何となく僕らは害児になるんだ | 駄ポエムは駄ポエム

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社会の最底辺で無職で悪足掻きしながら再就職目指したりアル中になったり萌えアニメ・マンガ見たりポエム綴ったりライブ行ったりしてる事を書くブログ。よろしくお願いいたします。

人生に飽きて疲れて虚しくなって寂しくなって途方に暮れながらも暮れていく夕焼けを眺めながらも素面でノーマスクで重い足取りで吹き抜けてくる温い風を浴びながら川沿いの砂利道を踏みしめていく午後5時45分。本日もまた4度寝で貴重な休日を潰した痛みが心の底でジリジリ響く。額からは性欲が混ざった汗が滲み顔の表情の陰鬱さはますます陰鬱になって行く。明日は労働。またいてもいなくても良いような誰でも出来るロール材の裁断作業ばかりを僕は追い出し部屋のようなスペースでぽつんと一人立ち尽くしながら裁断機のガラスに映る己の虚ろな顔面を見つめながらするのだろう。想像するだけで今から嫌になる。耳の中で爆音で鳴る銀杏BOYZの若者たちが僕の心の中で渦巻く苛立ちを消しては苛立ちが渦巻き苛立ちを消しては苛立ちの渦巻きを繰り返す。もう嫌だ。もう死にたい。もう苦し過ぎる。もう消えてしまいたいよ。……何度も何度も小さな声で呪詛の如く不気味な薄笑いを顔に貼り付けながらも延々とそんな愚痴を呟きながら何とかかんとか僕は一歩一歩足を前に踏み出していく。そんな状態で暫く歩き続けていたら遠い向こうにコンビニの灯りが見える。狂い死にたいぐらいのネガティブに脳内を汚染されて狂い死にたいぐらいの喉の渇きに襲われて今すぐにでもビールが呑みたい僕にはそのコンビニの灯りはまるで全ての悩みを消してくれる希望の灯のように観えた。耳の中のBGMを銀杏BOYZからレイ・ハラカミに変えた。優しい電子音でチルアウトしながら僕は先程までの陰鬱さとは打って変わって気分を切り替え意気揚揚と足並み軽く僕は進む。何となくまた見上げた空は既に漆黒の闇に染まり温かった風は冷え始めているのを感じながら等間隔に並んだ錆びた街灯の下を歩いていたら唐突に横切った黒猫に嫌な予感を感じながらもどんな嫌なことが起きても良いからせめて財布だけは落としませんようにと夜空に浮かぶ赤みにかかった月に密かに願いながら僕はようやくコンビニへ入る。何となく奮発しいつも買っているクリアアサヒでは無く一番搾りを買った。何となく奮発しいつも買っている安いバタピーでは無く割高なつまみミミガーを買った。ビニール袋を右手にぶら下げながらも僕はコンビニを出た。フラフラ暫く歩いていたが家とコンビニの中間辺りにある橋辺りで我慢出来ず思わずビールを空けてチビチビ呑み始めてしまう駄目な僕。橋の欄干に背を預けながら騒がしい音を鳴らしながら目の前を通り過ぎていく車やバイクの群れをアルコールで濁った視界で眺めながらも僕は思う。何だかんだまた僕は生き延びてしまったなと。