大学の授業はほとんど出席しなかった。
出席を取らない授業は出席しなかった。
語学など、出席必須の授業は出席したが、それ以外はさっぱり出ずに、相変わらず図書館にこもって受験勉強していた。
大学の授業に出ずに受験勉強を進めても、全く能率が上がらなかった。
7月頃にすでに「もうだめかも」という気持ちを持ちながらも惰性で朝から晩まで図書館にいた。
そのくせ、大学の試験については、「こんなアホな学校の試験、勉強しなくても余裕でAが来るだろう」くらいに考えていた。
この甘さが自分の悪いところである。
案の定、試験はさっぱりだった。
結局1年間に5単位しか取れなかった。
語学1科目と、必修2科目である。
もはやアホ学校でも1,2を争う落ちこぼれとなってしまったのである。
このショックは正直、受験に失敗した時よりもショックであった。