インスタ映え……

 
 
自分の身の回りがいかにステキかを写真に撮り、SNSにアップして、
タグつけて検索しやすくして、フォロワーを増やす事に衷心して。
 
自己アピールも、承認欲求も、
人としてありとは思ってますが、
 
 
やり過ぎじゃないのか!!
 
 
気持ちの悪い、
自己アピールのやり過ぎ
必要以上の!無駄な!自己顕示欲!!
 
 
しかも、流行りって!!!!
 
 
 
芸能人の私生活にも、大して興味ないので、
なおさら
見ず知らずの誰かのステキなライフスタイルなんか、
興味ない!!!
 
 
 
興味ないのに、
このネット社会では、
どこからともなく、他人のライフスタイル自慢が引っかかってくる。
 
フォローしていた、普通にブログやSNSをやってる人が、
「見てもらう事」をメインにし始めた。
 
誰かに名前を知ってもらうのも仕事の一つ、な友人も多いのですが、
その中に紛れて、
「誰?」
な人が、ディスプレイに踊っている。
 
さっきも、昔の友達のブログが、インスタとリンクしていて、
漫画家の友人でもないし、大量のフォロワーがいるわけでもないし。
ただただ、
「私を見て」な世界が展開。
 
一般素人の、
「私を見て!もっと見て!!」
というのは、かえってみっともなく、
見たくなくなるんだ。
 
私はね。
そうじゃない人が多いから流行るんだろうけど、
私はね
嫌い
 
 
 
 
暇なのね。いいなあ。
 
と思って、今日もそっとブラウザを閉じます。
 
 
 
 
 

転職したわけですが

 

 

漫画家やってると、出版業界は「うちの業界」だったわけです。

今は全然違う業界にいて、ここが「うちの業界」になったわけですが。

 

 

 

出版の世界で仕事してた時、

仕事のネタにいろんな業界の事を勉強します。

かなり徹底して勉強します。

その業界の人たちと取材して話をしても、大体わかるぐらいに研究します。

 

あまりに徹底して勉強するので、

その業界の事をすごく知った気持ちになります。

 

でも、当然その業界の、現場の最前線で、現実と闘いながら仕事をしている人々に比べたら、

知識も経験も追いつかないわけですし、

所詮、素人なのですが、

 

勘違いしてしまいます。

 

私も、かつて、今仕事をしている業界について、マンガにするにあたり、

かなり勉強しました。

この業界の友達もでき、彼らからたくさん話を聞きました。

 

「こういう話をかいてるから、上田さん詳しいでしょ?」

「それほどでもないですけど、まあまあそうですね」

 

みたく言ってしまいました。

 

 

こっぱずかしいです。

 

 

「うちの業界」の事で、うちの業界にいない人に、知った風な意見を言われると、

まあ、誰だっていやな気持になりますよね。

 

マンガを描いてもいないのに、

漫画家の事を知った風に意見する人は、漫画家は嫌いだと思います。

当然ですね。

 

 

転職して、「うちの業界」を変えたせいで、

二つの「うちの業界」をまたがることになり、

なんというか、こうもりのような気持になることがあります。

 

今の業界の人(私が漫画家だったことを知っている人)は、私を「出版の世界を知ってる」と見るし、

出版の世界の人は私を、「サービス業界をよく知る人」と見る。

 

 

 

で、

漫画家という、勉強家の人々は、私に言うわけです。

「あなたがいる会社は〇〇なんだから」

 

確かに世間に名を知られてる会社に、まあ、運よく就職できましたが、

そしてそれゆえにその会社の「イメージ」は伝わりやすいでしょうが、

現場の最前線で、現実と闘いながら仕事をしていると、

そういう「知った風なこと言うな」という目によくあいます。

主に漫画家の人にですね。

いやあな気分になることを言われる場合は。

 

偶然、私は漫画家がどういう人々か、よく知ってるからです。

彼らが「知った風な口をききやすい」ことを。

 

 

私も、いつか、出版業界の現場の最前線を忘れてしまう時がくる。

 

そんな日のために、こっぱずかしい言動をする漫画家っぽい癖を直していきたいと思っています。

 

先日、過去の携帯メールをたらたら見ていたら、

5年分くらい遡れたんですが、

その中に、嫌いになった人とのメールのやり取りが出てきましてね。

 

嫌いな人のタイプの話をしましょうか。

 

「あなたと私は価値観が合う」

と言い切る人は大嫌いです。そんな事ありえないから。

あと、気分で付き合ってくる人。

そっちの勝手で気分が上がったり下がったりしてるのに、なんで機嫌の悪さにつきあわされなきゃいけないのか。

あと、話の通じない人も面倒なので嫌い。頭悪い、と一回思っちゃったらもうだめ。

 

話が通じないせいで嫌いになるパターンは多いかな。

 

あと「フィーリングが大切」というのも嫌い。

あんたのフィーリングなんかどうでもいいわ。

 

一度つきあいが切れて、何かのきっかけで再開する人もいますが、

再開した時は、相手への信頼は私にはもうないから、

すぐにまた嫌いになる。

二度目につきあいが切れたらもうそこでおしまい。二度と会わない。仕事などで同じ場所にいることになっても挨拶以外はしない。

世間話くらいはするか。大人だし。

 

 

あんまり、人を嫌いになる方ではないんですよ。

基本的にお人よしなので、簡単に人を信じてしまう。

裏切られた、と感じる事はないですが、こっちが勝手に信じたのが悪いんだし、

「嫌いな人」認定したらもうナシですね。

ケンカとかで向こうが謝ってきても、関係は元には戻らない。

信頼関係って、一度崩れたら簡単に元通りにはならないじゃないですか。

それがわかんない人とは、たとえまた付き合いだしても、もう距離は遠いです。

 

 

それから、

漫画家をやっていた関係から、時々会っちゃうんですが、

「自分は有名人」と言う人。

 

まあ、大抵の人は嫌いですよね。

 

漫画家やってた頃はよくこういうタイプに言い寄られました。

私は有名漫画家ではないから、言い寄られても何もできないけどなあ、と思いつつ。

そういうタイプは、自分がいかに有名かをアピールするため、「友達」の「有名人」を私に紹介します。

「ああ、そう」なんですが、その「有名人」の方々は別に悪くないので、最大限失礼のないように接します。

それで調子に乗っちゃうのが「自称有名人」さん達なんですよねえ。

何でしょうね、あれ。

私はその人の「友達」の「有名人」に敬意を表したのに、自分にされたと思うんでしょうかね?

それで、そういう人は調子に乗っちゃうんですけど。

「上田愛子(有名人)に認められた」自分は「有名人」

みたいな。

 

だから私は有名じゃねえって。

そしてあんたを認めたわけじゃねえって。

 

承認欲求は誰にでもあると思いますが、

意味なくあなたを承認する人間はいないから。

有名人でありたいなら、有名人のお友達より、多くの人のためになる仕事をたくさん持てば?

まあそんな人、私だけでなく、世間的に信頼されてないんでしょうけど。

 

 

 

有名人願望があったり、

甘えてきたり、

信頼関係が切れたら元に戻すのに倍の時間と労力がいる事がわからなかったり、

私を甘くみていたり、

 

 

並べたら、「こんな人はイヤだ」の典型になったな。