WHOパンデミック条約:グローバリストの計画に各国が大反対し、惨敗

The Pandemic Treaty: WHO Suffers Defeat as Countries Massively Oppose Globalist Plans
6月1日【Global Reserch】リンク

【News Wars】リンク

 

 

 

 

先週、ジュネーブで世界保健総会が開催された。世界保健機関(WHO)の加盟国は、議論を起こしている国際保健規則の改正などについて会議を行った。そこでバイデン大統領が提案した13の修正案について検討された。

 

オーストラリアやイギリス、アメリカなどの国々は、改正案への支持を表明し、他の国々にも同じようにするよう呼びかけていた。つまり他の国に事実上主権を手放すことを要求していた、とオーストラリアの国会議員スティーブン・アンドリューは記している。

 

しかし、多くの国がグローバリストの計画に大反対した。「素晴らしいニュースだ!」とアンドリューはいう。5月25日のアフリカ・デーに、ボツワナがアフリカの47の加盟国を代表して声明を読み上げた。同国は、アフリカ人が非常に懸念している「改革」は支持しない、と述べている。

 

 

 

(ツイート:「アフリカは、少なくとも2024年までWHOパンデミック条約を阻止し、私たちに大きな恩恵をもたらした。
これは一時的な勝利に過ぎないが、他の選択肢(採択)に比べればマシだ」)

 

 

ブラジルやロシア、インド、中国、南アフリカ、イラン、マレーシアなど他の国も、この改正に留保をつけ、支持しないことを表明した。ブラジルは、自国民を新改正案の対象にするくらいなら、WHOを脱退した方がましだと明言した。

 

 

 

 

ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領も1週間前に、自国がパンデミック条約に署名しないことを示唆し、ブラジルはグローバリストの機関に主権を明け渡さないと断言していた。「ブラジルはこれ(WHOパンデミック条約)には参加しない。ブラジルは自立した国家だ」と宣言したボルソナロは、以前からWHOからの脱退を予告していた。

 

 

結局、WHOは大きな後退を余儀なくされた。しかし、彼らは諦めたわけではない。むしろ、彼らは『修正案に関する技術的な勧告を行う』ための新しい委員会を結成し、2024年の第77回保健総会でパンデミック条約とともに再提案する予定にしている。

 

また、米国では共和党が強く反発しており、WHOがさらに大きな力を持つことを阻止すべき法案を提出していることは興味深い。アンドリューは、市民がESGのアジェンダに圧力をかけ続ける必要があると強調している。

 

ESGとは「Environmental, Social, and Governance(環境、社会、統治)」の頭文字を取ったもので、グローバリストは、経済の「リスクと成長の機会」を特定するために、これらのイデオロギー的な非財務的要素をますます適用するようになっている。

 

 

(翻訳終了)

 

 

 

 

 

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【コメント】

 

ウクライナ戦争はコロナ騒動と同じく、アメリカやイギリスなどの欧米の国が中心になり、WHOやNATOという国際機関を使って勝手に騒ぎ立ていていました。

 

嫌がる国にも、あたかも自分たちが世界のリーダーでもあるかのようにふるまい無理やり圧力をかけて、参加をさせていたのです。

 

でもウクライナ戦争での対ロシア経済政策は、「ちょっとやりすぎ」だったのか、この頃から欧米中心の世界秩序に対して公式レベルで不満を明らかにする動きが激増しているように感じています。

 

 

 

インドのジャイシャンカール外相が「ヨーロッパ人のの問題は世界全体の問題ではない」と明白な境界線を明らかに

ロシアからの石油購入の担当者となったインド外務省のトップが、その件に関して発言した。

「我々はロシアの石油を掘るために誰かを派遣しているわけではありません。 我々は市場で一番良い取引を探しているだけだ。 政治とは混同しない」

「欧州はそろそろ、『私たちの問題は全世界の問題だが、全世界の問題は私の問題ではない』『あなたが困っているなら、あなたが困っているだけ。私が困っているなら、世界の私たちみんなが困っている』そういった態度を捨てるべきだ」と外相はいう。(出典:リンク

 

 

イタリアも最近、もうNATOというかその中のアメリカとイギリスのヒステリックで強制的な姿勢にうんざりしている様子で、反NATOで政党が団結し始めているとのこと。

 

(出典:リンク

 

 

たしかにここ最近になって、対ロシア経済制裁に参加した(させられた)多くの国でコロナでボロボロになっていた国内経済の崩壊がより深刻化しており、そういった欧米中心の世界秩序に反論する意見が特に目立ち始めています。

 

 

(出典:リンク

 

 

しかし中でも、WHOのパンデミック条約の反対意見については、アフリカが先頭を切ったというのにも納得でした。WHOのワクチン推奨で多大な被害が出て、さらにコロナでもWHOの動きに反対したリーダーたちが相次いで「急死」していたのもアフリカでしたからね。

 

 

 

 

それ以外の国では、ロシアをはじめとするBRICSの国の多くが反対していたのも興味深いところです。

 

ロシアではまた、最近、モスクワ市内で過去の「コロナ規則違反の罰金」をなぜか全額返還する、というとてもおもしろい動きもありました。

 

ロシアも一応、コロナ規則全般を採択していたので不思議に思っていたんですけど、独自のワクチンを作っていたこと、また兵士には一切ワクチンを打たせなかったことなどから、ロシアはコロナ騒動には懐疑的だったものの、めんどくさいから適当に話を合わせていただけなのか、という印象です。

 

(出典:リンク

 

 

 

ラブロフ外相:西側諸国が交渉や国際法を尊重することは期待できない

ロシア外務省のセルゲイ・ラブロフ外相の、オマーンでの記者会見での発言。

★今回の特別作戦は、「西側が国際法を弱体化させ、主権原則を含む国連憲章を無視し、著しく違反しようとするのを阻止すること、そして西側に米国支配の一極集中の世界を推進するのをやめさせる」ことを目指しているという。

★西側は、覇権を確立するために、公然と窃盗や強盗など、自らの原則に反する犯罪を犯すことができる。

☛ラブロフ外相は、開戦から間もない頃に「(西側の目指す一極的な世界秩序 #NWO ではなく)ロシアは各国の関係・立場が平等な多極的な世界を目指す」という名スピーチをしていました。プーチン大統領も過去に何度も、同様に(アメリカによる)一極的な世界支配を批判しています。(出典:リンク

 

 
ロシアのこれまでの発言と、WHOのパンデミック条約への集団拒否などから、どうも欧米中心の世界秩序が崩壊しかけているように思われます。