マスコミや西側政府の論調では、「ハマス=パレスチナの代表」だから、ハマスの攻撃の報復をガザのパレスチナ人に行ってよい、とイスラエル政府の大量虐殺を正当化させていますが。実際はハマス(上層部)はパレスチナのためになることもしておらず、当局からさえはっきりと「イスラエル政府のひもつき」だと言っています。
私はイスラエル政府に強く反対していますが、ハマスもガザの平和の敵であるという立場です。
★パレスチナ当局とハマスは別々にモスクワを訪問していた
【特別報道】パレスチナ当局は「反ハマス」!!
❣❣また、ハマスに対する不信感をあらわにしているパレスチナ当局ですが、パレスチナの政権自体、ずっと選挙を先延ばしにしているため(17年選挙がない)、パレスチナ支援派からも不信の声があります。
2021年に15年ぶりに選挙を再開する、と言った時も、政治的な理由で延期とされそのままになっています。
そしてこちらが、直前にあったハマスのモスクワ訪問について
★ハマスはイスラエル政府によって「作り出された反対勢力」だった
紛争激化直後に、「なぜハマスは、容易にイスラエル軍の監視を潜り抜けて10月7日の攻撃を行うことができたのか?」という疑問(皮肉)も出ていましたが。
ハマスはイスラエル政府が作り出したという事実は、インボーロンなどではなく、多くの新聞でも認めている「公然の常識」です。イスラエルの新聞、「タイムズオブイスラエル」でさえ、これは何度も明記されています。
(出典:タイムズオブイスラエル)
そのくせ、「ハマスによる大虐殺」の責任を追及されても、いつも通りに言葉を濁して責任逃れをしていました。
(出典:タイムズオブイスラエル)
★多くの外国の勢力が混ざりこんだハマスはパレスチナ建国を妨害するのが主目的の組織
★上層部と戦闘員は全くの別次元
●ハマス上層部にとって実際の戦闘に従事している下っ端戦闘員は「消耗品」
●ハマスの戦闘員はイスラエル兵士によって辱めを受けて処刑される
【閲覧注意】
これはあまりにも酷い映像ですが、こういった実際に身をはって戦闘をしている戦闘員は、腐敗した上層部にとっては「消耗品」扱いだということがよくわかります。。。
ハマス上層部の複雑な構造を理解しないと矛盾する情報が多すぎますので、ここにハマス内の勢力についての概要をまとめました。かなり大雑把な分類にしてあります。
★ハマスのイラン系(アラブ系)の派閥
●ハマスのイランの影響も強い
ハマスの代表がモスクワ訪問した際は、イランの代表も伴っていました。
モスクワ訪問をしたハマスはイラン派閥だということです。
ハマスの軍事力を中心的にあげているのもイラン
(出典:テレグラム)
これはユダヤ系の新聞の情報ですが、ここからハマスの中でトルコはイラン派閥に近いことがわかります。(でも自国の利益を最優先していることは間違いなし)
★アメリカなど西側系派閥のハマスは主にカタールで豪遊
●「私たちはパレスチナ市民を保護する責任を負わない」と明言しているハマス(アメリカ系派閥)
(出典:タイムズオブイスラエル)
「パレスチナの市民のことなど知らん」といったこの人は、初代ハマス政治局長に選ばれていますが、アメリカに14年以上住み、グリーンカードも持っていて、今はカタールに住んでいるようです。
米軍基地も大きめで、政治・経済でアメリカやヨーロッパと「密接」な関係にあるカタールのハマス支部は、西側からのハマスへの窓口になっています。
●カタールを拠点にするアルジャジーラの報道の視点を完全に信じることができないのも、西からの都合や利権が入っているから。詳しくは👇
★カタールのハマスリーダーたちの裕福で華麗な日常生活
(出典:バンクーバー・サン紙)
(画像はイスラエルの新聞Ynetより)
★まとめ
・ハマスはパレスチナ住民や当局の利益をまったく考えない、むしろガザを食い物にしている有害な敵対勢力
・上層部はいくつもの派閥にわかれ、優雅な生活を送り、真摯に参加している戦闘員は「消耗品」
・多くの国や勢力の利益の実現に利用されている組織であるため、これまで和平やパレスチナ建国を阻止し続けてきた