先日、真綿の布団を作ると宣言しましたが、私はほとんど作らず、伯母が作ってくれました

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↑これは、真綿(まわた)です
比較に私の足があります
この一枚で、20枚くらい重なっています

これを、モミモミして、ケバケバさせると、はがしやすくなります


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↑伯母です
ケバケバさせた真綿を5枚くらいずつはがしてのはします

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↑はがしました
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↑伸ばす準備
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↑伸ばします
これは、私です

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↑こんな感じにスケスケになります

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↑それを重ねていきます
この真綿の下にあるのは、綿の布団わたです
またその下に、布団をくるむ生地が敷かれています(袋状に縫ってある)


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↑真綿を重ね終えた状態です(伯母と私)
四女が撮ったので、ピンボケです
下の綿の布団わたでくるみ、更に上にも綿の布団わたを敷いて、最後に布団生地で、くるんで完成です(絹と綿の層ができてる!)

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↑じゃ~ん
昔ながらの『がくぶち』というタイプの布団生地です
これも伯母が縫ってくれました
周りのオレンジは綿のブロード、中は銘仙(着物に使う絹の生地)です

本当は、私も布団つくりにもっと参加したかったのですが、何しろせっかちな伯母は、私が行く前にどんどん仕事を進め、制作過程の写真があまり撮れませんでした

あと、私がテレビで見た真綿の伸ばし方は、一回ごとに、布団の大きさまで伸ばしていました
そして、中身は真綿だけでした

伯母は、父の姉で、製糸工場を営む家に嫁ぎました

伯母の話では、真綿だけで作ると、中身が寄ってしまい、上手くできないので、綿の布団わたで仕上げにくるむそうです
伸ばす割合が小さいのも、簡単に一人でできるようにするためのようです

終わって、お茶を飲みながら、話をしていると、次々と貴重な話が聞けました

・真綿を足に巻いて、その上から靴下を履いていた→(冷えとり靴下だ~)

・肩などが痛い時は、保温のため、真綿を巻くといい→(毒出しも盛んになるのかな?!)

・胴裏(着物や長襦袢の裏地)が古くなると、それで身体を洗った→(絹の垢すりだ~)

今みたいに、物はあふれていないからこそ、生きるための知恵や工夫がいっぱいだったようです




ちょうど涼しい日に、出来上がった布団で寝てみました

ふんわりと、包まれた心地よさに、しばらくぼっ~としました
足先がジンジンしてくる頃、眠りにつきました






プレゼント読んでいただき、ありがとうございましたプレゼント


おのだはるな