立春、春節を迎えて今日から「神奈川気功太極拳倶楽部」としての新しい活動で、全3回の歴史長き由緒ある”気功運動の原点”「馬王堆導引術」における老荘思想哲学、経絡学説理論講義を午前中、午後は通常レッスンの中で健身気功の実技と復習の第1回を行いました。

 

※おそらく日本人研究者の実践を26年間行ってきた立場として普及での健身気功套路のテキストに記述されていないところや、関連する思想哲学、歴史的プロセスも含めて行っています。

 

 

 

 

 

馬王堆導引術は実は1999年に(社)全国大学体育連合の招きで 恩師 邱丕相 老師が来日して特別講習会に参加したことが始まりでした(※↓は当時の資料テキストです)

 

 

 

 

本格的な養生の実践と研究のスタートのタイミングは当時の年齢的(29歳)にとても良かったです。

 

 

 

そのことの積み重ねと大学時代から学びはじめた老荘(老子、荘子、淮南子)思想。いわゆる古典的なアカデミックな内容での不老長生の術:神仙術との原点での結びつきと武術運動のルーツとなる五禽戯の継承に繋がりました。

 

馬王堆導引術44式のVCDです。若かりし王震老師がモデルです。

 

 

日本人では私しか保有していないと思います。今日から始まった講習会でも皆さんに見て頂こうと思います。

 

 

 

 

 

 

健身気功 馬王堆導引術 教学 映像

 

 

王震老師と共に

 

中国武術博物館3

 

今年2024年2月の横浜港でダイアモンド・プリンセス号内から始まったことが発端で、コロナ騒動から4年。

 

コロナ騒動が激しくなった「2020年3/24 私の記述」

 

時系列で、関心ある方は、この4年間の私のブログ記事、ユーチューブ動画での語りを「記述 年月」を確認しながら見てみて下さい。

 

この”4年間” 私は正々堂々と証拠を残し、レッスン指導で実績を上げました。

 

 

 

初心貫徹、全く心配不安なくパーフェクトに乗り越えられたことは私自身の心強い心身に信頼を高められることになりました。

 

健身気功は発表後に上海体育学院で王震老師にお会いし、良い先生を紹介され2014年に体得しました。

馬王堆導引術は延べ26年、健身気功套路は満10年です。

 

 

 

 

幸いに、恩邱丕相 老師(2019年当時、79歳)と2020年〜コロナ問題直前の2019年に上海で再会出来、近況を報告して、日本の普及活動での激励を受けました。

 

とても若々しく、元気で「養生:生命力の健全さ」の重要性を時間のプロセスを経て認識させられました。

 

 

1985年、上海体育学院への初訪中研修団での記念写真

 

私は後列一番後ろ、左端

 

老師は、2列め、左から3番め

 

 

コロナ騒動期間にいつも導引術、五禽戯は身近にあり、自分の良好な心身維持、継続活動に本当に役立ちました。

 

「縁」に感謝しています。これからも講義、講習会に力を入れていきます。

 

「中国は遠くなりにけり」

 

1985年から39年間、毎年の往来で変化を見続けた中国大陸、お世話になった老師の皆様、楽しく接してくれた人民の皆さん、日本は米中経済戦争とコロナ問題で完全に”分断:デカップリング”となってしまいました。もう一個人、民間組織としての交流活動は困難な状況になり、これが続くと思います。

 

この4年間、私自身は、横浜金沢を拠点にして、港北区に土日の指導、日本国内での出張指導に、これからの中心活動に切り替えました。

 

毎年の往来39年間の中で、身につけられた知性、歴史的文化教養、武術運動から始まり、太極拳、そして吐故納新の術(呼吸法)導引(のちに気功の名称の原点)それらは、新時代的な温故知新の”わざ”として私自身の晩年までの普及指導、良質な人間関係で過ごしていく決意と覚悟が、この素晴らしく、私に最も相応しい土地「金沢:金沢文庫、金沢八景、鎌倉」で出来て のんびり有意義に過ごして参ります。

 

 

 

関心興味のある皆様も気軽にご参加下さい。出張指導も金沢八景になりますが個人指導も承ります。よろしくお願い致します。