Last hoppers 外伝 「V3放浪記」 part2 | NIGHT OF THE FULL MOON

NIGHT OF THE FULL MOON

FULL MOON ・・・満月

満月の夜を意味する NIGHT OF THE FULL MOON.

ムーンがお送りする様々な世界をお楽しみください。








ロストホッパー
(あれはもう3年も前になるのか…。)



???
「我々は遂に人間を凌駕した存在になることに成功した。」




地獄大使
「貴様たちはグランジョッカーの精鋭として活動してもらう。」




地獄大使
「我々が我々のためのユートピアを実現するのだ!」




???
「諸君には期待をしている。全人類改造人間化計画の礎となってもらうからだ!」











マスターホッパー
「どうした、浮かない顔して!やっと俺たちの時代が来たって言うのに!」




ロストホッパー
「全人類の統治なんて言うことが本当に正しい未来なのか…?」

マスターホッパー
「何を言ってやがる!俺たちのユートピアなんだぞ!」











マスターホッパー
「かくかくしかじか、というわけであいつが我々の作戦の遂行に迷いがあるんだ。」

V3
「ふん。迷いだと。」



V3
「いいか、全人類の改造人間化で食糧難や様々な問題を解決することが出来る。」




V3
「貴様にはその素晴らしさが分からないのか?」

ロストホッパー
「全ての生きるものは自由があるから素晴らしいんだ。俺たちがやることは自由の搾取だ。」





V3
「高い思想に自由の統治は必要なのだ。それをなぜ貴様はわからんのだ。」

マスターホッパー
「確かにこいつを見てるとグランジョッカーが言ってることはダメな気がしてきたな。」

ロストホッパー

「往々にしてそんなものだ。」










ハイパーホッパー
「…やはりそういう思想が出てくると思っていたよ。」




ハイパーホッパー
「その話乗った、協力しよう!」

マスターホッパー
「さすがインテリ、話が早いぜ!」








???ホッパー
「何?グランジョッカーを裏切るだと?」




ロストホッパー
「それが最善の策だとなぜ気づかない!」

???ホッパー
「何を馬鹿なことを言っているのだ。我々はユートピアの建設のためのピースなのだぞ?」











マスターホッパー
「ということで結局集まったのは…」




ロストホッパー
「マスター、ハイパー、V3だけか…。」

V3
「おい、俺は別にそっちに加担したわけでは…。」




ロストホッパー
「作戦はこうだ、この基地の至る所に爆弾を仕掛けた。俺たちはその爆発の合図でこの基地から脱出するぞ。」




V3
「そんなことすれば我々は反逆者として追われることになるぞ!」

ハイパーホッパー
「そんなことは100も承知だ。それでも反旗を翻すことに意味がある。」




ロストホッパー
「ここを離れてからの動きは各々に任せる。諸君が集うも、逃げ続けるもそれは君ら次第だ。」




V3
「おまえら良いんだな?もう後戻りはできないぞ?」

マスターホッパー
「いつまでそんな湿気たこと言ってるんだ!この意気地無しめ!」

ロストホッパー
「まあいいだろう。とにかくことを急ごう。奴らに勘づかれる前にな。」



ロストホッパー
「じゃあな、諸君。健闘を祈る。」











マスターホッパー
「とりあえず地下通路まで走っては来たが…みんなはどうするつも…」

ドカーン!



マスターホッパー
「始まったか…仕方がない。」




マスターホッパー
「さらばだ、グランジョッカー!」





地獄大使
「こ、これは!」

???ホッパー
「まさか昨日のあいつらは謀反の為に動いていたのか!」




地獄大使
「くぅ…まあいい。我々を裏切ったことを後悔させてやる…。覚えておれ!」