練習しろ
練習すれば身につく
なんて考え方、おそらくいろんなところで言われることだと思います
でも、私はこれは必ずしも真ではないと思う。
ボイトレを始めた頃に、先生から、
「カラオケとかでたくさん練習しな!」
って言われたので、カラオケに毎日行きまくりました
このとき、私にとって練習とは、回数をこなすことでした。
たくさんやれば、きっとわかると。
でも、私は、
喉を痛めました
声が上手く出なくなりました
何も上達の仕方がわからないまま、歌うことを休まざるを得なくなりました。
このままこの枯れた声のままだったらどうしようとも思い、仕事以外はできるだけ喉を休めることに。
このとき私は会社員で接客業だったので電話を取ったり「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」ってのを平日は毎日大声で言っていたのでなかなか毎日ヘビーでしたが…
我慢した甲斐があり、声は元に戻ったのです
だけど、
歌い始めるとすぐ、枯れるようになりました
下手な歌がさらに下手になった…
最低な気分でした。
それでも諦めたくなくて。
だってね、自分の曲を自分で表現したかったから。
それから、ボイトレの先生は何人か経由したのですがなかなかその糸口は掴めずにいました。
その末…
巡り会えた先生が、真の練習の仕方というのを気づかせてくれました。
「自分で気づく」ということが大事だと。
①歌ったのをレコーディングして、それを聞く。
②どこが、何が理想とかけ離れているのか気づき、どうしたらそれに近づけるのか考える。
③自分の案をやってみる
という3ステップを繰り返す。
ここでひとつ心構えとして重要なのは、2回目以降このステップを繰り返すとき、良くなっている点だってあるってこと。
良くなってることに気づかなければ、きっと辛いだけ。
改善しようとおもってやってるんだから、必ず良くなるはずなんです。
ふたつ目に、違いに気づける耳になってるってこと。
そのために、いろんな曲を聞いたり見たりして、このひとはどのくらいのマイクの距離でどんな歌い方をしているんだろう(ささやくようにとかはっきりととか)というのを想像するとだんだん違いのアンテナが敏感になっていきます。
はじめはわからないの当たり前。
むしろわかるようになってきたっていつまで経ったって完全に分かり切るなんてない、何事も突き詰めれば終わりなんてないんだから。
こうしていろいろな歌を聞くことで、私は私自身の違いにも敏感に気づけるようになりました。
最近はね、こうも思うんです。
音楽だけじゃなくて、日常で誰かと話しているときだって、いろんなことを吸収して精神的にも成長してまたいろんな違いに気づけるようになっているわけ。
だから歌を練習している時間だけでなく普通に過ごしているだけで上手くなってるんじゃないか、ってね。
まぁこんな理論言ってみるとはちゃめちゃかもしれないけど、実際私は体感しています。
と、歌のことを書いたけど
何に取り組むにしてもそうなんじゃないかなーと思っています
まとめ
①自分の結果を客観的に見れる形にする
(歌ならレコーディング)
②どこが、何が理想とかけ離れているのか、どうしたらそれに近づけるのか考える。
③自分の案をやってみる
の繰り返し
大事な心構え
その①
上の繰り返しをしていけばいくほど、必ず良くなっていくと信じている
その②
違いに気づけるようになっていく