇るボディビル界のレジェンドである、ビッグ・ヒデこと山岸秀匡さんの自伝です。

 

 

 

 

ボディビルに詳しくない人でも、YouTubeで筋トレに関する情報を得ている人なら、山岸さんの名前を知らない人はいないのではないでしょうか? 知らなかったという方は、ぜひこの機会にチャンネル登録してみてください。筋トレに関する有益な情報が学べるばかりでなく、自分自身が頑張るモチベーションになったり癒しになったりすること間違いなしです。

 

 

 

 

誤解の無いように言っておくと、山岸さんが本当に凄いのは筋トレYouTuberとしてではなくて、紛れもなくボディビルダーとしてです。日本人初のオリンピア出場や、同じく権威ある大会であるアーノルド・クラシックでの優勝。もちろん、そこに至るには我々の想像を絶するような努力をされたことでしょう。

 

だけれども、トレーニングや食事以上に才能がモノを言うのがボディビルの世界。そのことを誰よりも体感されているからか、山岸さんは、人と比べるよりも自らの成長を喜ぶ姿勢を奨励されています。競争の世界に身を置いていたのにそんなことを言えるのは、本当に素敵ですよね。彼が世界中で支持を集めている背景には、競技での実績もさることながら、そのお人柄があるのではないかと思います。

 

 

ちなみに、彼の口癖は、皆さんご存知のとおり「だけれども」。本著の中にもちりばめられていて、思わずクスッとします。