2023/06/29 | 人生に無駄はない

人生に無駄はない

人生の折り返し地点で難病の多系統萎縮症に罹患しました。
難病に罹患したことも無駄にならないような人生を歩みたいです。
2019年多系統萎縮症に病名変更

低血圧が酷い


こうも活動出来なくなるのか、と思った


Y先生に言ったところで、良くなる訳でもなく、とりあえず上が100以上上がったら活動し、90台になるとベッドに休みがちになる(血圧90台は、下がり始める兆候)


なのでブログ記事を書ける時は、血圧が100以上あると思って下さい





ベッド上で洗髪、清拭をするようになり、いろいろネットで買い揃えた


その中で訪看さん達に評判が良かったのは、シャワーと洗髪槽


まずシャワー


一般的にペットボトルを何本か用意し、蓋部分に何ヶ所か穴を開けて使う…1番手っ取り早いし、そういう物と訪看さん達も思ってるため、利用者にも説明する


ベッド上の洗髪なんて、そんな程度と思っていたが…


温水使用と言う難題があり、介護用や医療用だと見つかっても値段が高い


アウトドア用で検索すると温水使用可で、安く見つかる


アウトドア…1番遠いが、値段の安さと使い勝手の良さには、叶わない


湯量もペットボトルの比ではなく、美容院と変わらない

 

ペットボトルに温水何本揃える時間より早い

タイパが良いとは、このこと?


バケツに温水を溜め、本体の吸上部分を沈めて、シャワーの手元スイッチでオンオフするだけ


たっぷり湯量なので、頭が冷えにくい


ペットボトルの湯量で洗髪だと、冷えやすいという悩みが、訪看さん達にもともとあり、解決策として室温を上げる、手早く済ますしか方法がないと思っていた


それを一気にシャワーをベッド上で使うと言うアイデアで、解決してしまい、今後、私のような利用者が居た場合、こういう使い方があると勧めよう、と事務所内で話題になったそうだ


次に洗髪槽だが、もともと看護学校のカリキュラムに『洗髪』を習う


そしてベッド上で洗髪する時は、ケリーパットを使うと教えられるそうだ


だからケリーパットで洗髪するしか知らない


訪看になって、紙オムツ等で代用する洗髪方法を知るが、ケリーパット以外知らないというのが、看護師さん達の常識で、ケアマネ(介護保険の領域)なら、家のお風呂が無理になったら、ベッド上で洗髪や清拭とは考えないで、すぐに訪問入浴となるそうだ


だからケアマネにしても、今回の私のような事例は初めて知る事ばかりで、勉強になるそうだ



ケリーパットの首が当たる部分は、ゴム製で使用前に膨らまさせる必要がある


膨らます程度は、利用者(患者)の好みもあるが、ほとんど手動ポンプ式で膨らませてる


大きめのビニール袋に入れて、持ち運び


ネットで検索すると、それほど数は多くないが、ケリーパット以外に医療用具で『サッパリさん』と言う物もある


やはりそれもゴム製で、前もって膨らまさせる必要があった


ケアマネに聞いた所、洗髪用具は介護保険適応外で、ネット購入の方が安いそうだ


ゴム製で膨らませるのも、空気を抜いてしまえば収納も簡単になるが、使うたびに膨らませないとならないため、訪看さんの手間になる←デメリット 


桶状だと、そのまま利用出来るが、使わなくなった時、邪魔かも←デメリット


訪看さん達の希望は、バシャバシャ洗いたい、首筋近くまで洗いたい

でも洗い過ぎて、利用者(患者)の背中やベッド等濡らしたくない←本音


高齢者の場合、そもそも髪の毛が薄いので、ケリーパットでも充分→利用者自体、圧倒的に高齢者


私のような年代の利用は、ほとんどないのが現実で、そもそも訪看さんって何するの?ヘルパーさんと何が違うの?と利用者側の意識というか、理解度が違う


何回か研修生も受け入れしたが、訪看とだけで、病院勤務の看護師より低く見られてる現実を知った


そんな事を含めて、桶式の洗髪槽をネット購入した


訪看さんの感想は、バシャバシャ洗える、真ん中に枕状に頭を支える部分があり、ゴム製と違って手も入り、首の後ろ側も洗いやすい


ゴム製で膨らますタイプは、構造上枕状の部分と繋がって、一緒に膨らますように出来ている事に気づき、桶式はハードな分枕状と首を支える部分と分離し、その間に手が通るようになってた


また湯を溜めて置く深さもケリーよりあるため、洗いやすい


ただベッド上だと、クッション性があるため傾き易く、下側(底部分)に傾かないように工夫が必要


付属品所排水ホースでは、使う場所によっては短い場合もあり、耐久性が乏しそうで別売(単品売)がない等の問題点もあった


これらは購入して使ってみないと、判らない部分だった


一応ホームセンターで解決したが、買ってすぐに使えると思わない方が賢明かもしれない




訪問美容というのも、初めて利用した


当然ながら、店鋪に出向くより割高になるが、今回は仕方なかった


市によってと思うが、要介護4以上で市に登録してある理美容師(院、店)利用なら補助金が出るが、登録先の理美容師自身が高齢者で、ケアマネ担当の利用者が耳を切られたそうで、それ以来補助金が出ると言っても、勧めてないそうだ


新規の登録もなく、宝の持ち腐れ状態らしい


このきり訪問美容を利用して判ったことは、短く髪を切ってと店鋪で注文しても、ここまでは切れない事だった


何故短く髪を切るか?という理由が、店鋪で働く人と訪問で来る人とでは、受け取り方が違う事だった


店鋪で働く人は、短く髪を切ったとしても見た目重視


訪問で来る人は、見た目より実情を重視


夜、寝てる間なのか、寝た状態が多いのかでは、枕でハネるの意味が違って来る


そういう細かニュアンスが、訪問美容の良さなのかも知れない