鬱が鬱で鬱だ | 駄ポエムは駄ポエム

駄ポエムは駄ポエム

社会の最底辺で無職で悪足掻きしながら再就職目指したりアル中になったり萌えアニメ・マンガ見たりポエム綴ったりライブ行ったりしてる事を書くブログ。よろしくお願いいたします。

労働終わり。休日の前日の休肝日。8時間働いて心が削れて折れて枯れて砕けながらもギリギリ平然を装った薄笑いを顔面に貼り付けながら行き着けの銭湯に入り受付けを済ませ二階にある温泉で身体を暖め岩盤浴着に着替えて胡麻麦茶をグビグビ呑み岩盤浴に入り坂本真綾をダラダラ聴きながら蒸されながらも死んだ瞳で僕はただただ天井のオレンジの灯りを見つめていた。感じてるのは虚無と離脱症状。何も考えたくない。何も信じたくない。何も作りたくない。何も求めたくない。だけど未だ心の奥底には降り積もりへばり付き剥がれない寂しさが潜んでる。耳の中では坂本真綾のなりたいが流れてる。何者かになりたい気がするけど何者になりたかったかを僕は忘れてしまった。最早どうでも良い。どうでも良いことにしながら何となく見つめた視線の先で地面に敷いたヨガマットの上で汗だく状態でヨガをする40代半ばのババアの腹のたるみを呆然と何となく眺めながら僕はBGMを何となく坂本真綾からたまに変えた。苦しい。寂し過ぎ。イライラする。ムラついてたまらないよ……そんな行き場の無い感情が身体中を巡り溢れ出し汗になり涙になりポタポタと岩盤の上に落ちてただただ乾いていく。止め処なく流れ出る身体中の熱く薄汚い液体が止まらない。周りの客がいきなり泣きじゃくり出してしまった僕を不審そうに見つめてくる。それでも未だ汗と涙は止まらない。もう嫌だ。死にたい。そう小さく呟きながらも僕は弱々しく重い腰を上げてよろよろと岩盤浴から出てガラス戸の冷蔵庫から胡麻麦茶を取り出し外気浴に向かうためのガラス戸を開けた。設置してある椅子に座りぼんやりと夜空を見上げてふんわりと浮かぶ三日月を眺めながらも僕は胡麻麦茶を喉に流し込む。生温い風に吹かれて乾いていく汗と涙を感じながら微かな快楽を感じながら夢うつつにうっとりと暫しの現実逃避に浸る。だけどされど現実から逃げても逃げても逃げても逃げても現実の最中で悪足掻いてるに過ぎないことに気付いてまた溢れ出す一筋の涙。BGMをたまからレイ・ハラカミに切り替える。ぼんやりと透き通ったエレクトロニカミュージックに陶酔しながら無駄の抵抗だと知りながらも悪足掻いて現実からの逃避を継続する僕。ちっとも貯まらずすり減り続ける銀行残高をもう観たくない障害年金をもらえない事実から目を反らしたいフルタイムで働けない自分自身を殺したい最近違う女と浮気してる父親と毎日死にたい死にたいとヒステリーのように泣いてる母親から逃げ出したいとにかくもう何でも良いから今この場所から消えてなくなりたい……どんなに考え過ぎても鬱々しても辛い現実は辛い現実な事実は変わらない。そんな哀しい現状を今改めて深く深く再認識してしまった。だけどせめて明日は今日より良い日になれば良いな。ただそれだけを願いながら僕は目を閉じた。