大つごもり

2016年5月8日から967日ぶりの更新になります。

967日もの間、ブログTOPに立川談志の曲がった顔写真が延々と掲載されていたことを考えると感慨深いものがありますね。毎年毎年、今年こそは更新しようと思いながら結局南極更新する気になれないまま967日が経っていました。今はたまに巡回botが訪れるだけの忘れ去られた孤島のようなこの場所を果たして見てくれる人がいるかどうか分かりませんが少し書きます。

あまり詳しく書く気はありませんが、967日の間に色々なことがあって、疲れたり元気が出たり落ち込んだり、まあ色々なことがありました。生きてるから当たり前なんですが、まあ色々あったわけです。上手くいったことも上手くいかなかったことも引っ括めて今は、うんまあこれで良かったのかなという感じです。子供は健康だし、ご飯は今年もどうにか食べられたし、相変わらず友達はいないですが、みんなが優しくしてくれるのでとりあえず大丈夫です。

さっき、こんな大つごもりの夜に、家の前の道をウチの子らは傘ジイと呼んでいるホームレスの爺さんが下を向いて歩いていました。もう半年くらいかな、傘ジイは毎日毎日昼も夜も近所の道をずっと歩いているんです。いつも黒い傘とリュックサックを背負って長靴を履いてペタペタと。公園のトイレで寝てるらしいとか、ジェーソンで買い物してたとか、よく分かんないですがどこに行くわけでもなく、傘ジイはこんな寒い夜もペタペタと歩いていました。

いつもはスルーするんですが、さっき傘ジイに「寒くないですか、大丈夫ですか」と初めて声をかけてみたんです。傘ジイはちょっとだけ立ち止まって黙っていたんですが、小さく会釈してまた歩いていきました。近所の神社に甘酒をもらいに行く途中だったのでそれ以上はもう話しかけませんでした。傘ジイは公園の方に下を向いてペタペタと消えていきました。

大つごもりについお金のことを考えてしまうのは、きっと樋口一葉のせいだと思う。お金が無いのは首が無いのと同じと言ったのは誰だったろう、本当にその通りだと思っています。いつも怯えています。だからまだ相場をやっているんだと思います。いつか自分が傘ジイになってしまうんじゃないかといつも頭の隅で考えていて、それを少しでも紛らすために相場をやっているんだと思います。自分にとっては本当にそれだけだと思います。お金って何なんだろう。お金って、何なんでしょうね。また何か書きたい日が来たら書きます。さよなら三角またきて四角。みなさん良いお年をお迎えください。

5/2〜6 今週の取引結果 〜平成芝浜〜

長きに渡るゴールデンウィークも終わりますね、
正直何の感慨も無い。

そんなわけで簡単に、今週の取引結果報告です。



【5/2】
●日経レバETF（1570）
11,500円売り×1,000株（持ち越し分）
10,450円売り増し×1,000株
（※合計 10,975円×2,000株）
↓
持ち越し（終値：10,550円）



【5/6】
●日経レバETF（1570）
10,975円売り×2,000株（持ち越し分）
↓
10,630円買い×1,000株
10,380円買い×500株
10,500円買い×500株

「+880,000円」



●日経225先物ミニ
15,870円買い×50枚
↓
15,933.5円売り×50枚

「+317,500円」



最近ずっと暇さえあれば落語を聴いておりまして、志ん生・志ん朝・柳家小さん・米朝・圓生・正蔵・談志と、メジャーどころの古典名作をメインに浅く広く。

人間の至らない部分を、時に情けなく、時に優しく描く落語というものは、やはり素晴らしいなと思うわけです。人の心というものは、心の根っこというものは、今も昔も男も女もトランスジェンダーも、やはり変わりゆくことなくそこに有り続けるのだなと感じることしきり。ちなみにそれは相場も同じことで、マーケットの裏側には必ず人がおりまして、さもすればそこから生まれる由無しごとは今も昔も変わらないのではないのかなとボンヤリ。



『芝浜』という題目の、古典落語の超定番 人情噺が御座います。

大酒飲みで貧乏暮らしの魚屋がある日、大金の入った財布を拾う。有頂天になって大酒を呑んだ翌朝、拾った財布は見当たらない、女房もそんなものは知らないと。ああ財布は夢だったのか何てこったと諦め、これじゃあいけねえと一念発起、大好きな酒をキッパリと絶ち、その3年後には借金も返し魚屋として立派な店を構えるまでに生真面目に働いた。

その年の大晦日の晩、女房は謝罪の言葉とともに告白する。
あの日、確かに財布は拾っていた、しかしこのまま横領してお上にバレたら死罪だ。長屋の大家と相談し、財布はお上に届け、旦那には「財布など拾っていない」と言いくるめたのだと。そして時が経ち、財布の落とし主が現れなかったため、晴れて財布の金は魚屋のものとなったのだった。あんたが堕落していくのが怖かった、嘘をついて、本当にすまなかった、すまなかった、けれどお願いだから別れないでおくれ、と女房は泣いて頭を下げた。

事実を知った魚屋は、女房を咎めることもせず、妻の機転に感謝の言葉をかける。自分が立ち直れたのはおめえのお陰だ、ありがとうよと。めでてえや、久しぶりに2人で酒でも飲もうかと、杯を口元に運んだその瞬間、「いやよそう… また夢になるといけねえ」という名台詞でお終いの噺で御座います。


さて、てめぇの女房はどうなんだって言うと、相も変わらずスマホのゲームに延々と興じる狂ったエブリデイ。これはアカンと酒量も増えて、シラフでは到底耐えられないという混じりっけ無しの辛すぎるリアルに、「お願いだから夢であってくれや！」とまさに“逆芝浜”状態。

酩酊酩酊の毎日で、何が現（うつつ）で何が夢かなのか、自分でも境目がだんだん分からなくなってきましたが私は元気です。目出度く大金を我がものにしたあの芝浜の夫婦が、結局最後はどうなったのか。結局全部が夢だったのか、小判の魔力で持ち崩したのか、それとも無事に添い遂げたのか、自分には分かりませんが取り敢えず今週は少しばかり勝てたので良かったです。えー毎度ばかばかしいお笑いを一席。週一更新では御座いますが、もうしばらくお付き合い頂きたく存じます。






====================

5/2～6の取引結果：+1,197,500円
持ち越し：無し
保有資産：22,231,679円
(前月比：+93万円)

4/25〜28 今週の取引結果 〜さよならさんかく〜

さよならさんかく また来てしかく。

こんなに更新間隔が空いたのは、2年間のブログ期間の中で初めてじゃないでしょうか。まあ純粋にトレードしてなかったというのが一番の理由なわけですが、入院してた時でも毎日シコシコやってたのを考えると、今回のスランプはやっぱり自分にとって特別な感じがします。いろんなことを、やっぱり考えさせられます。いろんなことを、感じます。



「休むも相場」と左腕にタトゥーを彫りつつ月火水の3日間はほぼ相場を見ないまま過ごしてみたところ、別に俺1人が休もうが何をしようが相場は何の問題も無く回っていくのだなという全力当たり前体操の現実を目の当たりに。

木曜日は朝から外出で、日銀プレイ不参加なれども、お昼休み急落からの戻りを刺して、日経レバショートは引けで半分利確・半分持ち越しという無難な結果に。



●日経レバETF（1570）
11,560円売り×1,000株
11,500円売り×1,000株
↓
11,230円買い×1,000株
1,000株持ち越し（終値：11,230円）
確定損益「+330,000円」
含み損益「+269,250円」



結局4月相場はジャスト100万円のマイナス収支で、7ヶ月続いたプラス収支もここで遂に土が付いた形に。あーメンタル弱えなあという感想。そしてモチベーション低下でマトモにコメントの返信すら全く出来てないという、ほんと情けないです。ほんとに申し訳ないです。



いつか、考えた感じたいろんなことを、みんなにお話できればなあと吐き出せればいいなあと、思ってはいるんですけどそれはいつになることやら。全然関係ないけど、尾崎豊の「ダンスホール」という曲があるんですが、今更ですがとても良い曲だなと思いました。理由とかうまく説明できないですが。マーケットというダンスホールで踊るみんなへ。踊る人へ。踊り疲れた人へ。





====================

425～29の取引結果：+330,000円
含み損益：+269,250円
保有資産：21,300,071 円
(前月比：-99万円)