エドワード・スノーデンのツイートより

 

 

本のタイトル:「私が賛成しない意見を言う人は全員、ロシアのボット」

 

 

「政治の失策に対するマスコミと政府の言い訳についての子供向けガイド」

 

 

 

米国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンが、「ロシアを非難する」流行をあざ笑う写真をツイッターに投稿した。スノーデンは、トランプ時代の流行にさかのぼるミームを掘り起こしたようだ。

この写真は、スノーデンが何の脈絡もなく投稿したものだが、古くなっていることが判明したこともあり、彼のフィードで熱い議論が交わされている。

この写真は、「リトル・ゴールデン・ブックス」の代表的なシリーズを模した本の表紙で、タイトルは「私が同意しない人はみんなロシアのボット」と編集されているものだ。この「本」の副題には、「政治的失敗に対するメディアと政府の言い訳のための子供の手引き」と説明されている。(出典:RT

 

 

 

 

スノーデンと言えば最近、亡命していたロシアで市民権が与えられたばかりでした。

その件で、「ロシアのボットめ」などと言われたのかもしれないですね。

 

 

エドワード・スノーデンにロシアの市民権が与えられる

9月26日【BBC】

 

 

 

 

彼のこのツイート(ロシアのボット)に対し、その風潮に気がついてうんざりしている人たちからは賛成のツイートが送られていました。

 

 

 

 

「ロシアは悪・反ロシアは善」

 

 

 

 

「NATO★価値感」 

イラク リビア シリア ユーゴスラビア 

イエメン アフガニスタン ウクライナ」

 

そのNATOに怒り、押し止めることができるのはロシアだけ?!

 

 

 

ツイート:「キリル文字でツイートするツイッターのユーザーはロシアのボットである可能性が高い」

 

「(同じくキリル文字を使う)セルビアやボスニア、クロアチアなどバルカン諸国はとても貧しく、コンピューターやスマホを持っている人はあまりいないように思います。だからキリル文字でツイートする人はロシアのボットである可能性があるのです」🤣🤣

 

 

 

この論理www🤣🤣🤣 確認したところ、たとえばクロアチアでは、携帯電話の使用率(人口比)は107%になっているそうですけど!アイコン画像がスーツを着ているからというだけで、別に言うことが正しいという訳でもないようで。

 

私もついやりがちですが、ほんわりとしたイメージだけで物事を決めつけた場合、しばしば結論がおかしなことになりがちです。

 

 

 

 

共和党(2003年)「私たちを支持しない人はテロリストの支援者だ」

 

 

2022年:「ウクライナを支援しない奴はロシア人だ!」

 

 

たしかにネット上では極端な意見ばかりが目立ちますが、実際に色んな人と話していると、その中間層も実際にはかなり多いと思うんですけど?

 

 

あるいはこんなタイプの人も?

 

「私はロシアの側には立っていません。

ウクライナとも、NATOとも、あるいは国連の側にも立ちません」

 

 

私はそれぞれの国の市民の側に立っています。

 

それぞれの政府が戦争を始め、経済を破壊し、

市民の命を隷属させているからです」

 

 

 

★白か黒か(敵か味方か)、という二元論の罠

 

なんか最近、「意見の違う人は○○だ!」と言った偏った、極端な考えが多いように感じますけど、世の中なんでも白か黒か、という単純なものばかりじゃないと思います。あちこちで「敵か味方か」というスタンスが主流派になっているように感じています。

 

 

 

 

 

 

あるテーマで誰かと意見が合わなくても、他のテーマでは意見が合うこともあるかもしれません。政治の話で意見が反対でも、趣味がぴったりの人もたくさんいるでしょう。

あるいは今、意見が違う人がいても、そのうちに気がついたら同じ意見になっていることもよくある話です(逆もしかりですが)。

 

ウクライナ情勢なり、コロナ・ワクチンなりで意見が違っていても、それだけで親の仇のように反応する必要もあまりないと思うんですけどね。