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念願の多頭飼い始めました!
シェットランドシープドッグと、キャバリア×トイプーの兄弟です!

おはようございます。

今日のブログは完全なひとりごとです。
前々からずっと思っていたことについて書こうと思います。
たぶん、かなり長くなります。
もしかしたら、叩かれるかもしれません。




いつものブログの内容とは違います。
読みたくない方はスルーでお願いいたします。









  










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前にも少し書いたように、義実家で飼っていたサリーちゃんが先月、16歳で亡くなりました。16年間一緒に過ごしていたわけですから、義父母の寂しさは計り知れません。義実家に行く際にはうちの子を連れて行くようにしていますが、帰る頃になると毎回「置いて帰りぃね」と冗談っぽく言われます。それを聞く度に、本当に寂しいんだろうな…と思います。
旦那さんと話し合って、新しい子を迎えた方が義母も元気になるだろう、生活にハリが出るだろうという事になり、それなら保護犬を迎えたらどう?と提案しました。
幸い、義母は在宅で縫製の仕事をしている為、家を空けることはまずありません。買い物も生協を利用しているので、週に一度外に出る程度です。ですが、長年縫製の仕事をしてきたせいで右腕を痛めており、前々から「次飼うならジョーぐらいの子が丁度良いなー。このぐらいの大きさなら抱っこもできるし」と言っていたので、5キロ未満の子を探さなければなりませんでした。
インターネットを使いこなせない義母に代わって、わたしが色々と検索をしました。




あるレスキュー団体のホームページで小柄な男の子を見つけました。このサイズなら義母の腕でも抱けるかも…と思い、譲渡条件を確認したところ、複数の項目がありました。
その中でも、前々から疑問に思っていた項目を挙げたいと思います。

まず、

・〇〇(地名)及びその近郊にお住まいで、完全室内飼育が可能なペット可の住居にお住まいであること。

完全室内飼育が可能なペット可の住居にお住まいであること、というのは分かります。ですが、〇〇及びその近郊にお住まいというところに引っかかるのです。
多くの団体の譲渡条件に地域が限定されていたりしますが、あれは何の為なんでしょうか?
ある団体のホームページで、「時々、遠方なのでこちらから伺います。とメールをして来られる方もいらっしゃいますが、遠方の方への譲渡は難しいです。」と書いてあるのを拝見しましたが、わざわざ伺いますと言ってくださってる希望者さまを、なぜメールのやり取りだけで、しかも遠方だからという理由だけで断るのでしょうか?


もう一つ、

・65歳以上の高齢者の方がいらっしゃるご家族さまへの譲渡は難しいと考えております。

わたしの義父は65歳で、義母は50歳、いわゆる年の差婚です。65歳ですが、義父はまだまだ現役で毎日大工仕事をしています。
レスキュー団体のアンケートに家族構成や年齢を記入する欄がありましたので、もちろん正確に記入しました。
すると、「65歳以上の高齢者がいるお家への譲渡はできません。」と返事が来ました。
確かに、夫婦揃って65歳以上だとしたら心配になる気持ちもわかります。ですが、義母は50歳ですし、義父母共々元気に過ごしております。生活状況も何も把握されていないのに、ただ65歳以上だからという理由で断られることに納得が行きません。
レスキュー団体の中には、

子供が後見人として申し出る場合は譲渡対象になる場合があります

と書かれているところもあります。
そもそも、65歳=高齢者という考え方もどうかと思います。世間一般的には65歳を過ぎると高齢者扱いされるのかもしれませんが、個人差がありますよね?わたしの祖母は75歳になりますが、毎週のように自分で運転してカラオケ教室に行ってますし、年に何度か県外で行われる発表会に出たり、歳を重ねるごとにアクティブになっていってます。年齢だけで判断してしまうのは勿体無いんじゃないかなと思うんです。

わたしの勝手な見解ですが、若い人よりもおじいちゃんおばあちゃんの方が犬に愛情をかけていると思います。毎日お散歩に連れて行ったり、一緒に畑に行ったり、お家でゆっくりしたり。

そもそも、保護犬のためにというなら、なりふり構っていられないはずですよね?保護犬が「65歳以上の高齢者はダメ!」って言ったんですか?人間の勝手な都合で傷付いた子たちだから次は幸せにしてあげたい!とおっしゃっていますが、保護犬たちの幸せを、また人間の勝手な都合で取り上げるんですか?というか、その子が良いんです!と里親を希望している人を、メールの文章だけで判断するのは失礼だと思いませんか?せっかく、保護犬を迎えよう!と決心して連絡したのに、

あなたは遠方だからダメ。
高齢者がいるからダメ。
子供がいるからダメ。

と拒否されしてしまうと、どうせどこの団体に言っても断られるから…と、里親になることさえ諦めてしまうと思います。
確かに、簡単な気持ちで連絡して来る方もいらっしゃるのかもしれませんが、みんながみんなそうではないんです。断られるにしても、理由が明白でないと納得行かないと思います。

団体の皆さまが毎日お忙しくされているのはわかります。保護犬のために時間を割いて、一生懸命活動されておられる姿には頭が下がる思いです。
ですが、希望者への対応をぞんざいにするのはいかがなものでしょうか。
団体の皆さまが保護犬を幸せにしたいと思うように、希望者も保護犬を幸せにしてあげたいと思って連絡しているのです。それを、

高齢者がいるお家への譲渡は行っておりません。

という返答だけ送るのはどうかと思います。
なぜ高齢者がいるお家がダメなのか、例えばこういった事例があった等、わかりやすい説明があれば納得出来るかもしれませんが、明白な理由もないままにされると、1週間待ったのに、何だか感じ悪いなぁ…と思われると思いませんか?

わたしは批判しているわけではありません。勿体無いなと思うんです。

地域を限定しなければ、幸せになれる子は増えるんじゃないですか?
遠方だから無理!というのではなく、そんなにこの子を想ってくれるなら、自力でここまで来てみろ!とは思えませんか?
そこまでしてまでその子がいい!と言ってくれる希望者がいるなら、それは保護犬にとって嬉しいことなんじゃないんですか?

高齢者だって、犬を可愛がる権利はありますよね?
なぜその権利を奪ってしまうのですか?
ペットショップから買うな!と言うなら、希望者の言葉も聞くべきなのではないですか?



田舎の人は無知なので保護犬やレスキュー団体の存在を知っている人もまだまだ少ないです。だから、犬を飼う時は知人から子犬をもらうかペットショップでの購入になってしまいます。
田舎だから、犬は外で飼うもの!と思っている方も少なくありません。実際、うちは家の中で飼ってますと言うと驚かれることもあります。
ですが、外で飼う=可愛がってないということにはなりません。


保護活動をされている方が、

田舎の人ほど飼育の仕方を考えて欲しい。

と書いているのを見かけました。
わたしはそれまでその方のことを尊敬していたのですが、その記事を見てガッカリしました。

田舎は外飼いが普通。
避妊去勢もしてない。
繋ぎっぱなし。
迷子になっても、どうせ帰って来るだろうと探さない。

等々、完全に馬鹿にされてると思いました。

確かに、高齢者の方は避妊去勢されてるお家は少ないかもしれません。
でも、繋ぎっぱなしではないし、放ったらかしでもありません。

一部のそういう犬飼いを見ただけで田舎の人間を一括りにされるのは本当に腹が立ちます。
じゃあ、都会の人はみんなちゃんとしてるんですか?って思います。


田舎だから、都会だからじゃないんです。
その人だから、なんです。







わたしは決して批判しているわけではありませんし、特定の団体へ向けて書いているわけでもありません。中盤でも書きましたが、レスキュー団体の皆さまやボランティア活動をされている皆さまには頭が下がる思いです。



結局何が言いたいのかと言うと、わたしのような思いをする希望者さんが少しでも減ると良いなということ、ただそれだけなのです。

わたしは諦めが悪い方なのでなかなか諦めませんが、これだけダメ!と言われてしまうと、保護犬を迎えること自体諦めてしまう方がほとんどだと思います。

そんな希望者さんが少しでも減るように、保護団体の方がこのブログを読んで何か思ってもらえると良いなと思って書かせて頂きました。
そもそも、こんなブログを読んでもらえるのかどうかもわかりませんが…



今回ご縁の無かった子も含め、保護犬たちが素敵な里親さまと巡り会って、幸せな犬生を送りますように。
そして、読んでくださったほんの一握りの方でいいんです。少しでも何か残るといいなと思います。



長文、乱文になりましたが、最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。