《里親募集準備中》すずちゃんの保護経緯について | 87便り "一生一緒の家族を探しています”

 

昨日は今年3回ある最強開運日の初日やってんて!

 

というわけで、みんなでお詣りしてきたよ。

 

 

 

 

ここは日本最古の神宮さんで、犬も一緒にどうぞとおっしゃっていただけるので、毎年全員でお詣りしています。

 

 

 

 

昨年のお正月に一緒にお詣りしたポンちゃんとサニー君の御縁結びと、すずちゃんの良縁探しの報告をしてきました。

 

 

(去年のお正月。ハハとポンちゃん。1年前やけど、この時のハハはまだしっかりして元気やったなあ。あ、今も元気やけど)

 

 

日本最古の神宮さん、どうぞすずちゃんと我が家をお見守りくださいね。

 

 

 

さて、今日はすずちゃんの保護経緯について。

 

 

 

 

以前から私のブログをご覧いただいている方ならご存知ですが、私は犬/猫を保護した際にその経緯をできるだけそのままお伝えしています。

 

それには理由が二つあります。

 

一つ目は、私が保護犬ビジネスに関与していないことを明らかにするため。

ご存知の方も多いかと思いますが、保護犬ビジネスというのは、たとえば保護団体を名乗りながら継続的に現役繁殖業者から売れ残った、もしくは販売に適さない、そして繁殖を終えた犬/猫をお金とともに受け入れ、マンパワー(日々のお世話)はボランティアにお願いし、支援者からは寄付金を、里親家族からは譲渡金を受け取り、その経緯を公表していない活動(ビジネス)のこと。最近では、譲渡時に保険の加入やフードの定期購入、指定動物病院での検診などを条件もしくはオプションにして、メーカーからキャッシュバックをもらっているところもあります。すごいよね。でも私はこれらの活動を、すべてを明らかにして理解と賛同を得たうえで運営するのであれば悪だとは思いません。繁殖業者の犬も幸せになってほしいし、保護活動に運営資金が必要なのは私が日々痛感していることやからね。でも、ボランティアさんや支援者さんや里親さんにホンマのことを言われへん活動はあかん。みんな、真の幸せを願い、家族を探しに来てるんやから。なので、私は関係者に支障のない範囲で事実をお伝えしています。

 

 

 

 

そして二つ目は、保護経緯を明かすことによって「こんなひどい話があるねんよ」ってことを言いたいわけではなくて、どんなことだって『明日は我が身』だと思っているからです。ご年配のご家族が犬を手放すことも、心の病にかかって犬と暮らせなくなることも、人生には到底予測できないことがありますよね。なので、いろんなケースをみなさんと共有することで、でき得る備えや将来的な計画を立てていただければなと思っています。これは、もう自分にしかできないのです。例えば、70歳で子犬を飼い始めるご近所さんや、毎日12時間以上のお留守番がある一人暮らしの同僚が犬を迎えることを、他人が説得することはほぼ無理に等しいです。相手がめっちゃくちゃ仲の良い友達でも、自身の親でも難しいと思います。なので、自分はそうならないように、動物と暮らしたいならそれなりのライフスタイルを整えて計画を立て、その計画を継続的に見直していくことが、将来的な保護犬/保護猫の数を減らすことになると思っています。

 

 

 

 

すずちゃんの場合は、北関東に住む80代後半の女性から保護依頼を受けました。

 

この女性は、地元では有名な保護活動者だそうです。今でも、複数の犬と猫とウサギと暮らしています。

昨年、某所に捨てられていた兄妹犬4匹を保護し、3匹を保健所経由で保護団体に里親募集してもらい、1匹は自分で飼うことにしたそうです。それが、すずちゃんでした(以前は違う名前でした)。

 

 

 

 

しかしながら、すずちゃんを飼うといっても庭に短いリードで繋留し、十分なお世話はできていませんでした。ほかにも動物がたくさんいるため、まだ1歳のすずちゃんを手放すことを決意され、我が家に託してくださいました。

 

 

 

 

ここ数年、保護活動者の高齢化が問題となっています。

 

将来を見据えて活動の縮小や引退をせず、後継者を育成することもなく、以前と変わらない活動を続けることによって、ある日突然ご病気で入院され、すべての動物の行先を探さないといけなくなるケースがあります。

 

 

 

 

でも、この年代の方たちは、保護活動が存在しなかった時代に想像を絶する苦労と理不尽な思いをされ、今の日本の保護活動を築き上げてきた功労者だと思うんですよね。今の私ですら日々想像できないような理不尽な思いとともに保護活動に取り組んでいますが、外飼い/放し飼いが当たり前で不妊手術も感染症予防もせず、保健所も協力的ではなかった時代に、どれだけの強い気持ちで動物の命を守ってきてくれたのだろうと尊敬せずにいられません。その後、時代が殺処分ゼロを謳いだし、行政はこのような保護活動者たちから多大なる協力を得て、殺処分ゼロの目標を達成してきたことと思います。

 

 

 

 

保健所では、その方たちがご年配となった今でも動物の受け入れ相談をしているケースがあります。行政が掲げた殺処分ゼロという目標を達成するためには、自前の譲渡活動に加え、どんどん保護活動者に動物を引き出してもらうしかないのが現実です。なので、まだまだご年配の保護活動者のもとに動物は集まってきます。

 

 

 

 

今回の場合、もちろん80代後半で後見人がいらっしゃらない方が子犬を迎えることは賛成できません。

でも、今まで多大なる貢献をしてきてくださった方々が、これまで家族やプライベートを二の次にして動物の命を守ってきてくださったのに、今になって動物と触れ合うことを許されないっていうのは理想とする世の中ではないなあと思ってしまいます。

 

でもだからって、やっぱりあかんよなあ…

とはいえ今まで頑張ってきてくれはったのに…

こうなるまでにどうすれば良かったんかなあ…

 

そんなことを、これまたぐるぐるぐるぐる考えています。

 

 

(すずも写ってるよ)

 

 

今の私にできることは、すずちゃんに素晴らしい一生一緒の家族と出会ってもらうこと。

 

そして私自身は、将来的なライフスタイルに加えて、体力や経済力を考慮しながら短中長期的計画を立て、それを見直しながら身の丈に合った保護活動に取り組むこと。

 

そして、できるのであれば、これからもっともっと進む高齢化社会において、高齢者ができるだけ長く動物と暮らせる世の中になるような活動ができればいいなあと思っています。

 

 

 

さあ、すずちゃん!

これから素晴らしい御縁を探そうね。

きっとステキな一生一緒の家族が、にこにこ笑顔ですずちゃんを迎えに来てくれるよ。

 

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