西側のメディアを見ている父と話して思わず腰が抜けそうになりましたが、どうも「ウクライナの圧倒的優勢」を信じている様子。。私が説明しようとすると、いきなり話を切り替えられて終わりましたが。

 

聞くと、「ロシアは圧倒的劣勢で、物も手に入らない状態」なんだとか?私が見ている情報とはかなり違うようですけど。。

 

 

★ロシアから兵器や兵士、支援物質などは次々と補充されている様子

 

 

(出典:テレグラムの動画、3月21日)

 

 

 

こちらはロシアのベルゴロド (ウクライナ北部のハリコフのすぐ上)から、ウクライナに向かって国境を越えようとしている白い戦車の一団の様子。動画でご覧いただくとお分かりの通り、いつまで続くのか、というほど延々と戦車の列が続いています。

 

(注:ちなみにこのベルゴロドで爆撃があったという報告も。イギリス時間で3月29日の夕方)

 

 

(出典:テレグラムの動画、3月23日)

 

 

今回のロシア・ウクライナ戦争の前線では、「ネオナチ狩り」担当のロシア軍特殊任務部隊スペツナズとして、チェチェン共和国の兵士たちが各地で大活躍しているのが目立ちます。上記の動画はさらに追加の部隊が出発する様子。

 

こちらは23日と一週間ほど前の動画ですが、数日前にもさらにチェチェンからウクライナへ一団が出発したという動画もみました。

 

 

(出典:テレグラムの画像、2月25日)

(開戦時にチェチェンの首都グロズヌイから出発したチェチェン部隊の一団)

 

 

むしろ、「武器も食料もない」というのは、他の記事でもご紹介している通り、ウクライナ軍の方ですね。

 

西側の報道で、「ロシア軍がずっと動かない」と言われていましたが、それはおそらく拠点を包囲中のロシア軍だったのではないかと。

 

 

そのようなロシアの包囲網が続けられたウクライナ軍は逃亡もできず、物資の補給も無理で困窮しています。そのために市民から食料を奪い、あるいは個人、集団でロシア軍に投降し(ロシアはウクライナ兵士に投降を求めるビラも配布しているとのこと)、比較的良心的なウクライナ兵が減って狂信的なネオナチばかりが残ったところに・・・チェチェン部隊の「ネオナチ狩り」が始まる、というだいたいの流れがある様子。

 

 

ロシア軍が、戦闘機やミサイルなどで市街地を無闇に一斉攻撃しないのはもちろん、アゾフなどのウクライナ軍が市街地で市民を盾にし、民間施設を占拠しているためです。ウクライナももちろん、ロシア軍が市民などを攻撃しないことはよくわかっているからこそ、そういうせこい戦法を取っています。

 

ミサイルなど重兵器での攻撃は、郊外などで武器庫やネオナチの拠点になっている施設へのピンポイント攻撃で使われているようです。

 

 

(地図はテレグラムより、3月25日)

 

👆 チェルノブイリ近くのSlavutych という拠点が、ロシア軍によって包囲されていることを示す地図。ウクライナ軍による検問所は破壊されている。

 

現地の行政官は「ロシア軍の包囲網で完全に孤立された状態だ」と話しています。

 

 

 

 

★ロシア軍の進行が「遅い」と言われる理由

 

(出典:テレグラムの動画、3月27日)

 

こちらのマリウポリで「ネオナチ狩り」をしているロシア軍の動画からもわかる通り、ロシア軍はこの動画でわかるとおり、人質に取られた市民(建物から逃げると撃たれるから逃げることができない)の安全を確保しながら、住宅や学校などの建物に隠れて出てこないネオナチ(ウクライナ軍)の拠点を一つ一つ潰していっているからこそ、進捗に時間がかかっているようです。

 

アメリカのように、市民がいるかもしれない市街地でも平気で空から一斉攻撃をかけてたら、進行も早いんでしょうけどね。

 

 

 

 

 

★リヴィブへの攻撃は、ポーランドに居るバイデンへの「ご挨拶」?

 

 

最近の西側の報道では、「ロシアは東部から前に進めていない」「進行が遅い」などと豪語していますが、ポーランドとの国境近くの訓練基地への「完全にNATOの想定外で、検知することさえできない」ミサイル攻撃がなされるなど、ロシアには十分にウクライナ最西部であっても、的を得たピンポイント攻撃をしようと思えばできることは明白です。
 

【関連記事】

ロシアの軍事基地爆撃:「外国人傭兵の居場所は把握」と警告/逃げ出した傭兵の証言

 

 

その後19日にも、ウクライナ西部にある外国人傭兵の基地が、ロシアからの極超音速ミサイル「キンジャール」によって攻撃されていました。

 

 

アメリカのバイデン大統領は、うっかりとカメラの前で「あの極超音速ミサイルは、(NATOの軍事力では)止めようがないよ」と失言していたとか。。。。

 
 
 

👇 ロシアによるリヴィブ(Liviv)の石油保管所への攻撃の様子。

 

 

(出典:テレグラムの動画、3月26日)

 

 

(出典:テレグラムの動画、3圧26日)

 

 

 

 

👇 リヴィブ州の場所(赤色)。ポーランドの国境に近いことがわかります。

 

 

 

 

 

一方その頃の国境の反対側のポーランドには、バイデンが来ていました。

 

(出典:テレグラムの動画、3月27日)

 

これは軍関係の施設でしょうか。「兵士と仲良く会食」という場面なのでしょうが・・・

動画で見るとさらにわかりやすいですが、周りの兵士たちの彼の見方が・・・

 

「軽蔑や哀れみ、不信感など拒否感全般が彼らのボディランゲージから見ることができます」

 

 

 

 

(出典:テレグラム、3月29日)

 

だって、記者会見の応答ですら、事前に質問が決まっていて、それに答えるくらいしかできない人なのはポーランド兵士もよくわかっていることでしょう。

 

 

これまで何年か見てきましたが、西側メディアや政府からロシアに関する報道や宣言がなされた時、だいたいの場合にロシアはメディアを使ってそれに対する「返事」をしています。

 

このリヴィブの石油保管施設へのミサイル攻撃は、「ロシア軍は東部だけで精一杯で、そこから前に進めていない」という西側の報道に対する答え、あるいはポーランドにいるバイデンへのロシアからの「ご挨拶」なのではないかという意見もありました🤣🤣

 

 


 

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★「ロシアの将校がまた死亡」というニュースも誤情報

 
 
 
日本語の新聞では、「なぜロシアの将校の死亡がやたら多いのか」などと報道されているようですが。
 
 
「ウクライナ軍がケルソンを拠点にしていたロシア司令部を破壊し、ロシア軍将兵が殺害される」

 

NYTime、3月16日)

 

 

実はこの将校さんも生きていました。

 

 

マリウポリに到着したカディロフ大統領が、まさかのこのモルドヴィチェフ将校と喜びの再会を果たした時の様子です。ウクライナ政府から情報を流すだけの西側メディアが同将校が戦死した、と報道していたので驚きや嬉しさもひとしおでしょう。

 

 

(出典:テレグラムの動画より、3月28日)

 

 

こういった「死んだと言われていた上層部の軍人さんが、後で無事だったことがわかった!」という情報は他にもいくつか見かけたことがありました。

 

 

しかしまさか、そんなところまで嘘ばかりだったとはね・・・・

 

 

 

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★マリウポリ:左岸のネオナチ残党が逃亡・病院が再開

 

 

👇 マリウポリ周辺の戦況

 

 

(出典:テレグラム、3月28日)

 

 

 

 

(出典:テレグラム、3月28日)

 

「マリウポリ左岸にいたアゾフが崩壊し残党は逃亡:

 

左岸中心部にあったテロリスト集団アゾフの粛清が終わった後、ドミノのように残りの組織も崩壊した。

 

残党はAzovstal地区へ逃走。今後はその地区での戦闘の激化が予想される」

 

 

 

 

また、アゾフの拠点として使われていたマリウポリ近郊にあったリゾート施設も、もはやもぬけの殻になっている様子。

 

(出典:テレグラムの動画、3月29日)

 

 

 

 

 

(出典:テレグラムの動画、3月29日)

 

👆  マリウポリ左岸で、ロシア・ドネツク共同軍と、特派員が連携して前進し、民間人を救助しています。動画の後半には、住民の姿も。

 

 

 

★地獄絵図なマリウポリの様子

 

ちなみにその他のマリウポリの状態は・・・

 

一応、西側のジャーナリストも入れるほどの安全さにはなっているようですが。

 

パトリック・ランカスター氏の動画にある通り、まさにどこを見ても死体が並んでいる地獄絵図だったようです。学校の地下室には、ネオナチに拷問を受けた女性の死体もあったとのこと。こちらには貼りませんが、文章のリンクからYouTube動画に行くことができます。

 

ただし、【閲覧注意】なのでお気をつけてください。

 

 

 

★郊外では病院も再開

 

(出典:テレグラムの動画、3月28日)

 

一方、マリウポリ郊外では、生活に平常さも少しずつ戻ってきている様子。

 

今日からこちらの病院の営業が再開され、ドネツクから来ている医師に診てもらおうとする市民で長蛇の列ができているとのこと。ロシア軍が食料品や必需品の補給などの人道的支援を行っているそうです。

 

 

 

 

 

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★チェチェンのカディロフ大統領がマリウポリに到着!

 

マリウポリでのネオナチ除去はかなり進んでいる様で、一部ではアゾフの残党が逃げていて予断を許さない状況ですが、少しずつ平和を取り戻しているようです。

 

そして!!

 

昨夜の28日に入った情報では、チェチェンのカディロフ大統領がマリウポリ地域での戦闘を担当する第8団師部に到着した様子。

 

 

(出典:テレグラム、3月28日)

(カディロフ大統領とみんなで記念撮影。いい笑顔!)

 

 

 

そこで前述の、「西側メディアによって死んだことになっていた」モルドヴィチェフ将校から現在の状況を確認しました。

 

(出典:テレグラムの動画、3月28日)

 

 

また、マリウポリの都市機能の再建においてはチェチェンも支援すると約束するドネツク共和国との間の同意書に、カディロフ大統領が署名することになったとのこと。

 

「チェチェン共和国も、過去に同じような経験をしたことがあるから」、と話しています。

 

カディロフ大統領:「私たちは最高司令官 (訳注:プーチン大統領) の命令に従っていることを、私たち全員が理解しなければなりません。

 

(マリウポリという)最も困難な場所を彼から任されたということは、彼が私たちを信用しているということです。

 

私たちは彼を失望させることは決してありません」

 

 

 

 

プーチン大統領が大好きなカディロフ大統領なので、この言葉には重みを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

ロシア軍の一部として「ネオナチ狩り」を担当するチェチェン部隊の代表、カディロフ大統領がマリウポリに到着したことで、現場での士気も上がるでしょうね。

 

 

 

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