先日の記事、「ロシアからバイデンへ「ご挨拶」:将校死亡もガセ情報:チェチェンがマリウポリの再建を支援する約束」でお伝えした通り、アゾフ残党がマリウポリの左岸からアゾフスタル逃げ出していましたが、その残党に対するロシアからの集中的な攻撃が始まっており、多くの映像などが入ってきています。

 

 

その攻撃の事前に、「ネオナチ狩り」担当のチェチェン部隊代表のカディロフ大統領から、ネオナチやウクライナ政府関係者に対する最後の投降のお願いのスピーチと合わせて戦況をまとめました。

 

 

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カディロフ大統領からネオナチ残党への「最終通告」

 

 

 

「スラブ同士が戦うのは間違っている」- アゾフにあと一日のチャンスを与えるカディロフ大統領

 

アメリカは、ウクライナを利用して大陸全体を破壊する準備をしている、という彼の話は、アメリカがケムトレイルや病原菌の空中散布によって市民らの健康を阻害することを計画している、という今日のロシア国王省の主張を裏付けています。

 

(世界の裏側から:この件は重要で、かつ詳細な情報もありますので、後日翻訳したいと思います。)

 

 

カディロフ大統領からウクライナ軍・ウクライナ政府関係者への懇願

 

 

こんばんは。アゾフスタルのあの工場や区域全体にいるシャイタン(訳注:イスラムでいう「悪魔」)やバンデラ主義者、ナチの人たちに向けてお話したいことがあります。【注1】

私たちはあなた方の通信内容を傍受できるので、あなた方が降伏したがっていることは知っています。あなた方はまた、誰に降伏すればよいのか、誰に降伏すれば一番傷つかずに済むか、と迷っているということも。

そこで私から言わせてください。もし武器を置いて、自主的に出てきたら私たちは攻撃しません。【注2】

私たちは誠意をもってあなた方と共に働くでしょう。しかし、工場から出てこられた場合、あなた方は法律にのっとって扱われることは理解してください。

あなた方が正しい道を選んだなら・・・私たちの大統領(訳注:プーチン大統領)は恩赦を出すでしょう。

大事なことは、あなた方には明日までの一日しかないということです。その後、あなた方は壊滅させられます。お願いですからどうか聞いてください。

次にウクライナの保安局(SBU)や軍の方たちへ。

あなた方に残されたリソース(人員や兵器、物資など)がどれほどか、よくご存じで、もうすぐ終わりであることはわかっているでしょう。あなた方はすでに負けているのです。

どうかお願いです。男らしく、あなたの国、人々、あなた方のご両親の子供になってください。シャイタン(悪魔)やアゾフ、ナチのことは恐れないでください。

自分たちをシャイタンと呼んでいるあの人たちには、イスラム教徒らしさはみじんもありません。

あなた方は自国民を守ると宣誓をしたはずですが、いったいなにを見ているのですか?ウクライナをあなた方に任せたのは、ウクライナの市民ではないのでしょうか?あなた方は一体、誰と戦っているのでしょうか?

ロシアとウクライナはみんな、スラブ民族という一つの信念を共有しています。

どうか、ロシア軍や諜報機関と共に働いてくださるよう、お願いします。カーコフやキエフという美しい都市をこれ以上破壊しないためにも。

あなた方の中には、誠意のある高官の人もいるでしょう。そういった人が新しい道を進めば、他の人もそれに続くはずです。絶対にそうなるでしょう。

ゼレンスキーはあなた方の信用を勝ち取ることはありませんでした。国会もそうです。あなた方はご存じでしょう。

戦争では人が死にます住宅や都市にいる人たちは飢餓で死んでいます。バンデラ主義者(訳注:ウクライナ軍)が市民を逃さないからです。

市民は彼らの人間の盾となっています。あなた方の奥さんやお子さんは、この後にあなた方をどのような目で見ることでしょう。

私には言葉も見つかりません。あなたは一体何になるのでしょう?お願いですから、決断をするこの最後のチャンスを見逃さないでください。一人が足を踏み出せば、他の人たちもついていきます。

(プーチン)大統領があなた方に恩赦を与えるでしょう。過去にチェチェン共和国でそうしたように。

大統領からの恩赦が出された後、あなた方の兄弟国のロシアやベラルーシなどの国と共に、ウクライナで都市を再建する手助けをすることができます。

あなた方には欧州やアメリカは必要ないはずです。アメリカなど、海の向こうじゃないですか。ロシアは隣にあり、あなた方の兄弟です。

アメリカはウクライナを軍事上の駒として利用しています。

彼ら(アメリカ等)は私たちの大陸上のすべての人を破壊する準備をしています。【注3】


どうぞ、正気を取り戻してください。人間らしくなってください。

私たちのお願いを聞いてくださるのであれば、それがあなた方だけではなく私たちにとっても最善です。子供や女性、お年寄りが泣くのをこれ以上、見たくはありません。

しかし私たちから離れようとする者は、壊滅させます。どうか抵抗しないでください。

降伏が最善の道です。近くの上官に相談し、将来の行動を決めてください。

正義が広がりますように。これはチェチェンの第一代大統領、アクメット・カディロフ(第一代のチェチェン指導者で、現カディロフ大統領の父)の言葉です。
 

 

 

 

 

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【戦況・解説】

 

【閲覧注意】

👇この先に紹介されている画像の元になった映像には、一部の方には不適切な映像が含まれているものもあります。

 

こちらには安全な画像だけにしてありますが、リンク先での動画をご覧の際には十分にご注意ください

 

16歳以下の方は、この先も👇、テレグラムのページもご覧にならないでください。

 

 

【注1】

アゾフスタルの工場および周辺地区におけるロシア軍の徹底攻撃およびその後の様子

 

カディロフ大統領は「期限は今日まで。明日からは容赦なく攻撃を仕掛ける」とした翌日でしょう。

 

ロシア軍はその言葉通りに行動したようで、周辺にはアゾフの残党兵の死体があちこちに散乱しているとのこと。

 

 

(出典:テレグラムの動画、3月31日)

☛マリウポリにあったアゾフの拠点の一つ。ここも壊滅済み。

 

 

(出典:テレグラムの動画、3月31日)

☛チェチェン部隊だけでなく、ロシア軍の空挺部隊もマリウポリで活動

 

 

 

 

(出典:テレグラムの動画、3月31日)

 

☛アゾルスタルへの道には、アゾフ戦闘員の死体や破壊された危機、爆撃弾や地雷、ロケットなどの欠片が散乱しています。

 

 

 

 

(出典:テレグラムの動画、3月31日)

 

「ロシア軍は高精度の武器を用いて、「アゾフスタル」工業地帯にあるマリウポルの冶金工場で、民族主義者「アゾフ」が隠れていた建物を破壊」

 

 

 

 

(出典:工場内部を撮影したテレグラムの動画、3月31日)

 

☛この撮影時点では、まだロシア・ドネツク共同軍による攻撃が続いており、動画では爆音が何度も響いていました。

 

 

 

 

★マリウポリから脱出しようとしていたウクライナ軍のヘリが「NATOの兵器」を使った攻撃で墜落

・NATO関係者らを乗せていた可能性

 

 

(出典:テレグラム、3月31日)

ロシア空軍の攻撃により、マリウポリ近郊でヘリコプター2台が墜落。

一台は住宅街の近くに落ちた。二台目の墜落場所、および具体的な被害については確認中

 

 

(出典:テレグラムの動画、3月31日)

墜落したヘリコプターの残骸

 

 

 

(出典:テレグラム、3月31日)

マリウポリの外国人傭兵・顧問:避難に失敗

キエフ政権がこのような避難を試みた理由とは?

☛マリウポリ担当の防衛本部でアメリカ人およびイギリス人の軍事顧問のグループ、そしてウクライナ保安局のイギリス人の顧問数人の合計約20人が、マリウポリから逃げ遅れてアゾフスタールで包囲されている、と非公開の外国の民間軍事企業のグループに書き込みがあった。

☛包囲された「アゾフ」(とNATO関係者?)を全員船で海上輸送するという計画で、同グループの避難にマクロン大統領が巻き込まれたが、ロシア政府による交渉拒否で失敗。

現在、緊急に避難させる試みが行われている(ヘリコプターによる突破を2回試み、いずれも不成功)。

 

 

 

 

(出典:テレグラム、3月31日)

 

 

ゴンザーロ・ライラ氏からの情報:

【概要】
ウクライナ軍はヘリコプター3台を飛ばせてマリウポリから戦闘員を避難させようとしていた成功する見込みの非常に低い、自殺行為であった。

 

ではなぜ、成功する見込みの少ないこの行為にウクライナ軍は戦闘機を用いたのだろうか。

 

フランスのマクロン大統領は、フランス・ギリシャ・トルコの支援の下にマリウポリから「人道的避難」を実施する許可を求め、プーチン大統領にしつこく電話をかけていた。

 

フランス軍諜報機関代表は、ウクライナ国内における状況を「適切に評価」することに「失敗」したとして解雇されている。

 

 

 

 

(出典:テレグラム、3月31日)

続報: 墜落したウクライナ軍のMi-8機への攻撃には、マリウポリの解放任務中に回収されたスティンガーMANPADSが使用されていたことが判明。

 

 

☛この武器は、日本語では「91式携帯地対空誘導弾ウィキペディア)」と呼ばれる兵器でした。

 

 

・・・製造元には驚きでしたが、どうしてこんなものがウクライナで回収されているんでしょうね。

 

他の情報源では単にスティンガーとだけ表示されていましたし、前モデルのスティンガーはアメリカ製なので、ひょっとしたらそちらだった可能性もあるかもしれませんが・・・?

 

ロシアからの「NATO 関係者への警告・あてつけ」として、意図的にこの兵器を使った可能性もおおいに考えられます。

 

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つまり、

 

カディロフさんからの「今投降したら、まっとうに扱ってあげるから」という呼びかけがあったので、マクロンが必死で動くほどの「重要人物」がまだマリウポリから逃げてなかった場合でも、その人がウクライナ人であれば、堂々と投降はできたはずです。

 

でも、それが「できなかった」と考えると、外国人で、さらに公に知られては問題のある人物だったと推測されます。

 

さらに、ロシアは(もちろん事情を知った上ででしょう)NATOの兵器を使っています。

 

・・・ここでもまた、ロシアは「敵はウクライナではなくNATO」だという認識を、明らかにしているように思われます。

 
 
 
 
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(出典:テレグラムの動画、4月1日)

 

カディロフ大統領のテレグラムのページより。

 

 

チェチェン部隊の兵士たちは、マリウポルの国民党を包囲している地区の中を、迅速に進撃している。敵の射撃位置を発見から、数分のうちに脅威を排除。押収した機材はすぐに有効活用している。

残されたウクライナ軍の兵士たちは、死に物狂いで街から逃げ出そうとしている。逃げ遅れたゲリラたちは、民間人から隔離された民家に一時的に避難しているが、そこには短時間しか滞在しないことが知られている。

我々の仲間はナチスを根絶やしにする決意を固めている。マリウポリに留まるつもりはない!

 

 

【注2】

 

★投降したウクライナ軍兵士は人道的・合法的に扱われている

 

ウクライナ軍は、捕虜になったロシア軍兵士を拷問、殺害しており、その多数の証拠はインターネット上で広がっています。

 

ちなみに、「ウクライナ軍と共に戦う!」と参戦した外国人傭兵についても、ウクライナ軍と行動を共にしていた一般の傭兵に対して、ウクライナ軍兵士は想像をはるかに超えた恐ろしい扱いもしていたという、証拠の写真も見ました。こちらもテレグラムだけでご紹介しています。

 

一方で、ロシア軍に投降した、あるいは捕虜となったウクライナ兵士たちは、食事やけがの治療、身だしなみを整える、家族への電話を許されるなど、人道的かつジュネーブ条約(戦争での捕虜の扱いを定める国際法)を順守した扱いがなされているという証言、証拠もたくさんみてきました(参考:テレグラムの動画)。

 

 

【注3】

 

★アメリカによる国際的なケムトレイル・病原菌の散布の計画については、後日記事にします。

 

 

 

 

後味が悪いので、ロシア軍兵士とウクライナの子供たちの画像でしめくくります。

 

 

(出典:テレグラム

☛ 2月25日に紛争が開始され、現在では安全を取り戻したメリトポリ(ウクライナ南部)でのロシア軍兵士と子供たちのほのぼのした光景