初TOEICSW受けてきました② | 英検1級・TOEIC970点・単検1級取得 英語学習者の記録

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昨日受けたTOEICSW

試験当日の流れは昨日のブログでシェアしましたので、今回はSWの試験対策について書きたいと思います。

※今回の記事が長文になってしまったので当日の試験内容と感想は次回書きたいと思います。


最初に試験対策ですが、私も最初はどんなことをやる試験なのか全く分かりませんでした。そこでまずは下記の本を買って内容を理解するようにしました。


旺文社からも同じような本が出てますし、Tommyさんの本もありますし、実際に手に取ってみて自分がやりやすいと思うものを選択すればいいと思います。

スピーキングは11問、ライティングは8問あるというのを攻略本で初めて知りましたが、どなたも最初は一緒なので、一つ一つ本の内容を確認しながら進めて行くといいと思います。
やり終えて、そして試験を受けてみて感じたのですが、この攻略本の中でどんな所に注目して読んで行けばよいかを少しまとめたいと思います。

①採点方法の把握とアウトプットのレベル感
各問によって採点スケールが3つだったり5つだったりしますが、どの程度の量、質をアウトプットすればスケールがいくつになりそうか理解してください。
例えばQ4は簡単な質問に対しての応答問題ですが、質問の答えだけを忠実に答えた場合とさらに付加情報までコメントした場合では当然採点が異なり、後者の方がスコアが高くなります。

②暗黙の了解を理解する
スピーキングでは回答時間内に話し続けることが基本なので、「数秒の沈黙は厳禁」なのです。
それに回答の真実性は問われません。質問への回答が適切であれば(補足する理由が明確であれば)、実体験のない想像の世界を語っても全く問題はありません。
ライティングでも、Q1〜5の回答について文字数の長さは採点に影響がないので、与えられた2つの語句を使ってコンパクトに文章をまとめることが重要になります。

③相手の気持ちになって回答する
スピーキングではQ1/2/10、ライティングではQ6/7が特にそうですが、相手とコミュニケーションを取っている想定なので、相手の立場をどれだけ考えられるかが重要になります。
例えばホテルの部屋を予約したのに実は希望した部屋と違っていたというシーンがあって、ホテルの支配人として返答するような場合、やはりまずお詫びをしてそれから代替案を提示して、しかもそれで同意してもらえるか、みたいなところまで意識して話せるかが重要です。しかもこのレベルであれば十分加点対象になります。
実際には攻略本の回答テンプレートを使って状況に応じて当てはめて行く、みたいな機械的な回答にどうしてもなってしまいますので、慣れも必要ですが意識しておきたいところです。

④回答パターンを決めておく
スピーキングは特にそうですが、話すパターンを事前に決めておくといいです。例えばQ3であれば、全景→前部→後部→人物→感想(印象)の順で話す、ですし、Q10であれば受領確認→問題点の確認→解決策の提示→その効果(理由)、になります。

以上が攻略本を進めるにあたっての注意点です。
実際に私はこの本を2周しつつ、通勤時間中に音声でサンプル解答を繰り返し聞いていました。
因みにスピーキングの問題演習では、一切紙に解答を書いたりはしませんでした。文字情報を頼りにしてしまうとスピーキングに支障が出るからです。
なお、この段階では「巻末の模擬問題」はやらないでおいてください。


そしてその後取り組んだのが下記の公式本です。


SWがどんなものなのか理解した上で、もう一度公式本を使って丁寧に演習問題を解いて行くことが重要です。しかもこの本の模範解答は全て採点スケールMAXの例になりますので、最終的に目指すべきところがここなんだと理解できるようになります。
なお取り組む中で少し違和感を感じた部分があります。それはライティングQ8の解答例です。あるテーマに対してどちらか立場にたって理由を挙げながらエッセイをまとめるという課題なのですが、この本の解答例は構成が論理的ではなく、主張や体験をダラダラと300語に達するまで書いているように私には感じました。
Q8については攻略本のテンプレートの方を採用していったほうがやり易いと個人的には思います。

こうして公式本も模擬テストの手前まで2周しました。そして試験直前に残しておいた模擬テストで実力チェックをしました。
なぜ直前かと言うと、SWは一朝一夕に実力がアップするものではないため、模擬テストの結果が本番の結果とほぼイコールになるはずで、自分の実力を把握しておいたおかげで本番でも緊張せずにリラックスして望めると考えたからです。
実際受けた後もこのスタンスは有効だと感じています。

そして最後にこれも重要なのですが、私が使ったアルクの攻略本の模範テスト2はHP上で受けられるのですが、これが非常に便利でした。
画面に何が表示されて、質問文が表示される問題/されない問題がどれなのか、改めて確認できるからです。これは本当にお勧めです。

以上が私がSWの試験当日までに行ったことです。今後受験を考えているみなさまの参考になれば幸いです。