【注意】

この記事には死体などの画像はありませんが、言葉の内容だけでもかなり悲惨な内容になっています。お読みの際はご注意ください。

 

 

このウクライナ軍から見捨てられた部隊の主張は、これまで見てきたウクライナ兵捕虜の証言や、その他前線から送られてくる最近の情報と一致し、まとめたような内容になっています。

 

 

また、この兵士が何度も「肉の塊」と言っている件について。

 

第二段階に突入してから、マリウポリのような市街地線は姿をひそめ、フィールドや森などでの戦闘が目立っています。塹壕(トレンチ)での戦闘も多いようですが、毎日山積みにされた、あるいはフィールドや森に並ぶウクライナ兵士の死体の画像を見ることがかなり増えています。

 

その様子から、前線の様子が「ひき肉製造器(Meat Grinder)」と呼ばれることが多くなっており、たしかにその言葉の通りとしか言えないような悲惨な状況です。

 

しかも、動員から意味も分からないまま前線に出され、まともに武器も弾丸も渡されてない場合が多いようで、無駄に死にに行くためのようになっています。。。

 

 

生き残ったウクライナ軍兵士が軍上層部に対して懇願

IN VIDEO: UKRAINIAN SERVICEMEN WHO SURVIVED IN IZYUM AREA, APPEALED TO THEIR COMMANDERS

 
 

ウクライナ軍、第79旅団兵からの上層部へのお願い

私たちは第79旅団第2、3大隊の兵員です。私たちはヤンポルの村に配置されています。

司令官は私たちを森に案内して(死亡したウクライナ兵の死体を埋めるための)穴を掘らせました。私たちは大勢いましたが、シャベルを数本しかありませんでした。私たちはゴミのように扱われ、銃剣を取り付ける時間さえありませんでした。

私たちは5~6日間そこにいましたが、司令官は私たちを見捨てました・・・そして今、私たちは生き残ったからというだけで、脱走兵として扱われることになりました。その穴の中には、まだたくさんの死体が横たわっています。

特に、私たちを助けてくれる志願兵や私たちを見捨てた将校たちに聞いて欲しいことがあります。私たちは大砲が欲しいとお願いしましたが、サポートも何もありませんでした

そして空からの攻撃への防衛手段もないまま私たちは(ロシアの)空軍部隊に負けました。私たちは愚かにも、肉の塊のように投げ出されたのです。

 

その後私たちは外に出て、軍の上官に確認しました。その上官は言いました。「突撃旅団の司令官が戦車へ接近戦をするように命令を出していた」

どうかお願いです。私たちはこのような経緯で脱走兵とみなされ、敵として、戦場を離れた脱走兵として裁判にかけられることになります。

しかし我々は戦場から離脱したのではなく、生き残ることを決意しただけなのです。


無謀にも装甲車相手に手持ちの兵器で戦いを挑まされ、3割の者は生きて地獄から出てくることができましたが、残りの7割の仲間は森の中で死体となって横たわっています。

彼ら(軍上層部)は私たちをすべて有罪にしたがっていますが、私たちは指揮官こそが有罪だと考えています

私たちはムイコラーイウ(Mykolaiv)に移動したいと頼みました。そこで襲撃の準備が行われているからです。しかし上官らは私たちをここに残すことに決めました。皆さんに真実を知られないように、私たちをここで終わらせたいからです。

第95旅団と第79旅団は解体されました。私たちは予備兵にすぎず、契約軍人も数人います。契約軍人でさえ、これは最悪の状況だと理解しています。私たちはただの肉の塊として放り込まれたのです。

将校らは戦場から逃げ出しています。お願いですから、考えてください。そうしないと私たちは懲役になってしまいます。


突破の1時間前に将校たちは司令部を離れ、私たちを見捨てました。突破口が開かれたとき、私たちは支援を求めましたが、「円形防御を占拠せよ」とだけ言われました。KSP(司令塔・監視所)に行くと、そこはすでに空っぽでした。

戦車1台に対し30台で、2人、3人、5人とグループになって出て行きました。第二陣まで行っても、援護してくれるはずの人が全然いないのです。

私たちは諦めていません、戦いたいのです、でも75突撃旅団では無理なのです。

負傷者を見捨てるような戦い方はできません。将校は車で逃げ出し、負傷者を助ける気もありません。恥ずべきことです。そんな奴らは将校じゃなく、ただのペテン師ですよ!


(動画ココまで)

 

 

 

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【コメント】

 

この部隊はまだ、ウクライナ兵士を埋葬しようと生き残り兵に命じただけまだマシな方ですが。そうでない部隊の場合は、ロシア兵が遺体の埋葬を行っています。

 

その際の身元調査(ID確認)で、動員されて間もない兵士が多いことに気がついたロシア軍が、ウクライナ軍に向かって「動員したばかりの兵士を前線に出さないで欲しい」とお願いした、という話も聞いています。

 

ロシア軍がしつこいくらい投降を呼びかけているのも、こういった一般兵の被害を減らすことも目的でしょう。ロシアの特殊任務はあくまでも「非ナチ化」と「非武装化」なので、対象はナチ系の人間であり、また武器を置いて投降した兵士は「非武装化」して兵力ではなくなりますから。

 

 

このような、前線の兵士や捕虜などからのウクライナ軍上層部やゼレンスキー政権に対する不満の声は以前からかなり多かったのですが、集団投降などが続く中、内部情報もかなり出てきています。

 

投降兵の多くは、腐敗だらけで兵器などリソースもまともな訓練もなく、上官はすぐに逃げ出し、給与支払いすらなく、士気がないことを補うために軍全体に麻薬が配られていることなどを証言しています。

 

このような動画の火消しをしようとしたんでしょうか?アレストビッチは次のような発言をしていました。

 

 

(出典:テレグラム

ゼレンスキーの広報官アレストビッチ:
「ウクライナ軍はパニック状態にあり、多くの戦闘員が親族に連絡を取って『全てが失われた!』といったメッセージを送りまくっている」

 

(参考画像、アレストビッチ)

 

 

☛パニック状態でない兵士たちも、かなりの不満を表していますけど?実際に、「すべてが失われた!」という状態によくなっているようですけど?

 

 

 

★その他のウクライナ兵捕虜、兵士からの証言まとめ

 

★給与の支払い拒否

 

(出典:テレグラムの動画

 

給与未払と司令部の深刻な腐敗に不満を漏らす兵士

 

ウクライナ軍第95旅団には2か月以上給与の支払いがない。財務担当者からの回答によれば、この部隊はすでにキエフの軍司令部から見限られたようだという。

 

 

☛ウクライナ政権は最近、財政破綻したという話もありますし、前からかなりの自転車操業だったそうですし。

 

 

 

★上層部や外国人傭兵に比べ一般兵の給与が低い

 

ウクライナ兵の「軍上層部の腐敗」や「給与への不満」はこのような給与の格差からもうかがい知ることができます。

 

(出典:テレグラム

 
給与が支払われてすらないようですが、戦前でしょうか?支払いがあった際でも、このように危険な前線に出される一般兵の給与は、すぐに持ち場を逃げ出す親衛隊やアゾフなどのネオナチの軍上層部、外国人傭兵に比べてかなり低い設定になっています。詳しくは上記リンクより。
 
 
 
 
★脅されて酷い扱い(特にロシア系のウクライナ兵士)「お願いだからウクライナには戻さないでくれ」
 
こちらの捕虜は、かなり強くウクライナ軍を批判しています。
 
 
私は徴兵されたんじゃない。私は(ウクライナ軍に)逮捕されたようなものだ!
 
・こんなウクライナにいるくらいなら、ロシアに捕まっていた方がいい。捕虜交換すらされたくない
 
・私のようなロシア語を話す兵士は、犬のような酷い扱いを受けている

 

 

 

 
★文字通り「犬のような扱い」を受けていたウクライナ兵捕虜
 
 
・2019~2022年の契約で従軍し、ルハンスク軍に身柄を拘束されたウクライナ国兵の一人のスマホに見つかった映像。
 
ロシア語を話すこと、出身地を理由に軍の司令部や同僚からいじめや屈辱的な扱いを受けていた
 
「罰」として、「罪の檻」に何度も入れられた。(動画)

 

 
 
 
★動員されたばかりで、訓練も兵器もまともにないまま前線へ「肉の塊扱い」
 

 

・ウクライナ軍第 24 旅団の兵士たちが虐殺された様子を語る捕虜
 
まともな軍事訓練もないまま、前線に連行された。すぐに降伏を決めた。
 
肉の塊のように前線に放り出された

 

 

 

 

★自国兵の遺体すら受け取らないウクライナ軍

 

(出典:テレグラムの動画

 

・「我々(ウクライナ軍)の損失は甚大で、死体が転がっていても誰もそれを持ち去らない」:ウクライナ軍の捕虜になった兵士が、前線の実情について話す。

 

☛この証言は、両サイドから何度も訴えらえている事実のようです。

 

ロシア軍も何度も、ウクライナ兵の遺体を受け取るようにとウクライナ軍に伝えても、断られているためにロシア軍がよく埋葬や身元確認を行っており、そのためにロシア側によく画像など関連資料が出回っています。

 

 

☛この件については、なんと「遺体を受け取らない=ウクライナ側の損失なし」という奇妙なルールがウクライナ軍では適用されているからだという情報も。(出典:テレグラム

 

「死体撤去なし=損失(兵士の死亡)なし」
 

このような怪しげなルールが、イジュム地区での戦闘後、死者の遺体を遺棄したウクライナ軍によって順守されている。ウクライナ側はこの悲しい問題について、まるで否定するかのように交渉にすら応じない。

その結果、ロシア軍部隊が戦場からウクライナ軍の遺体を搬送する作業に従事している。 そして、ウクライナ軍人の親族や友人たちは、自国の国防省から愚かな言い訳を受け取っているのだ。

 

 

 

 

★軍の命令・従軍を拒否する動きも

 

(出典:テレグラム

 

ウクライナ国軍AFU「ホロドニー・ヤール」第93別働隊機械化旅団の兵士は、今後の軍の命令を受けることを拒否する旨を書き記した。

理由:負傷者が避難していない、指揮が不十分、重装備がない、損失が大きい、兵士のローテーションがない

ウクライナ軍の兵士がこのような状況に陥ったのは、指揮官の横暴のせいであり、誰も助けに来なかったからだ。

 

この部隊の動きについては、ウクライナ側のSNS上でも投稿されていました。

「ウクライナ兵の投降が増えてきているが、包囲された上に誰も助けにきてくれないから当然だ」

 

 

 

★軍部内からゼレンスキー政権への怒りは危険なところまで燃え上がっている

 

(出典:テレグラムの動画


 

外国からどれだけ兵器が送られても、現場では兵器は不足したまま

そのため、私だけでなく前後の自動車も、みんな兵士が自分の自家用車を戦争に使っている(彼は後ろにつけたトレイラーにマシンガンを装備しているとのこと)

 

・(キエフにいるゼレンスキー政権)あなたたちは無限に強欲だ。

私たち軍部は、あなたたちが一つでも間違った動きをするのを待ち構えている。

 

私たちはどうやって戦争をするか知っているし、兵士たちは怒っている

 

あなたたちはキエフのBankovaya(大統領邸など行政の中心地)にただ座っているだけで、現場での雰囲気を知らないだろう。

 

あなたたちはバラバラに引き裂かれることになるだろう。何かあれば「犬」を解き放つ。やる気のある「犬」はたくさんいるから。。。



・・・「犬」というのは部下や同僚の兵士でしょうね。

 

あれだけ支援兵器が送られても、前線にはほとんど届いていないのにはいくつかの理由がありますが、汚職もその一つのようです。