あれから、15年。(58)書き置き | 泣き虫デザイナーのニューヨーク奮闘記、 のその後、それからの ご あきうえ

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ファッションデザイナー「GO AKIUE(ごあきうえ)」のブログです。
I am a fashion designer.
Creating clothes is my passion. I've designed clothes and accessories for actors, singers, and other media personalities.




「あれから、15年。(58)書き置き」


CigさんのCell-phoneに電話した。

「…もしもし、Cigさん、GOです。」

「GOくん」

………………

CigさんとCharles streetのカフェで待ち合わせした。
先にオレが着いて、Cigさんが来た。

Cigさんの顔見ると、なんだか落ち着く。

「Cigさん…
あの、えっと…」

Cigさんは優しく笑いながら
「番組スタッフさんから連絡あったよ。」

「そ、それで
僕から電話あったって事は」

「言ってないよ。
GOくんも、自分の想いがあって出て来たはずだからね。」

Cigさん…

「どうするの?これから」

「あのね、今はまだ心の整理がついてないんですよ。
このままじゃ、いけない。
無責任過ぎるってわかってるんですけど、しばらく戻らないつもりです。」

「じゃ、うちに来なさい。」

「え!?でも…」

Cigさんに迷惑掛けたくない。
オレを匿ったらCigさんに迷惑掛かる。

「着替えも何もないんだよね?
とりあえず、今夜はいらっしゃい。
それに…
その頭?」

あ、忘れてた。
自分の頭の事!

変装する為にChinatownの理髪店に行ったら、英語が通じなくてこうなったって説明した。

Cigさんはなんか爆笑してた。

………………

その夜はCigさんがデリバリーを頼んでくれて
Cigさんちで友人のトニーと三人で夕飯を食べた。

この時食べたカシューナッツがはいった鶏肉と野菜の炒め物。
美味かった!
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それから15年間、オレはカシューナッツが大好物だ。

Cigさんの服を借りて、オレの服は洗濯してくれた。

シャワーを浴びて、淹れて頂いた暖かいお茶を飲んだ。

その夜はオレはカウチソファーを借りてタオルケットに包まって寝た。
こんな時なのに、ゆっくり眠れたよ…

翌朝、Cigさんは午後からOfficeに行くと言うことで
午前中は、あのニューヨークのツインタワーに連れてってくれて一緒に早めのランチを食べたんだ。


ツインタワーのショッピングセンターで、キャップを買ってくれた。

「さ、これ被って、その頭じゃ笑ってしまうから。
それじゃ、GOくん。
仕事終わったら部屋に電話するから、それまでじっとしてて。
いろいろと対策考えなきゃね。」

オレはCigさんと別れて、Cigさんのアパートメントに戻った。

……………………

【Cigさん、

お世話になりました。
とりあえず、これ以上ご迷惑をお掛けするわけにはいきません。
本当にありがとうございました。
考えがまとまったら、必ずご連絡します。
それまではスタッフさん達に、僕と会った事は内緒にしてて下さい。
本当に、このご恩は忘れません。
ありがとうございます!
洗濯物と、それとお借りした服を着て行きます。
ごめんなさい。
鍵、次回お会いする時にお返しします。

                                 GO】


オレはメモを残して、Cigさんのアパートメントを出た…




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