アンバランスの意外性であなたのキャラクターは断然おもしろくなる！

いわゆる特殊能力がある人というのは
日常生活がどこか普通の人とは違う

私の知るサヴァン症候群の男性は
一度見た数字はけっして忘れないという。

円周率もどこまでも言えるらしい

高速道路で走る車のナンバーも

大駐車場の車のナンバーも目でみたものは

すべて記憶している

書類の数字も何百枚あろうと瞬時に覚えている

だが
普通の人ができることができない

人と会話ができない
言葉のキャッチボールができない

漢字が覚えられない

人の顔が覚えられない

だから小さい時からいじめの対象となるのは否めなかった

変わり者、変人と言われ続けた

だが大人になってその数字の記憶力をかわれて
IT企業にスカウトされた

パソコンが世に普及しはじめた時で

時代も彼を求めていた

もうずいぶん昔の話で今はどうしているのかわからないが

人と違う特別な能力を持っていることで彼の世界はグンと広がっていくんだろうな

人の能力を100とするならば

その中で使える能力って
人それぞれ違うのね

どこかが飛び抜けてると
なにかができなかったりする

すべてがオールマイティって人はなかなかいない

いてもきっと面白くない

だからすっごく仕事ができちゃう人がプライベートでどこかヌケているとホッとしたりする

アンバランスの意外性が魅力だったりする

だからね

私たちも
できないことが多くてもいいんだよってこと

できる、できないってことより

好きか好きじゃないかってこと

やりたいかやりたくないかってこと

アンバランスの意外性なのですよ

なんにもできなくても
あなたの価値は下がらないけど

だが
今日はそこじゃなくて

突き抜けたいけど
勇気がない、ってあなたに
届けたい言葉なんだよ

突き抜けてしまえ！

一点そこだけ突き抜ければいい！

あとのことはできなくてもいい

あとのことは
それをやりたい奴があらわれるから
そいつにまかせればいい

あなたは
記憶力だけ突き抜ければいい

あなたは
歌を歌っていればいい

あなたは
小説を書いていればいい

あなたは
世界を旅をしていればいい

あなたは
子供と遊んでいればいい

あなたは
仕事を楽しんでいればいい

それはけっして人の役に立たなくていい

だが

いつの間にか人の役に立ってしまうのだよ

さあ
あなたは一点突き抜けよう

アンバランスの意外性で
きっとあなたのキャラクターはおもしろくなる！！

楽しみだね

ぴこ
らぶ♡

草場一壽さん作『飛翔』