軍事系の情報です。興味のない方は、

 

西側が「切り札」としている極超音速ミサイルが一斉発射されても破壊できる対空ミサイル防衛システムをロシアが持っていて、大量生産されていること

 

・逆に、ロシアの極超音速ミサイルは、NATOの現在の対空システムでは止めることができないとNATOも認めていて、実際にウクライナ西部(ポーランドとの国境近く)へもロシアは繰り返し、長距離・高精度ミサイル攻撃を成功させていてそれを証明している

(リンク先より:「宇宙作戦担当の副長官であるデビッド・トンプソン将軍は先月、米国はロシアや中国に比べて『極超音速計画で進んでいない』と警鐘を鳴らしたと、ポリティコは報じている」)

 

これだけご理解いただければ。

 

つまり、西側がよく「ロシアの兵器は時代遅れ」で、「アメリカは最高・最新の兵器を持っている」と薄っぺらく報道しているのはいつも通りの真っ赤な嘘だということです。

 

 

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ロシア:「F22キラー」のS-500地対空ミサイルシステムの大量生産が始まる
Russia Puts Its ‘F-22 Killer’ S-500 Missile Defense System Into Mass Production As Tensions Boil Over Ukraine
4月25日【EurasianTimes】
https://eurasiantimes.com/russia-puts-its-f-22-raptor-killer-s-500-missile-defense-system/

ロシアの最新対空ミサイル防衛システムS-500(プロメテーイ)はすでに量産に入っていることを、ロシアの防衛技術企業アルマズ・アンテイ社のヤン・ノビコフ代表が月曜日に明らかにした。

 

 

 

「現在、S-500システムの量産は、国内の最新の科学技術を駆使して開始されています。

 

このシステムの戦闘能力は、これまでに作られた対空ミサイルシステムや複合機の能力を大きく上回っています。

 

S-500は、ロシアの航空宇宙防衛システムのベースとなる可能性があります。国家防衛命令が指定した期間内に、ロシア軍はS-500を手にすることでしょう」

 

ノビコフ氏は、ロシアの雑誌『National Defense』に伝えた。

 

 

S-500プロメテーイの概要


S-500 プロメテーイは、射程600kmとする次世代地対空ミサイルシステムだ。

 

大陸間弾道ミサイルや極超音速巡航ミサイル、ステルス航空機を迎撃・破壊するために設計された対ミサイル防衛能力を高めた汎用高高度迎撃複合機となっている。

 

S-500プロメテーイ(ロシア語でプロメテウスを意味する)はすでに開発済みで、2021年7月に最初のテストで成功していた。ロシアのユーリ・ボリソフ副首相によれば、9月にはロシア軍がS-500の最初の荷受けを開始しているという。

 

 

 

 

そして10月には、ロシア航空宇宙軍第15特殊部隊軍によって、モスクワと同国中央工業地域をカバーするS-500の最初の旅団が配備された。

 

S-500のカバー範囲は約370マイルで、その範囲内では秒速4.34マイル(秒速7km)で飛行する弾道超音速端末ICBM弾頭を最大10個まで探知し同時に対抗できるとされる。

 

S-500プロメテーイは、戦場での戦術的な防空だけでなく、各国が開発中の極超音速ミサイルの一斉発射を破壊することができるとされ、世界でも最先端のシステムとして評価されている。 

 

 

(画像:出典)

 

ロシアの評論家によると、S-500は主要なターゲットである巡航ミサイルや弾道ミサイルに加えて、低地球軌道上の衛星や第5世代ステルス航空機までターゲットにすることができるという。さらに、電子的な干渉に対する高い耐性によって、システムの生存率が高まるとされている。

 

S-500は、現在使用されている老朽化したA-135ミサイルシステムに代わるものとして、防衛技術企業アルマズ・アンテイ社によって開発されたものである。

 

S-500は、S-400 トリウームフの改良版と考えられているが、S-400を置き換えるのではなく、S-400を補完するものであると言われている。 

 

 

 

 

 

NATOによるウクライナへの兵器供給強化の動き

 

ポーランド首相府のミハエル・ドウォシク長官は月曜日、ロシアの軍事作戦の中でウクライナに供給された武器の量について、米国に次いでポーランドが2位であることを明らかにした。

 

(グラフ:出典、ウクライナ政府への各国の支援内容。黄色が軍事、青が人道、赤が資金)

 

土曜日、ポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相は、ウクライナ政権がロシアに立ち向かうことができるよう、ポーランド政府は対空・対人装備や重火器・弾薬などさまざまな武器を供給していると主張。また、ポーランドのウクライナへの軍事援助は16億ドルを超えているという。

 

(画像:出典、「ポーランドからウクライナへ戦車や200台が送られる。その他歩兵先頭車(IFV)なども提供」)

 

 

(画像:テレグラムの動画、ポーランド・ウクライナの国境でウクライナへ入国しようとしている兵器など)

 

「私たちポーランドが供給の詳細を明らかにしないのはもちろんですが、ポーランドは、米国の直後に、ウクライナに最も多くの武器を派遣している国である点は明らかにしておく必要があります」

 

そして先ほどの70億ズロチ(約16億ドル)というのは、ウクライナへの軍事支援の費用で、一部の兵器ではポーランドの支援が最も多いと国内のラジオ局で話していた。

 

ロシアがウクライナで軍事行動を開始した後、アメリカおよびその同盟国は数十億ドル相当の武器と軍備をウクライナに送ることを急いだ。これまでにアメリカ政府はウクライナ政府に17億ドルの軍事支援を行っており、アントニー・ブリンケン米国務長官はロイド・オースティン米国防長官と日曜に同国を訪問した際、さらに支援を行うことを約束した。

 

米国は、ウクライナと他の十数カ国に対して、さらに7億1300万ドルの対外軍事援助を割り当てる意向である。これらの国は、自国の予備軍のために新しい武器を購入したり、ウクライナに提供した武器の補償を行ったりするためだと、ブリンケン氏は述べた。

 

ロシアは、西側からウクライナへの継続的な武器の流れは、火に油を注ぎ、交渉プロセスを頓挫させると繰り返し非難してきた。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は先週、同省がウクライナに殺傷力のある武器を提供しているすべての国に対し、警告を発したと述べている。

 

 

(翻訳終了)