寒い時期必見!?安部的のどへのアプローチ③頚長筋リリース | 毎日をちょっぴり生きやすくするあべもん(安部源生)のブログ

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作業療法士という生活を支える仕事をしています。講演会を全国10ヵ所以上でやっています。内容はセラピスト向けぁと筋膜、東洋医学、心理学。一般向けだとストレスケア、コミュニケーション など


皆さん、こんばんは!

OOOなセラピスト、
(Occupational therapy(作業療法)
×Oriental medicine(東洋医学)
×Oita(大分))

Oriental Physio Academy(OPA)
大分県支部長の
安部源生(あべもとき)です。

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安部的「のど」へのアプローチ第3段です。
第1段:トリガーポイント
第2段 :舌骨


前回は
舌骨を動かしていく重要性を述べました。


今回は
舌骨を動かしにくい時や
その運動の強化です。


上の図はDFL(胃経・脾経とSFL・DFL)ですが、
舌骨周囲と
脊椎前面の頚長筋
DFLに属しています。

舌骨の可動性が低下すると、
それに続く頚長筋も緊張してしまう
ことがあります。

頚長筋の作用は
頚椎の前屈と側屈
です。


頚長筋が緊張して
上手く働かないと
それを代償する形で
胸鎖乳突筋や僧坊筋が
過緊張を起こす
事があります。


なので、
頚長筋のリリース
が重要となります。


頚長筋は
むち打ちの障害で靭帯が緩んでいると、
緊張していることが多い
とされます。
更に、
筋膜性の障害が残りやすいと考えられています。

頚長筋のリリースは
むち打ち後の
可動域の改善、頸部痛の改善など
様々な効果が得られます。


また、
嚥下機能の改善も期待できます。
胸鎖乳突筋などの過緊張が改善されれば
頚部のインナーマッスルである
舌骨下筋群が使いやすくなるためです。


では、
頚長筋
のリリース方法ですが、
深層筋、インナーマッスルであるため、
直接診察はできません。

なので、
のどの奥に指を伸ばす必要があります
場所的には
舌骨~甲状軟骨と胸鎖乳突筋の間
です。



この時の注意点は
・動脈を圧迫しない
・気管を圧迫しないように片側ずつ
です。

相手に行う場合は
頚を軽度前屈位にすると行いやすいです。

必ず無理に行わないで下さい!


頚長筋をリリースすることで
舌骨の動きも改善されやすいので、
前回、前々回の手技に
合わせて行いたいですね。


最後までお読み頂きありがとうございます!
これからもよろしくお願いいたします!
お体に気を付けてお過ごしください!