フランスでは、多くの議員が反対する中で、多数の承認を受けられないままマクロンが年金受給の年齢引き上げ(62歳から64歳)を強行採決したことで、それまでも十分に^激しい抗議活動を行っていた市民が完全にキレています。
数年前のイエローベスト運動も激しかったのですが、実はコロナ禍の後にもまたこの運動は復活していました。
さらにウクライナ戦争の開戦からは、ウクライナのナチス政権への支援や、あるいは反ロシアの経済制裁に反対意見が多く、EUやNATOにまでも反対する大規模なデモがずっと続いていました。
そんな状態で、マクロンが文字通りの憲法の規定を利用して強行採決したため、フランスの議会では、外からでは市民が「マクロンは辞任しろ!」と叫んでいる中、反対の野党議員たちがプラカードを持ち出し、フランスの国歌を歌い始めるという前代未聞の状態になったそう。
年連受給年齢引き上げに対する最近の一連の流れは次の通り。
でも実際のところ、欧州など他の国ではすでに同様の年金受給年齢引き上げが行われていました。
日本でも、少しずつ何度かの改正によって男女ともに60歳から65歳に引き上げられています。
これだけフランスでの条件がよかったのは、逆に、これまで過去に何度もフランスが年金改革をしようとするたびに、国民が今の抗議活動やストライキのように、政治家が耳を傾けるまで、反対意思を徹底的に表明し続けていたからでしょう。今回の年金改革に対する抗議活動も、かなり長い間続いています。
イギリスでもこういった市民にとって望ましくない「改革」がある場合に、抗議活動もよく起こりますが、フランスほど徹底的には行われず、最終的に決定された時点で諦めている場合がほとんど。イギリスでは保守党政権のもとで、労働組合が徐々に弱体化されていたというのもあるでしょうし。
この「マクロンに対して、またフランス革命を起こすぞ!」というニュアンスのスローガンを叫ぶ抗議活動の様子は、さすがにyoutubeやニュースなどには出ていなかったですね。
その他、フランス以外の抗議活動もTelegramで随時、更新していますが、本当にもう買うが多すぎて、とてもじゃないけどそのごく一部しかアップできていません💦
出典と動画:
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人民が政府を恐れている場合、そこには独裁体制が存在する。
政府が人民を恐れる場合、そこには自由が存在する。
トーマス・ジェファーソン