世界的大スターの、ウスタット・ザキール・フセイン氏と、我らがラケシュ氏のコンサートが聴きたくて、
モディ首相とマハトマ・ガンディーの土地グジャラートに行って来ました。
ラケシュにとっても、憧れのスーパースターであるウスタットジ。
沢山のコンサートを共演して、ますます尊敬が深まり続けている様子で、ザキールジの話を何度も聞いています。
ザキール氏が演奏するタブラは誰にも真似のできない自分で作り出したテクニックばかりです。
もちろん何度も演奏を見ていますが、紹介して頂くのは初めて。
ラケシュのソロコンサートで聴くのも初めて。
(観衆はメイン楽器よりザキール氏のタブラ目当てですが。)
さて、演奏は。
本当に全てが新しい。
事前に知っていましたが、ラケシュと演奏する時のザキール氏のタブラは、伴奏ではなくてデュエットに近いです。
打楽器であるタブラでメロディを演奏します。
それを横で聴くラケシュの嬉しそうな顔。
(それが見たかった)
ラケシュも負けずに、新しいフレーズをどんどん即興で作り出します。
毎日聴いている私が聞いたことないものばかり。
何が起こっているのだろう💦 驚きの連続でした。
さて、コンサート後、ザキール氏が「ラケシュがこんなに新しい物を作った!」と絶賛していました。
それを聞いていたかは分かりませんが、ラケシュが私に「聴いただろ!ザキールジはタブラで唄を歌っていた!すごい。」と呟きました。
インド音楽の歴史が変わる瞬間を見ています。
これで今シーズンのインドでの共演が最後だなんて。
(日本にも熱烈なファンの多いザキールジ、日本語が上手過ぎて初対面な気がしない)