さて。

寝室の間取り変更のお願いをしてから、かーなーり待たされてしまった、つん家。


建築士さん「年度末で、色々と…」


なるほど、自営業の方は、年度末が忙しいらしい。

知らなんだ…


その後も、細かく細かく打ち合わせが続いたが…

他に、大まかな変更をお願いしたのは、2箇所。




1つは、車庫。

つん家の土地が、


細長ーーーい


というのは、もうご存知だと思われますが、具体的には、



こう。

なので車庫は当然、道側に接する形で、



こう。


で、1台しか停められない仕様になっていた。

道側シャッター、後ろ側は窓。


が、いずれ旦那が単身赴任になる、つん家。

今後、車が2台になる可能性がある。


車は、2台停めたい…


なので、


車が後ろに下げられるように、窓ではなくシャッターに出来ないか?


と、お願いした。

これが、素人からすると、


窓をシャッターに替えるだけじゃん?


と、思うじゃないですか?

構造上、かーなーり変更が必要になるらしく。

これがこの後、ネックになっていきます…

それはまた、後々書いていきますネ。




2つ目は、玄関。

道側に車庫ということは、出入り出来るように玄関ドアは道側につきますネ。



庭側にもドアがつきますネ。
そして、主屋の出入り口が、


こう。
つまり、掃き出し窓。


は…?

玄関は…???


建築士さん「デッキで靴を脱いで、窓から家に入ります」


そぉぉぉ来たかぁぁぁぁぁ


発想が予想外過ぎて…

ザ、昭和な、つん夫婦、衝撃…!!!


間取り上、玄関を作るのは難しいのか…?

あるのが普通と思ってきたけど…玄関要る? 

そもそも、玄関とは何ぞ??


この土地に最適な家を


と、お願いして、上がってきた図案。

自分達の常識で、安易に、


これはちょっと…


と言うのは早急過ぎた。

とりあえず、持ち帰ることにした。




続く。

ではではーーー

さて。

土地を手に入れた、つん家。

ここからが長かった…


「もうプランは出来ています」


と、言ってくださっていた、建築士さん。

図面は、すぐ見せて貰えたのだが…


修正をお願いした後、全然連絡が来ない…

その間、1ヶ月半程。

あまりにも長いので、


そんなに難しい事を言ってしまったのか…!?と、思った。


その内容とは、



コチラ。


寝室を、広くして仕切れるようにする、というもの。


旦那の仕事は、


急な呼び出しがあったり

帰りが遅くなったり

帰って来れなくなったり


そして、つん…


音に神経質

睡眠不足が、すぐ不調に繋がる


…同じ寝室は無理!


始めは、完全に1人1部屋にしようかと思っていた…

が、


美しくない!

間取りが。

せっかく、長方形を最大限に生かした間取りなのに…

無駄な廊下が出来る。


そして、家族が3人しか居ないのに、1人1部屋ってどうなのか、と…


ルームシェアみたいじゃない?

仲悪いの??

家族としてもそうだし、そもそも、夫婦としてどうなのよ?


と。


あと、老後。


新婚で家を建てる訳では無いので…

多少、先を見据えた家にするべき。


別々の部屋で寝てて、気づかないうちに天に召されてたらどうよ…?

お互いの様子を、多少わかるようにせねば…


そんな訳で。

今、


子ども部屋を広くしといて、いずれ仕切れるようにする


ってのが流行ってますネ。


我が家は、夫婦の部屋ですが。

最初から仕切ることにした。

可動式の引き戸、3枚で。


明かりも、ベッドも、クローゼットも、夫婦それぞれ1つずつ。

夜中に急に旦那が出勤になっても、電気を点けて支度出来る。

間に引き戸があれば、光は多少防げる。


音は…

結論から言うと、全く防げず(笑)


つん、耳栓して寝てます…

旦那、いびき、うるさいんでね…


起きたら引き戸は開け放って、窓も開けて、風を通せます。

お陰で、部屋が広く感じる〜




この件に関しては、本当に、かーなーり、話し合いしました。


家の間取りって、人生そのものなんだな


って思った。


どう生活するかは、どう生きていくか、


なんだなーって。




続く。

ではではーーー

さて。

ついに、


ここなら住める!


と、思える土地に辿り着いた、つん家。

すぐ、建築士さんに、ご報告。


旦那「やっぱり、あの土地にしようかと…」


元々、建築士さんが勧めてくださった土地だったので…


建築士さん「もうプランは出来ています」


土地の形を見た時点で、2つ程案が浮かんでいたらしく。


あそこに、してくれたら良いのになぁー


と、思っていたそう。




今でも悔やまれる…


最初から、ここにしておけばよかった!!!


そしたら、あと半年早く家造りが進んでいた筈。

半年も無駄にしてしまった…


…が、あちこち見て回った結果、ようやく、この土地の良さに気付いたのも事実。

最初から、ここに決めていたら、


探せば、もっと良い土地があったかも…


と、それはそれで、悔やんでいた気がするのだ。




そこからが、早かった!

あれよあれよと言う間に進んだので、もう記憶も朧げなぐらいである。


ここからは、土地を買う流れをざっくりと。




・この土地買いたいです!な、書類を出す


後から聞いた話。

うちが申し込んだ直後に、もう1件申込みが入ったらしい。


ずーっと動きが無かったのに何故急に!?


と、不動産屋のお兄さんも、かなりビックリだったとのこと。


ちなみに、この書類には、希望額を書くのだが…


お兄さん「このくらいはいけます!」


強気の、100万値切った額になった。

次が居ると知っていたら、怖くて値切らなかったかもしれない…笑




・手付金を支払う


こちらが額を決めれるらしい。

現金で1割払うことにした。


ここで初めて、売主さんに会う。

とーてーも、良く喋るおじいさん。

ニッコニコ。

なので、つん、ずっと気になっていた事を聞いてみる。


つん「どうして、道側に家が建っているんでしょうか?」


すると、この家の歴史について、話してくれた。


細長ーい土地の、奥側。

土だけになっている部分に、昔は親の家が建っていて。

空いていた前側の土地に結婚後、自分の家を建てた。

が、古くなった親の家を壊した為、手前にだけ家がある状態になったらしい。


…なるほど!!!

奥にもう1つ家があったなら、道の際っ際に家を建てなければならなかったのも、納得!


その後、土だけになっている部分は駐車場にしていたが…

お隣さんの土地を通らないと、車の出し入れが出来ず…

(親族なので了承して貰っていたとのこと)

不便な為、今の住まいに引っ越したとのこと。


しばらく借家にしていたが、借主も高齢化して出て行ってから、10年。

自分も年老いて来て、ようやく、


売ろう!!!


と、なった…

が、なかなか売れず、2年半。


嬉しい!とにかく嬉しい!!


とのこと。




・更地にして貰う


これも、選べます。

こちらが更地にするから、解体費用の分、もっと安くして!ということも出来る。

…が、何かが出土した場合を考えると、売り主に壊して貰う方が良いらしい。




・残金を支払う


ここが、ハウスメーカーさんから家を買うのとは、違う部分で。

土地を買うのに、ローンは使えないのです


この資金繰りが、本当にストレスで…

本当に、こんなにあるのか!?

こんなに土地につぎ込んで、その後の資金は足りるのか!?

と、何度も計算した


残念だったのが、このタイミングで財形住宅を解約したこと。

非課税ギリギリまで、貯まっていたのに。

解約の理由が、


家を建てる


だからこそ、非課税になる仕組みなので…

土地を買う、での解約だと、自己都合扱いされ…

課税されてしまった!


が、この時は、解約しないと足りる気がしなかった…

全額現金で、8桁の額を払わねばならない事への怖さが凄かった…


満額+αで解約出来たけれども…

5万ぐらい損してます。


今でも、


もっと後に解約したら良かったなぁー

5万あったら、もっとさぁー…


と、思う。


まぁ、払い終わった後だから言えることですネ。

貯金と、財形住宅の解約でなんとかなりました。


つん家の家計管理は、つんです。


私、良くこんなに貯めたな…!


って、思った。

あると思うと自分に甘くなるので…

ざっくりとしか把握しておらず、全額は把握していなかったのだ。


支払いは銀行で、売主、買主、不動産屋、司法書士…

全員立ち会いのもと、行われます。


旦那は、書類を書く手が震えたとのこと。

私は、通帳の記帳額を見て震えた。


けど、これであの土地が私達の物に…!!!


売主さんも嬉しい

つん家も嬉しい


あぁ勿論、仲介してくださった、不動産屋さんも。


とてもとても、良い売買になった




続く。

ではではーーー

さて。

つん夫婦の、


理想の土地


は、


・旦那が住みたい町内

まぁ、隣町でもギリ、ヨシとする


・40坪ぐらいの四角い土地

30坪ぐらいの家を建てたいから


・駐車場2台分

今は1台だが、旦那が単身赴任になると、2台持ちになるかも


・最寄り駅まで歩ける距離

アクセスが良ければ、転勤してもなんとか通える可能性有


この4つは、譲れないと思っていた。


…が、探し始めて半年。

何かを妥協せねばならないと、知る。


次の転勤まで、早ければ、あと1年半。

もう、理想を追い求めている場合では無い…




ので、つんの提案で、初心に帰る事にした。

最初の方に見た土地を、もう一度見に行ったのである。


ここで、土地のおさらいを。


・建築士さんご紹介の土地

・前回、見に行ったのは、夜

・ものすごーく、細長い土地

・手前側、道ギリギリに家が建っている

・奥側が、何も建っておらず空いている


そんな、暗い細い長い土地。

昼間に見に行ってみると…

やはり、


「細いな…」

「長いな…」


けど、


つん「思ったより明るいよね?日当たりもそんな悪く無くない?中、入れないかな?」



旦那「番号載ってる!電話するか?と、いうか…そこだ!」

なんと、不動産屋さん、すぐ近くにある(笑)
試しに、たずねてみる事に。



旦那「すみませーん、すぐそこの売地なんですが…」
つん「建ってる家の中って、見れますか?土地探し中で、前々から気になってまして…住むとどんな感じなのかなー?と。」

不動産屋さんのお兄さん「…(゜゜)!?」

つん夫婦の突撃訪問にビックリしつつも、鍵を開けて見せてくれた



玄関入ると廊下が真っ直ぐ。
右手前が、4畳半。
真ん中に階段
奥に、台所と水回り


2階に上がると、
階段を真ん中にして部屋2つ。


(確かこんな感じ…うろ覚え)

つん「…住めるな…」
旦那「うん、住める…」

つん家は、おそらく、MAX3人しか住まない。

現在→私+旦那+娘っ子=3
旦那単身赴任→私+娘っ子=2
娘っ子進学→私=1

基本の居住スペース+寝室+子ども部屋

が、あれば良いのだ。
ので、元々、コンパクトな家で良いと思っていた。

35坪の土地。
理想とする40坪に、まぁ近い。

但し縦長。
ものすごーーーく縦長。
四角い土地を、縦にスパッと切って繋げたと思えば良いのか…?

見せて貰った家は、道の際に寄せて建っている。
更地にして
後ろに同じようなサイズの家を建てて
道側を駐車場にすれば…

つん「…ここで良くね!?」



不動産屋さんに、詳しく話を聞くと…

アクセスが良く、立地も悪く無いが…
細長過ぎて、ハウスメーカーも手を出せない。
1度買い手が付きそうになったし、ざっくりと家の設計までしていたが…買い主の家族関係の変化で、売却中止。
そんなこんなで、2年程、売れず。
その為、周辺に比べると、坪単価は破格!

・立地
旦那が住みたい町の隣町

・ハウスメーカー不可
つん家には朗報!建築士さんと工務店さんで家が建てられる!!

・2年程売れず
残っててくれてありがとう!!!

・坪単価破格
度重なる転勤により、引っ越し貧乏な、つん家に最適!

一旦持ち帰り、建築士さんにご意見を伺うことに。



続く。
ではではーーー

さて。

土地探しを始めた、つん家。


次に見に行ったのは、またまた、建築士さんご紹介の土地。

旦那と日中のスケジュールが合わず、見に行ったのは、夜。


ものすごーく、細長い土地。

暗ーい道路に、暗ーい家が、道ギリギリまで建っている。

そして、道に接していない奥側が、家と同じくらいの広さなのに、何も建っておらず、ガラーンと空いている…

何故?謎…


つん「ここは、ちょっと…」

旦那「細長過ぎるな…」




その後も、


つんは、暇さえあればネットで、土地情報をポチポチ


しかし、実際に見に行ってみたらイマイチ…


道路が狭過ぎて、車が入れなかったり

段々になっている一番下の土地だったり

眼の前が、閉業した工場?だったり

お隣が、平屋プレハブ風の賃貸物件だったり

抜け道になっている道が眼の前だったり


ネットに出回る時点で、人気が無いのだと悟る…




旦那は、暇さえあればチャリで、住みたい町周辺をチリンチリン🚲💨


で、ここ見つけました!と、建築士さんに連絡。

その中でも、つんが印象に残っているのはこの2つ。


・〇〇教事務所のすぐ横の土地


またまた、建築士さんが、地元ネットワークで地主さんにお伺いを立ててくれたが…

もう売れていた


が、〇〇教は、早朝に活動するらしく…早起き苦手なつん、この土地とは、ご縁が無くて正解だったかもしれない


・とにかく完璧な形の土地


つんが、建築士さんの奥さんと一緒に、真横のお宅に聞きに行ったら、またまた売れていた


が、元家主が良くない亡くなり方だったからオススメしないと言われた…知らずに買わなくて良かったかもしれない




旦那が、知り合いグループLINEで土地情報を求めたりもして、


ココは、息子がもう住まないらしいぞ

ココは、貸してくれるかもしれないぞ

ココは、最近空き家になったぞ

隣の、◯◯町は、どうだ?




不動産屋さんにも、いくつか行った

が、


土地のみ


というのが、なかなか無い…

ハウスメーカーさんが出している分譲地なら、あるのに。


5年以上、土地探しをしている人も居る

とまで聞いてしまい、絶望。


つん家は、転勤族。

あちこち転勤歴10年以上。

だから、


地元に根差す


事への憧れが強かった。

ので、まず、この地に詳しい建築士さんと繋がってから、土地探しを始めた為…


建築条件付き土地

(つまり、ハウスメーカーさんと提携している土地)


は、駄目なのである。


転勤スパンは2、3年。

このままだと、次の転勤までに家が建たないかもしれない…


次の転勤先からこの地に、土地探しに通うのか…?

住んでる今でさえ見つからないのに…??


つん「もう、◯町周辺は諦めて、今住んでる社宅の近くで良くない?娘っ子も転校させずに済むし」


旦那を説得に掛かり始める、つん。




あまりに土地が見つからないので、途中、建築士さんと繋がった事を後悔仕掛けた…


この地の建築士さんに設計して貰って

この地の工務店さんに家を建てて貰いたい


と思っても、土地が見つからないんじゃぁ進まないではないか…




そして、気付けば秋も終わろうとしていた、その日。


土地視察後、周辺のカフェでお茶をするのが恒例になっていた、つん夫婦。


つん「…ねぇ、最初に見たあの土地、もう1回見に行かない?」


これが、つん家の幸運の始まりとなる。




続く。

ではではーーー