【お金持ちになる言葉】ドケチ伝説! 100年前に実在した「ウォール街の魔女」 | 【alluxeが贈る美の知恵】アリュクス美人養成部ブログ

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カーネモッチからの投稿

皆さんこんにちは。
突然ですが、人生を生きる誰もが母親から生まれた子ども。親孝行してますか。
どうも心配ばかりかけているような気がする[緑色の親不孝息子]カーネモッチです。
本日の【お金持ちになる言葉】は、今をさかのぼること約100年にもなる女性実業家の物語だもっち。

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「女性であり実業家」このふたつの属性を併せ持つことは、現在でこそ全然おかしな目では見られなくなっていると思いますが、100年前には、まだまだ世間にすんなり受け入れてはもらえませんでした。まして、それに「非情」「ドケチ」といった性格まで備わっているとあれば変人中の変人扱い。巷間の人々に「魔女」とまで呼ばれながら、ウォール街に旋風を巻き起こしたある女性がいました。

ヘティ・グリーン(1843年11月21日-1916年7月3日)

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本名はヘンリエッタ・ハウランド・ロビンソン・グリーン。
若き日は上品で優雅な美しさをたたえられ、年をとってからも、質素な服装の上に輝く眼光と美しい肌で印象的な風貌をしていたといいます。


捕鯨で財を成した裕福な一家に生まれた彼女。鉄道会社の社長を勤めたこともある長身巨躯の百万長者エドワード・グリーンと結婚し、ふたりの子どもを授かりました。
しかし、ある時、夫が銀行に多額の借金をしていることが判明。銀行との激しい交渉の末、財産を切り分けて別居、かつて栄光を誇ったエドワード氏は破産して落ち延びることになりました。
この際に多額の財産が移動された結果、当の銀行まで倒産してしまったというのですから、どんだけ桁違いのお金持ちだったんでしょうか。
この顛末によって彼女は一躍ウォール街の有名人になります。これがヘティ・グリーン伝説の始まりでした。
彼女は、莫大な財産を使って、南北戦争時のアメリカで交通および通信インフラ事業への投資に腕を奮い、ついには女性で世界一の資産を持つ人物となったんだもっち。

しかし、グリーンさんは女性投資家というよりも歴史的なドケチとして有名です。
世界一お金持ちの女性になってからも、安アパートに住み続け、食べ物を温め直す燃料さえ惜しみ、常に汚れた古い服を身にまとっていたのだそうです。
どれだけお金持ちになっても浮かれることなく、頑固に財産を殖やすことだけに心を砕き続けている女性。まわりの人間は到底理解できず、いつしか「ウォール街の魔女」と呼ばれるようになっていきました。

彼女には、こんなすごいドケチエピソードも残っています。
息子の足が折れたときに、その治療費まで惜しんで、無料で受けられる治療院を探しまわったというのです。
そしてついに息子の足は壊死してしまって、切断することに!ガーン
でも、これは女だてらの成功を妬んだ当時の心ない中傷だったのかもしれないと思います。
彼女の気性の激しさと共に息子への深い愛情が伝わる、ある逸話が伝わっているからです。

ある時、グリーンさんは鉄道事業家ハンティントン氏と西部の小さな鉄道の買収を巡って争っていました。この勝負はグリーンさんの勝利に終わります。狙っていた鉄道会社をグリーンさんに買い取られたハンティントン氏は怒り、あの手この手で嫌がらせを行いました。
そして、ある日ついにグリーンさんの家に直接乗り込んできて、「鉄道会社を手放さないと息子のネッドを逮捕させる」と詰め寄ったのでした。
激怒したグリーンさんは机の引き出しから拳銃を取り出し、こう叫びました。

「ハンティントン、今まであんたはビジネスウーマンとしてのわたしと取引をしてきた。でも今は母親としてのヘティ・グリーンと戦っているんだよ。ネッドの髪の毛一本傷つけてごらん。弾丸をあんたの心臓に撃ち込んでやる」

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ハンティントン氏は悲鳴をあげて逃げ去り、後日、グリーンさんは鉄道会社を高値でハンティントン氏に売却することに成功したそうです。

余談ながら、この息子のネッド、グリーンさんが73歳で亡くなった後、湯水のように財産を使い始めます。自動車や飛行機の開発、テレビ局、ラジオ局への無計画な投資、果ては粒子加速器(!)の開発にまで投資し、それでも財産は無くならなかったというのだから、「ウォール街の魔女」は、本当にどれだけ稼いでいたのでしょうね。
息子のネッド、そしてもうひとりの子供である娘のシルビアも子孫を残すことはなく、グリーン家は途絶え、その財産はアメリカの大学や図書館や病院への寄付として社会に溶けていきました。

どれだけ稼いでも贅沢するでもなく得意がるでもなく、ただひたすら心のままに貯めて貯めて貯め抜いたヘティ・グリーンという生き方。それが不幸だったのか幸せだったのかは彼女自身にしかわからないでしょう。
もしかしたら彼女は、普通の奥さんが家計の切り盛りを工夫するように、財産を切り盛りしていただけなのかもしれないという人もいます。
ただその額がとんでもなく大きかっただけだと。

ほんじゃね!

※本稿の内容は、「ヘティ・グリーン研究」(http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/4449/sgt144.html)を参考にさせていただきました。


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