長谷川です。
本日は、憲法記念日です。
日本国憲法は、戦後に作られた
いわゆる平和憲法です。
さて、大型連休で
海外に行かれている方も多いことでしょう。
海外で、万が一、大きな事件に巻き込まれたら
日本国は、海外邦人を守ることができるのでしょうか?
実は…
過去の海外邦人の救出は
日本国は行えず、他国に救出してもらっているのです。
【過去の邦人救出事例】
1985年のイラン・イラク戦争時、イランは上空を飛行する航空機は撃墜すると宣言。
テヘランに邦人216人が残され一刻も早い脱出が求められた。
日本政府は民間航空会社に臨時便の要請をしたが、労働組合により拒絶された。
この時は親日のトルコ政府が派遣した勇気あるトルコ航空によって救出された。
1890年、トルコのエルトゥールル号が和歌山沖で遭難した時、
献身的な救助活動をしてくれた日本人への恩返しというトルコ人の善意に助けられたのだ。
1997年、カンボジアにおいて軍が衝突、銃撃戦になった。
この時は440人の邦人がタイ軍用機による救出されている。
これまでは幸運に恵まれたが、今後とも幸運が続くとは限らない。
※元自衛官の宇佐静男氏「 このままでは日本人を救えない」より抜粋
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いずれの事件も、
自衛隊により邦人救出を行うことができなかったのです。
今までの法制では、
「自衛隊による邦人輸送はできても、邦人救出はできない」
ということになるのです。
北朝鮮による拉致も
日本人を救うことができずにいます。
今まで救出ができていれば
北朝鮮に100名以上も拉致されることなどありませんでした。
1970年頃より、何度も繰り返されてきた
北朝鮮による国家犯罪に対して
指をくわえていることしかできなかった日本。
スパイや工作員の本格的摘発や、
北に連れされた日本人の救出を行うこともできずにいます。
実は…
安保法制により、救出はできることになったのですが
領域国の受け入れ同意がなければ、
動くことはできません。
そのため、北朝鮮の拉致被害者を
救うことはできないのです。
そして、ISILのような無法組織により
日本人が捕まった時も、全くもって何もできない…。
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では、諸外国では、
海外で自国民が危険な目にあったとき
どのように対処しているのでしょうか?
【外国での自国民救出例】
1976年、テロリストにハイジャックされたイスラエル人105名を救出するため、
イスラエルはエンテベ空港に軍を投入。銃撃の末、人質を救出している。
1979年、イランアメリカ大使館人質事件において、米軍は人質保護のため軍隊を投入。
この時の作戦は失敗に終り、結果的には人質救出はできなかったが、
軍事行動を非難された米国政府は「米国民の救出を目的とした自衛権行使」と主張。
1997年、アルバニアにおいて失政により治安が急速に悪化。
この時、ドイツ政府は空軍を派遣し、銃撃戦の状況下でドイツ国民を救出している。
※上記、著書より
いずれも軍隊を派遣して自国民を救出するため
主体的に働きかけを行っているのです。
海外邦人が危険な目にあっても
救うことのできない日本国憲法に対して
「憲法守れ!」
「立憲主義を取り戻す」
と叫ぶ方々は、一体何を考えているのでしょう?
「日本国憲法が海外邦人を救うことができるのか?」
ぜひ質問をしていきましょう。
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