鬱はニセモノ | 駄ポエムは駄ポエム

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社会の最底辺で無職で悪足掻きしながら再就職目指したりアル中になったり萌えアニメ・マンガ見たりポエム綴ったりライブ行ったりしてる事を書くブログ。よろしくお願いいたします。

全てに疲れ切って全てに飽き飽きして全てに苛々して全てにムラムラしながらも何とか労働を終わらせた僕は温い向かい風を切り裂きながら暗くなっていく夕暮れの下をフラフラ危なっかしくも中古の原付をノロノロ走らせ何とか辿り着いた我が家。玄関の扉を開けて電気を付けて何となく足元を見たらそこにはいつも履いている塗装が剥がれた黒いスニーカーでは無く工場の作業靴の姿があった。履き替え忘れたのだ。外を歩いたからか少し土がこびり付いた作業靴を油汗が滲む額を服の袖で拭いながら死んだ目で見つめていると何故だかどうしようも無く情けない気分に身体が包まれただでさえ疲れてるのに余計疲れた感じになってしまうから不思議だ。靴を脱いだ後重い足取り引き摺り引き摺り何とかかんとか階段を登り自室の引き戸を開けて部屋の灯りも点けず作業着姿のまま生臭い万年床の布団が敷いてあるベッドへ僕はダイブする。闇の中手探りで手繰り寄せたタブレットを操作して流す音楽は優河のさざ波よ。穏やかかつソウルフルな優しい歌声に耳を済ませながら虚ろな瞳で呆然と見つめる天井の闇。何かもう何か知らん何だかんだでやはりどうにもならん。良く話していたTwitterの仲間の神聖かまってちゃん好きのアイツは一つの失言がきっかけで周りに叩かれまくり行き場の無い怒りを吐き散らしながらアカウントを消した。最近調子が悪いしボケているらしき愛猫ゆうちゃんが自室の僕の枕の上でいきなりウンコをした。工場で使ってる僕専用のホワイトボードが僕の手が届かない位置まで引き上げられる嫌がらせをされた。労働が終わり帰る前に入ったトイレで腹から腸をはみ出させたまま這いずり回り死にかけてるゴキブリを観てしまった。……嫌なことばかり。嫌なことばかりだとAmazonで散財ばかりしてしまうばかり。さっきも萌えマンガを二、三冊Amazonでポチッてしまった。今すぐ吐き出したいぐらい叫び出したいぐらい最悪でうんざりした感情を虫歯だらけの歯で噛み殺しながら生臭いため息を吐きながら起き上がりフローリングの床に転がる温い炭酸水を拾い上げてチビリチビリと呑みながら飽きもせずにいつものように出窓の外で今にも消えそうなぐらい弱々しく光る錆びた街灯をただただ僕は眺めてた。瞳からは何故か薄汚い一筋の涙が流れ落ち埃だらけのフローリングの床に落ちてゴミになっていく。寂しい。ブログを開く。孤独と不安と寂しさと後悔で凝り固まった駄文を表現者気取りの障害者たる僕は今夜もアルコールの力を使って誤字脱字なんてお構い無しに冗長上等!とばかりにダラダラ綴る。ハイボール4杯目辺りで出来上がった黒歴史確定の文章をドヤ顔で投稿した後心に湧き上がるのは僅かな快感と深い虚しさ。BGMを優河から狐火に切り替えた。時刻は午後11時38分。明日も労働。歯磨きも風呂も疲れたから明日にしようと作業着の上着だけ脱いだ後そのままタオルケットにくるまり冷房のおやすみタイマーを設定した後不貞寝。しばらくすると訪れてきた眠気とボケた愛猫のゆうちゃんが僕のビール腹に乗る重みを感じながら僕は思う。とりあえず明日は仕事終わりに気晴らしにラーメンでも食いに行こうと。