母が他界しました。

いつも明るく元気な母でした。

多くの方に元気を与える頼もしい人でした。

人のご縁を大切にし、人のために動く人でした。

いつもおしゃれで、若々しく、毒舌ではありましたが、愛情いっぱいの人でした。



母は、34歳で未亡人になり、女でひとつで、3人の子を育てました。

3人とも大学にも行かせてくれました。 


子どもたちも結婚し、子どももでき、みんなが家庭を持ちました。母は、しっかりと、3人の子を育て上げました。


いつまでも元気だと思っていた母ですが、2年前に間質性肺炎を患い、緊急入院をしました。


その時に先生から、この病気は2年か3年しか生きられないと告げられました。

その時のショックは測りきれず、心が折れました。毎日泣いて暮らしてたと思います。

コロナもあり、会うこともできず、良くなるのを祈りながらの毎日でした。


でも母は、気持ちは元気で早く退院したいと常に言っていました。

今まで、私たちのことを頼ることなく、一人で気丈に暮らしていたので、私たちは、入院したときには、なんでもやってあげたいと思い、会えなくても毎日病院に通いました。


なんとか退院でき、酸素吸入をしながらの生活を続けることができました。


母は、子供と孫とハワイに行くのが夢でした。


退院したあとは、出来るだけ、弟たちが帰ってきたときに、近場の温泉旅行に行ったり、コテージを借りて泊まったり、みんなで出掛ける計画をたて、思い出作りをしました。


孫たちに囲まれとても嬉しそうでした。





その後何度か入退院を繰り返しました。

最後に入院したときには、先生からは何があってもおかしくない状況と告げられました。



なかなか良くならず、退院することが出来ずにいました。

でも、母の願いは家に帰ることでした。


私たちは、家で迎え入れる体制を整え、退院する準備をし、なんとか寝たきりのままではありましたが、退院することが出来ました。


もうその時は、家で看取る覚悟の上での退院でした。退院してきた母は、幸せそうでした。


いつも孫に囲まれ、姉妹や友人もたくさん会いに来てくれました。息子家族も遠い中、月に何度か帰ってきたので、楽しい時間を過ごすことが出来たと思います。


息子がくるのを楽しみにしていました。亡くなる直前、遊びにきた最後の日、急に容態が悪くなり、その日から2日目で息を引き取りました。


10月7日になって0:00を過ぎてすぐでした。 


私が駆けつけた時にはすでに息を引き取っていました。でもまだ温かく、顔もにこやかに迎えてくれました。


母は、たくさんの方に勇気や希望を与えた人でした。

でも、私は、なんで他の人にばっかり良い顔して私たちのことをほっぽりだして、といつも思っていました。

そのことを含め、

私は母が生きてるうちに、

もっと甘えたかったことを言いたい、

育ててくれたことにお礼を言いたい、

感謝の気持ちを直接伝えたい、

と思っていた矢先のとこでした。


伝える間もなく、逝ってしまいました。

でも、最後、母の顔を見た時に、全てわかってくれたように感じました。



孫ができてからは、孫にたくさんの時間を作ってくれたと思います。

母のことをメンターだと孫たちは言っています。


母が亡くなるとき、


マヤ暦で、私のkinバースデイの日でした。

10/6-9で、易では天山遯の4日間のうちに、亡くなり、お通夜、告別式を行いました。


天山遯は、全ての易のなかでもこの易は、親の面倒をみるために親が産んだ易だと聞いた時には、勝手に産んで…と思っていました。


お葬式の前の日、フォトスタンドをつくって飾ることにしました。

仕事をしていた母は、仕事の関係で、仲間と毎年海外に行ったり、あちこち旅行をしていました。

どれをとっても楽しそうで、幸せそうでした。

悔いのない人生だったと思います。


亡くなったあと、

私は母のことを、お母さんと言うよりは、何か別の存在だったように感じていました。


あー、みっちゃんママは、

メリーポピンズだ!

と思いました。


家族の絆を深める感動の物語。

メリーポピンズは、


「ありえないと思うことでも不可能なことはない」


「見方を変えれば見えることがある」


「お先真っ暗な時こそ突き進めば人生の明かりが導いてくれる」



まさに、母が言いそうな言葉です。

娘は小さい時から、メリーポピンズの映画が大好きで、DVDをいつも見ていました。


みっちゃんママって、

メリーポピンズみたいだよねと言うと、


本当だ。メリーポピンズだ!

みっちゃんママみたいだから好きだったんだー


と娘は言っていました。


家族の絆を深める笑いと感動の物語


今まで育ててくれてありがとう。

ゆっくり天国で楽しんでくださいね。