とうとう、アゾフスタルからネオナチたち(アゾフ)が出てきましたね!
これでマリウポリの陥落も完了!
前回のアゾフスタルからの「市民解放」でも、表の報道以外に色々とありましたし、今回の「集団投降」の意味合いを理解するには最近の一連の流れを理解することが不可欠なので、少し長くなりますが、時間を遡って時系列にまとめました。
このアゾフスタルの集団投降は、今後のウクライナ戦争にも大きな影響を与える可能性があります。
4月28日 アゾフスタル施設で、中の人たちの居住エリアのような場所が崩壊を始める
(画像:動画リンク)
4月29日 アゾフスタルの施設内から初めて市民が避難し、ロシアから身柄確認を受ける。ロシア軍による投降を呼びかけるラジオ放送を聞いて決断したという。
「地下にはまだ71人がいる」
(出典:リンク)
4月30日 国連事務総長のキエフ・ブチャ訪問と同じ時期に、国連と赤十字がアゾフスタル内部の市民救出の交渉のために、Bezymennoyeという村を訪問。
(出典:画像・動画リンク)
4月30日 アゾフスタルの施設から、女性や子供を含む「市民20名」が投降した、と内部のアゾフ司令官が発表。
5月1日 アゾフスタルからの市民の集団避難が始まる。警備はもちろん、ロシア軍の特殊任務部隊。ウクライナへの在留を希望する市民は国連の代表に身柄を渡された。
5月2日 アゾフスタルから避難する市民に紛れ込み、アゾフの戦闘員の一部も逃げ出そうとするも、ロシア軍による検査に引っかかり身元が判明する。
内部から出てきて捕虜になったアゾフ戦闘員たちは、ロシア軍の取り調べに対し素直に答え、具体的な証拠などを証言している。
(出典:動画リンク)
避難した市民からは、内部のアゾフやウクライナ政権への批判も聞かれたが、西側のマスコミではこの証言は編集されてしまい、報道されることはなかった。
この点についても、世界中から偏向報道と批判が集まっている。
(出典:動画リンク)
5月3日 アゾフスタルから逃亡しようとしていたカナダの元陸軍司令官がロシア軍によって身柄を拘束される。
(出典:リンク)
5月4日 チェチェンのカディロフ大統領が、アゾフスタル内部にいるNATO関係者の内訳についてヒントをほのめかせる。
(出典:リンク)
5月5日 必死なアゾフ司令官は、内部に残っている市民と食糧の交換を提示
☛これはとても大きなニュースでしたが、もちろんこのようなアゾフの印象を悪くするような取引については、西側マスコミで報道されることはありませんでした。
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★アゾフとその家族が世界中に懇願
こういった動きの間にも、アゾフスタル施設内部のアゾフの司令官や家族たちは、今回の大量投降が始まるまで、トルコのエルドアン大統領やウクライナにスターリンクを提供したイーロンマスク、ローマ法王など考えつく限り、助けてくれそうな人や団体に「第三国(トルコ)」への避難を求め続けていました。黒海の向こうにある最寄りのNATO国だからでしょう。
(出典:動画リンク)
しかしアメリカやイギリスなどNATOの指示をそのまま実行しているだけのウクライナ政権は、内部の兵士に対し脱走は許さない姿勢を変えず、なんの支援もないままでした。
一方、アゾフスタル内部からは負傷兵などの悲惨な様子が頻繁に外に向けて公開されていました。負傷が悪化して死亡する者が多発するなど、内部の状況はどれも「地獄絵図」のようなものばかりでした。
このあたりから、アゾフスタル内部での死亡確認の報告や、必死の懇願がさらに目立つようになっています。噂では、内部の負傷者の間に深刻な感染症が見られるようになったという情報も。
(出典:リンク、5月10日)
★NATO高官の身柄拘束?!
5月15日 アゾフスタル施設から出てきた米国海軍提督エリック・オルソンなどがロシア軍に身柄を拘束されるという報道が相次いだ。(出典:リンク)
米国のオルソン提督(退役)のほか、英国のジョン・ベイリー中佐とNATO軍の訓練兵4人もロシアに投降したとされており、また、カナダ、フランス、トルコの軍人がマリウポルのアゾフスタル製鉄所の地下にあるトンネルに今も潜んでいるというニュースもある。(ただしこの情報は、まだ味覚民情報とされている。)
この情報は未確認、とはされていますが、その翌日16日の動きの激しさを考えると、その可能性はとても高いように思われます👇。
5月16日 早朝、アゾフスタルからウクライナ🇺🇦軍兵士10人が白旗(降伏のサイン)を持って出てきた、との報告。 (出典:リンク)
14:00、ロシア軍がアゾフスタル 施設内の負傷者の撤退に合意:ロシア国防省
攻撃停止時間が設定され、人道回廊が開設されることに。 ウクライナ政権の負傷兵は、ドネツク領土内のノボアゾフスクの病院に搬送される予定。(スプータニク紙)(出典:リンク)
☛この合意が、誰と誰の間でなされたかは明らかにされていないことにご注目。
そして夜の7時過ぎ、最初の負傷兵が運び出される映像が公開される。重傷者優先でまず外に出てきた。
(出典:動画リンク)
この彼は、後ほど病院内にいる動画も見ましたが、かなりぐったりしたままでした。
(動画と文章の出典:リンク)
その他、今回の集団投降に関する映像や画像はTelegramチャンネルにまとめてあります。
★この集団降伏をまったく知らなかったゼレンスキーは慌てて作戦会議を開いた
ここまでの情報を見ていると、ゼレンスキー政権もさすがにアゾフスタル内部の状況を哀れに思い始め、このような行動を許可したのかと思っていましたが。
(画像と文章の出典:リンク)
☛この報道が正しいと仮定すると(これまでの経緯から信ぴょう性はかなり高そうですが)、アゾフ司令官がウクライナ政権に完全に愛想を尽かし、秘密裏に勝手にロシアと交渉して集団避難(投降)を実現させたということになります!
ゼレンスキー達は想定外の大きな動きに慌て、昨夜にはさっそく、この敗北感濃厚な降伏の知らせをどんなフェイクニュースにしたてるかを相談していました
☛今朝の報道を見ると、この件は(この件も?!)「ウクライナ軍が指揮を執って避難をさせた」という話にすることに落ち着いた様子www 究極のポジティブ思考?!
この政権には兵士の命なんて、救うつもりはまったくありませんでしたけどね!
(出典:動画リンク)
★アゾフがゼレンスキーに完全に愛想を尽かしての投降だった?!
ここのタイミングで、アゾフスタル内部のアゾフ司令官から意味深な発言が。
(画像と文章の出典:リンク)
別ソースでは、「与えられた任務は果たしたから、今度は兵士たちの命を救いたかった」と発言したとされています。
まず、「専門的な訓練を受けた軍人がいなければ、どんな武器も機能しません」という表現は、これまでの経緯から「どれだけ優秀な兵士が居ても、優秀な指令部がなければ機能しない」という、ウクライナ政権への批判のように思われます。
また、司令官の言う「与えられた任務」というのは、NATO高官脱出の情報が正しいと仮定し、アゾフがここまでの粘りを見せていたことを考えると、「NATOの高官の身柄を施設内で文字通り『死守』こと」だったと推測できます。
ちなみにこの司令官、見るたびに何年も年を取っているようで、内部での苦労がうかがい知れます。画像は(アゾフスタル)使用前と使用後。
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最近、ウクライナ軍内部の軍隊や個別兵士、さらにはその家族さえからもウクライナの司令部などに対する不満は高まるばかりです。しかも前線の戦いは激しさを増すばかり。
そんな中で、たとえ300人だけだったとしても「最後の砦」を守っていたネオナチ集団アゾフが謀反のように集団投降をした、という重大な動きは、他の場所のウクライナ軍部隊にも大きな影響を与える可能性が高いと考えられます。
つまり、今も多い集団投降する部隊がさらに増加するのではないか、と私は考えて(希望して)います。
★余計な証言をされたくないから自国兵を殺そうとしている?
しかも、今朝最初に聞いた情報では、なんと投降し捕虜になった兵士たちが運ばれた予備拘置所があるドネツクのイェレノフカ村に、ウクライナ軍がミサイル10発も使って攻撃をしてきたとのこと。(出典:リンク)
★今朝発表の情報まとめとロシア国防省公開の投降の動画
アゾフスタルの武装勢力265人の降伏を受け、ロシア国防省が動画を公開 (出典:リンク)
・ドネツク共和国は、2000人の戦争捕虜を受け入れる準備中(リンク)
今現在、アゾフスタルにはバス数十台、軍警察や救急車、軍の装備が配置されている。その行列は数百メートルにもおよぶ。そこから投降の規模の大きさをうかがい知ることができる。
・施設内部には200体の死亡者が冷凍で保存されていた(リンク)
・アゾフスタルからの負傷兵救出の決定は、ロシア軍とアゾフスタルの工場内にいたウクライナ軍の代表者との間の交渉によって決まったことだと、ロシア国防省が発表
☛つまり、アゾフ司令官はウクライナ政権などにいくら懇願しても無駄だと判断し、ロシアに助けを求めた、ということが公式に確認されたことになります😲