前回の三峯神社参拝のお話の続きです
さあ、これからいよいよ妙法ヶ岳に登り
奥宮参拝に~
登山道入口に向かう途中、
お茶屋さんの店先で焼かれている
美味しそうな物に目が留まる
「いもでんがく」
へ~~素朴でおいしそう
ね~!山に登る前に
ちょっと腹ごしらえしていかない
店先に置かれたテーブルに座り、
温かい「いもでんがく」をいただく
じゃがいもより小ぶりで、歯ごたえがある
「中津川いも」という、地元特産のお芋だそうだ
味噌と砂糖の甘じょっぱい味に、お茶が合う
さぁ~腹ごしらえをしたところで、
いざ奥宮参道へLet's go!~
相変わらず霧は深く、お天気は微妙
登山はほとんど素人の私
すでに山ガールデビューして5年
日本百名山をすでに60座以上も登っている
大先輩のトモちゃんを頼りに、
ちょっと緊張しながらのスタート
トモちゃんがリュックから熊除け鈴を取り出し
リュックに取り付けた
「えっ?熊出るの」
「念のためにね」
確かに途中「熊出没注意」の警告が
ひえ~~~
どうか熊さんと出くわしませんように
と思いながらも、頭の中では
ある~日~ (ある~日)
森の中~ (森の中)
熊さんに~ (熊さんに)
出会った~ (出会った)
と無意識に一人輪唱している
霧に包まれた人気のない山道
神秘的過ぎて、このまま別の次元に
導かれてしまいそう
チリンチリ~ン
チリンチリ~ン
鈴の音が霧に反響して、
益々不思議な空気を醸し出している
ほどなくして一つ目の鳥居に到着
どうか無事に登頂して帰ってこられますように
山の神様に手を合わせて鳥居をくぐる
道は、木の根がむき出しになったゴツゴツとした山道
道に張り巡らされた根が、階段のようになって
人間が登るのを助けてくれているかのよう
木さん達ありがとう
「大股で歩かないで、段差の少ない小さな足場を見つけながら、
小刻みに登って行くんだよ
大股で歩くと、その分体力を消耗されるから」
山の大先輩のトモちゃんが登り方のコツを教えてくれた
そっか~
確かに高い位置に1歩足を運ぶより、段差の少ない足場を
3回に分けて進んだ方が、体がずっと楽なんだ
ただひたすら、足を滑らさないように、地面を見ながら黙々と・・・
およそ1300mと初心者でも登りやすい山だけど、
やはり最低限の装備はしていった方が良いと感じた
先の雲取山などを目指す方達は、もちろんしっかりと装備をして
登っていらしたが、妙法ヶ岳で行き違う方達の中には、まるで
平地を観光するかのような軽装備の方もいらした
山は平地と違って天気も変わりやすく、時々雨が降ってきたりする
土や岩がむき出しの道は、濡れると滑りやすく、大変危険
ふいに転んだ時にけがをしないように、リュックを背負って
両手が使えるようにしていた方が良いし、軍手も必要だ
私のような体力も経験もない初心者は、登山用のポールも
是非あった方が良いと思う
延々と続く登り道
いったい今、頂上までの道のりの何割くらいまで
登ったのかな
すでに息が上がり、体力がエネルギー切れ寸前
これでも初心者の私に合わせて、ゆっくり登って
もらっているので弱音は吐けない
「ねぇ~トモちゃん
今トモちゃんの体力は何割くらい消耗してる?」
と、念のために聞いてみる
「何割って?
ゆっくり登っているから、座っているのと変わりないよ」
えぇぇぇ~~~~~
今なんて!なんて言いました
座っているのと変わりないって
私はすでに胸のカラータイマーが
ピコンピコ~ンとエネルギー切れの警告音を発しながら
点滅してますよ~
シュワ~ッチ
自分の体力のなさと、重い体が嘆かわし~
山の神様、どうかお願いします
楽々スイスイ歩けますように、お力をお貸しください
心の中でお祈りをしながら、黙々と進む
2つ目の鳥居を抜け、3つ目を抜け・・・
一つ一つ抜けるたびに、神域の匂いが濃くなっていくような、
神聖さが増していくように感じられる
細い尾根にたどり着くと、両脇の傾斜は霧に覆われ、
どれ程の高さがあるのかさえ分からず、
それがかえって怖さを感じさせる
ここで足を滑らせたら、いったいどれくらい
滑り落ちていくんだろうか・・・
いやいや、横を見るな前だけ見て歩け~
4つ目の鳥居を抜けて、かなりチャレンジャブルな道を
進んでいくと
あれっ行き止まり
いやいや、この岩も登山道
ゴールまであともう少し
頑張れ~頑張れ~
やった~!階段があった
と思ったら、階段の先は一枚岩
ここをアスレチックさながら、鎖を頼りに
最後の力を振り絞って登る
やった~奥宮に到着
神様~
お陰様で無事に登頂できました
お導きくださりありがとうござました
奥宮の神様の波動は大きく温かく
お犬様はピュアなエネルギーを
発していらっしゃるように感じられた
お社の裏手には山々を一望できる絶景スポットが
しかし今日はあいにくの霧景色で全く何も見えず
逆に、天気が良ければどんな景色なんだろうな~と
想像するのも楽しい
お天気が良い時の景色も是非見てみたいな~
まだまだ余韻を楽しみたいけど、帰り道のことを考えて
そろそろ下山
神様に
また伺わせていただきます
ありがとうございました
とご挨拶をして山を下りる
下山は登りより体力が半分で済むので楽だけど、
勢いもつき、滑るので、登りよりも注意が必要だそうだ
行きは2時間以上かかったけど、
(一般的には1時間半弱の道のりらしい )
帰りは1時間足らずで下山
お土産を買おうと、お土産屋さんまで行ったがすでに閉店
まだ4時前なのに~
バスは16:35が最終と早い
(帰り時間に気を付けないと、これを逃したら
タクシーか徒歩)
なまった体にはかなり酷な一日だったけど、
心地よい疲労感と達成感で、体は意外に元気
駅前のお土産物屋さんは5時半で閉まっていて、
お土産は買えず仕舞い
でも有り難い御守りを家族皆に買えたから
良しとしよう
体も冷えたし、沢山動いたし、
何か温かい物でもお腹に入れていこう
秩父といえばお蕎麦が有名
くるみを擦った出汁で食べる
くるみ蕎麦が有名らしい
駅前でお蕎麦屋さんを探すと、
かなり沢山のお蕎麦屋さんがあった
やっぱり名物なんだな~
入ったお店にはくるみ蕎麦はなかったけど、
舞茸の天ぷらがついたかけ蕎麦を注文
舞茸大っきい
噛みごたえのあるお蕎麦
十割蕎麦だったのかな
疲れた体にお出汁が染み込む~
美味しくいただいた後は、名残惜しいけど
帰宅の途に
本当に楽しく、エキサイティングな一日だった
神様と山と、出会った皆さん、
そして素人の私にお付き合いしてくれたトモちゃん
本当にありがとうございました
また行こうね絶対に
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