突然の破水から…
緊急帝王切開にて、双子を出産したあたし


詳しくはこちら→聞いてないよー!!!



あたしには永遠に感じられた手術は。
実際は2時間かからないくらいで終わったらしく



もと居た病室とは違う、個室へと運ばれ。意識は朦朧としつつも、噂の術後の痛みがいつやってくるのか怯えていた


麻酔はどれくらいで切れるのか…
痛くなったらどうしたらいいのか…
しきりに、看護師さんへ尋ねていると、心配そうな顔をした父と母がやってきた。


旦ちゃんは福岡から来鹿の為、この時点ではまだ着いておらず…



麻酔は3時間くらいで切れるが痛みが我慢できないようであれば痛み止めを処方してもらえることを聞き、少し安心したあたしは母に


『疲れたからちょっと寝るね』
と言い、目を閉じた。


そこから、どれくらい時間がたったのか分からないけれど目がさめると旦ちゃんが居て。


『頑張ったね』
と、頭を撫でてくれた。



すでに術後3時間は過ぎているのでは?と思いつつもまだ訪れない痛みに恐怖を抱きながら


この間旦ちゃんは、双子達の入院手続きやら何やら色々な手続きでバタバタしていた



しかし…
いつまでたっても『ウワサ』の痛みは訪れない確かにちょっぴり違和感はあるものの全然我慢出来るレベル。


いや?
あたしは痛みにはかなり弱いハズ



それよりも水分が取れないことの方がツラく、その夜は『朝が来れば水が飲める』をひたすら心待ちにしつつ。


酸素マスクをつけることが返って苦しく感じ、イライラしながらウツラウツラを繰り返しようやく陽の目をみました



その間、今か今かと覚悟していたとてつもない痛みというヤツはとうとう訪れず…

『なんだ…
全然たいしたことないじゃん!
やっぱネットの情報ってあてにならない!!』


と、タカをくくっていたのですが。
ようやく水分も取れて生き返ったと感じた頃、悪魔が訪れた
(ちなみにこの時点ではまだ絶食だったにも関わらず、点滴のおかげか全然空腹は感じておらず…)



『はい、さあらさん
身体を拭いて、お着替えしましょう』


最強の笑顔と共に現れた看護師さんは、こう言ってホカホカのタオルを差し出した。



確かに痛みは我慢出来る程度だけど…
どうやって動けと?



昨夜は寝返りすら打てず、看護師さんにお願いして身体の向きを変えてもらっていたというのに…そんなあたしに起き上がれと??



『おかーさーん!
ここに、イヂワルする人がいるぉー』
心の中で叫ぶも。



ニコニコ顏で看護師さんは
『時間かかってもいいからね~、
大丈夫よぉ~~❤️』


とりあえず、お腹に力を入れるとビックリするくらい痛いのでそっと起き上がろうとするも…腹筋使わずに起きられるわけもなく



多分…
あの時のあたしは生まれたての子馬よりもヒドい立ち方をしていたのではなかろうかと思うむしろ、どうやって立っていたか一晩で忘れてしまったかのような…



ネット情報…
術後の痛みについてはわんさか載ってたが、この翌日の歩行訓練については


『聞いてないよー!!!!!』




まさしく鬼の苦行。
翌日に歩かせるって!!
子宮の収縮がよくなるっていうけどさ、点滴さげてるこの棒みたいなヤツに支えられないと歩けやしない


しかも、前かがみ姿勢でないと傷が裂けるような引っ張られるような痛みがあってトイレに行くことさえ苦行


なぜ誰も教えてくれなかったのだ!!!



誰だ?
帝王切開は痛みのない出産でいーね♪
なんて言ったヤツは!!!



誰だ?
陣痛は怖いから、帝王切開で産みたい!
なんて言ってるヤツは!!!



出産はどんな形であれ命懸け…
ですよ。



しかし…
聞いてないよー!!!はまだまだ続くのであります



次回に続く




余談ですが、
今後帝王切開を控えてる方へ。

うっかりあたしのブログに迷い込み、これを読む事で手術への恐怖が倍増したら申し訳ないです


が!
痛みは必ず癒えます
人間は強い!



あたしも、術前は怖くて怖くて
検索魔と化してましたが、術後2週間ほど経った今かなりへっちゃらになってます。


打てなかった寝返りもゴロンゴロン!!
なので…


『この痛み、永遠には続かぬ!!』
と思って乗り越えて下さいね



帝王切開でも。
我が子は十分可愛いですし、愛情もそそげますから
(まだまだ新米母なので偉そうな事は言えませんが…)