ここ数年
自炊への意欲が低下し
いやいや作る~
自分を責める~というループ。
市販のお惣菜やレトルトには
変な後ろめたさを感じたり
味や素材の量に物足りなさがある。
でも栄養バランスが・・・
でも食費が・・・
でも食欲が・・・
ああ
自炊が憎い。
このイライラ状態をどうにかしたいと思っていたときに
偶然書店の棚に見かけて
手に取った本です。
『自分のために料理をつくる 自炊からはじまる「ケア」の話』
山口 佑加 / (対話に参加)星野 概念
「誰かのためだったら料理をつくれるけど
自分のために作れない」
という6人の参加者が
料理研究家・山口 佑加さんとの
3ヶ月におよぶ自炊コーチの中での過程と変化がつづられている。
自炊ができることというのは
自分の体調の移り変わりや生活の変化に合わせて
自分を労り養っていけるということです。
この力があれば
ちょっとやそっとのことでは倒れないで生きていけます。
帯より抜粋
今何が食べたいか?
自分の中の小さな自分に問いかける練習を重ねていくこと。
そして結果ではなく
料理の過程を味わうこと。
トマトに塩をかけるのもりっぱな自炊。
もっと気軽に自炊ができるためのハウツー、
だけではなく
もっともっと深い自分との対話が
ページにあふれており
読み終わると
少し肩の力を抜いて料理へ向き合えるようになり。
もう少し繰り返し読み続けていたい
そんな本との出会い。