94~149日目☆2/16~4/12 甘砂ーアマッスナー | 動くおうちの豊かな暮らし

動くおうちの豊かな暮らし

心地よい生活を求めて、日本一周!!
毎日わくわくに溢れるジプシーアミ(๑•ᴗ•๑)
日本中がおうちなの!✧
全国の衣食住、文化を教えてください!

果ての間での2か月の生活はまぢでおとぎの国のよーな物語ばかり。

そんな夢物語を語る前にしっかり現実と向き合ってみよー☆

甘砂=黒糖。
ココ、波照間では黒糖を作ってます。

ではとゆっても沖縄はドコの島も作ってんだろーけど、なかでも波照間の黒糖は濃厚なんです♡
食べ比べたから間違いない!

400年も昔から王様に貢献するために作ってた黒糖。
今でも県1と言われるぐらい上等の黒糖で東京に卸してるんです。

そんな波照間黒糖、どーやら有名らしーんだけど、知ってた?

県毎で黒糖の味が違うコトもしらなかったし、黒糖はみんな一緒だと思ってたよ。

そんな黒糖の原料がコチラ、じゃじゃーーーん!
さとうきび
この2か月、毎日毎日いやんなっても楽しくても毎日こいつらと戦ってきた。

島の3分の2ぐらいこいつらが陣どってて、人間の倍の身長をもってる。

結構強敵。
そんな強敵と戦ってきた。

機械で刈るコトもできるよーになった現代だけど、半分手刈り。
なんでかってゆったら、コストとか。
島一周約15キロとゆーちっちゃな島では採算合わなくなっちゃうんだって。
だから
暑い日も寒い日も雨の日もどんな日もヒトの手で刈取るんだ。

すすきみたいな穂をかまで刈り落とすシゴト
そーきーてた。
しんどいシゴトってきーていながらもとーもろこしみたいなイメージでわくわくしてたんだ。

収穫ってゆーもぎ取るイメージでわくわくしてたんだ。


ところが、
うねうね、抜いても抜いても抜けないロングのきびさんたち。

全くかわいくない。

まさに闘い。
おまけに農家さんたちは方言すぎてなにゆってっかわかんないし、昔っからの職人たち。
見て覚えれ気質。

休憩も個々すぎてみんなでって感じじゃない。

和気あいあいを想像してた分、右も左もわからない分打ちのめされてばかり。
それでも、
負けたくないし、やるからにはしっかりやりたい。
だから、
毎日毎日必死になってやった。

やればやるほど手はピキピキするし、
毎日電気走るみたいに痺れるし、箸もてないぐらい握るって作業がしんどいんだ。

でも
やればやるほどきびさんたちがかわいくみえてくる。

太いのもぐにゃぐにゃもしゅっと抜けるのも虫やねずみの食べられも。
みんなかわいくみえてくるんだ。

なんたって40種類ぐらいあるさとうきびの品種のうち20種ぐらいは島にあるらしー。

だからこそいろんなカタチのきびさんいてオモシロイ。

知りたいからこそ一生懸命になった。
さとうきびのコトも、島のコトも教えてほしい。

何にもわかんないからこそ必死になった。

技をみて盗んで、聞いて覚えて。
何度も何度も違うと言われながら手探りでもがいた。
イライラするトキも暑すぎて倒れそーなトキも時間が長く感じるトキもあったけど、畑に行きたくないって思う日は不思議とないんだ。

毎日毎日が楽しい。
毎日毎日が新鮮だった。

進んだぶんだけ達成感がある。
きびが倒されてくたんびに景色が開け、風が抜けてく。
やったぶんだけトラックぱんぱんになる。

遅くても失敗しても、あったかい目で見守ってくれてる農家さんたちがいる。

だから楽しかった。

一生懸命頑張った分だけちゃんと誉めてくれて、認めてくれた。
だからもっと頑張れる。

でも
ホントはね、
だから頑張れる んじゃなくて、農家さんたちのキビキビシュッシュとカッコイイ姿を沢山見てるから、その姿に魅了されるんだ。

農家さんたちのシゴトっぷりがカッコイイから、追い付きたくて、カッコイイシゴトしたいから、キラキラしてるから、ついていきたくて、だから頑張れるんだ。

1年半かけてオトナになったさとうきび。
どんな台風にも負けないでおっきくなったさとうきび。

1日ヒトリ約1トンのきびを刈る。
5分間に何本できるんだってぐらいの量をひたすらやり続ける。
農家さんと農家さんが手を繋ぎあってグループをつくって、皆で刈る。

自分の畑は自分で じゃなく、グループ毎にお互いに助けあうの。

あっちの畑もこっちの畑も農家さんみんなの畑を順番こに刈ってく。

誰が早いとか遅いとか、
どの農家がどうとかじゃない。

みんな一緒でみんな違う。

みんな違うからこそ、みんなで協力してやる。
ヒトリでできるコトじゃないからみんなでやる。

だからこそ
機械じゃなく手作業でできるんだ。

今時珍しい昔ルール。
みんなで作る。助け合いのココロ。

ゆいまーるってゆーの。
結いまーる。

ああ、
アミがやってきた結びはココでヒトツになってるんだ。

結。

循環の輪。

ゆいまーる。

このちっちゃなちっちゃな島に充分すぎるぐらい詰まってるんだ。


機械と人力とを上手に両方取り入れてる波照間。
機械で刈るとこんな感じ


畑でするお昼寝は寝れても寝れなくても最幸にきもちよかった。
外の音が最大限に聴こえてくるこの時間がスキだった。
次から次へと終わってく畑のたんびに寂しさも覚えた。

1日の終わりにしゃぶりつく原料まんまのさとうきびはドレもコレもなまらうまかった。
黒糖の味、みずみずしくてスイカみたいなやつ、ドレもコレも
シゴト終わりのビール並に最幸のご褒美。
最後の最後は
ヒトツの畑に島中から集まってきて行く場所ないぐらいうじゃうじゃのきび刈りはラジオいらないぐらい音にかきけされた
畑で食べるご飯は毎日の楽しみだった。
その楽しみのために眠い日も疲れてる日も飲み過ぎた日もどんな日もお弁当作りを欠かさなかった。
ありがとう。
おいしーしあわせを運んできてくれたアマッスナと愉快ななかまたち。
ありがとう。






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