(つづき)
タロットカフェリーディング
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マルセイユタロット
16枚の宮廷カード(コートカード)
それらの中から
自分や相手を投影するような人物を1枚を選ぶ
そして対峙してみる
という話を前回書きましたが
ひとりの人物像がその1枚だけで限定されるのではなく
宮廷(コート)カード16枚の人物すべて
私たちの中に存在しているのです。
私たちは固定されたひとつのキャラクターとして
生きているのではなくて
季節が変わるように
窓から差し込む陽射しの輝きが
瞬間瞬間で変わるように
変化するのだと思います。
最近の仕事では「玉」の小姓の私ですが
親しい友人とともに過ごすときは
「杯」の女王となったり
でもあまり好きではない人に向き合うときは
「剣」の女王となったり
旅行に行く計画を立てているときは
「剣」の王
大好きなヨガの先生のクラスを受ける時は
「杖」の騎士
などなど
さまざまな「私」「あなた」が現れる
それは
さまざまな環境
さまざまな対人関係によって
化学反応のように刺激され
16人の人物の誰かが引き出される。
思いもかけない
「わたし」「あなた」「かれら」が
現れてしまう。
そんな自分がイヤになったり
相手に怒りや戸惑いを感じたり
するかもしれません。
しかしそれが周囲との関係性から生じる
化学反応であるならば
いわゆる「相性」という
やむを得ないものかもしれない。
その場や相手が
じぶんにとってどうしてもイヤなものなら
そこから逃げてもいいし
新たな変化、新たな反応が起こるのを
待つのもいいかもしれない。
どちらにしても
その化学反応を。
そして変容する「私」「あなた」「かれら」を
受容すること。
それができれば
もうすこしだけ楽になる。
そんなことを
タロットカードを見ながら思っている
2022年の年末です。