コロナ前にザ・フリー・ナショナルズ(The Free Nationals)を観て以来2年半ぶりのビルボードライブ東京で、ジョイス・ライス(Joyce Wrice)を観てきました。10/11(火)に横浜でも公演があるので、そちらを観る予定でネタバレが嫌な方は、観終わってからお読みください!

 

 

 

 

いやぁ、登場時から終始可愛すぎた…🥺 それが一番に浮かぶ感想です(笑)。2021年のベスト・トラックスの一つに彼女の「Losing」を選んだ僕は、同曲を最も楽しみにしていたと言っても過言ではないくらいだったんですが、彼女が最初にパフォームしたのがまさにそれだったので、序盤から興奮しきりでした。

 

今回のジョイスはブラトップにカーゴパンツというアリーヤ(Aaliyah)を彷彿とさせるようないでたちで、違ったら申し訳ないんですが、たぶんマライヤ・キャリー(Mariah Carey)よろしく常時風に吹かれながら歌っていました。キーボーディストとドラマーが1人ずつ、それに2人のダンサーを従えてのセットだったんですが、まあ踊る踊る! 『Overgrown』収録楽曲を中心に、息切れすることなく矢継ぎ早にパフォームするさまを目の当たりにし、あのアルバムはショウを観て初めて完結するんだな、今日ここに来てよかったと思いながら、ステージ上の彼女に釘づけになっていました。

 

「Westside Gunn's Interlude」ではウェストサイド・ガン(Westside Gunn)の"Brrr..."というアドリブを真似しつつキーボーディストとドラマーへの注目を呼びかけるお茶目な一幕もあり、「日本のダンサーがよくこれで踊ってくれてるのを見るの」と言いつつ「Good Morning (Mndsgn Remix)」(だったっけ?)をパフォームしてくれる一幕もあり、アドリブでジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)の「I Get Lonely」に繋げる場面もあり。そんななかで、我々日本のファンにとってハイライトの一つともいえるのが、「COVIDの期間中、日本語詞を使った曲を作りたくて作った」と本人が語る「That's On You (Japanese Remix)」を歌ってくれた時間だったのではないでしょうか? UMIちゃんのヴァースですが「もしか」っていう略し方、可愛いですよね。流行らせませんか?

 

終盤には、アフロな要素をふんだんに取り入れた出たてホヤホヤのEP『Motive』から「Bittersweet Goodbyes」と「Iced Tea」を披露。後者に関しては撮影も許可してくれました。アンコール後はもちろん「On One」で〆です。

 

 

 

 

終演後、当初の予定には無かったっぽいニュアンスでサイン会の開催がアナウンスされたので、CDを買って並びました。「2017年に日本に来てくれた時、あなたは僕のIGストーリーを見て、『この動画いいね! ちょうだい!』ってDMしてくれたんだよ」と伝えました。すっかりビッグになった彼女は当然もう日常的にファンのDMやストーリーに反応してくれるわけではないけれども、今も当時と同じく気さくで優しいジョイス・ライスであることに変わりはありませんでした。

 

 

 
 
9月にケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)のコンサートを観て、いいものは複数回観るべきだという教訓を得たので、横浜にも行こうかと迷っています(笑)。
 
 
 
 

告知

またまた久々の更新になってしまったので、告知事項が溜まっています。まず、これは行けなかったんですが、ジョイスと同じくビルボードで来日公演を行ったザ・ルーツ(The Roots)のディスク・ガイドを1作品分書いております!

 

 

 

それから、ジョーイ・バッドアス(Joey Bada$$)『2000』のレビューも!

 

 

 

さらに、読書の秋ということで、好きな音楽関連の書籍を紹介する企画に参加し、

 

 

9月のBEST TRACKS OF THE MONTHにも参加し、

 

 

極めつけはこちら! LA旅行記✈️🌴

 

 

 

そう、黙ってたんですが、9月にLA行ったんです。主にケンドリックを観に。この時といい今日といい、やっぱりコンサートはいいなぁ。ちなみに英単語で"concert"ってジャンルを問わないのに、カタカナになった途端に、少なくともラップには似つかわしくない印象がありますよね。なんでだろう? まぁいいや。よかったら3連休で全部読んでみてください〜!