短編 25.弟みたいなキミにときめくなんてありえない | 「蒼い月の本棚」~小説とハムスター(ハムちゃん日記はお休み中)~

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趣味で小説を書いています。絵を描いたり写真を撮ったり、工作をしたり書道をしたり、趣味たくさんです。古典で人生変わりました。戦国時代&お城好き。百人一首とにかく好き。2016年、夢叶って小説家デビューできました。のんびり更新ですが、どうぞよろしくお願いします。




第1話はこちら↓ 





画面をよく見ると、右下に数字が表示されている。
これが規定時間だとしたら、急がなきゃ。もう一度サトシに会って話をしなきゃ。
私は、携帯を握りしめながら男を見る。
「聞いてもいい?」
「ダメだ」


「一緒にこの森に来た人がいるんだけど、その人が、今どこにいるのかわからないの」
「ダメだ」
「その人は男で、背はあなたぐらい。歳は…」
「おい、待て。ダメって言ってるのに、何で続けるんだ?」
「独り言だよ。聞いたらダメだって言うから」
「は?お前、ほんとに面白い女だな」
男は口角をきゅっと上げ、くすりと笑いながら言った。
「何度も言ってるが、まずは熱を下げてからだ」
「それでも…」
頼んでも無理ってわかるオーラをビンビンに感じて、しぶしぶ引き下がる。
「わかったわよ。こうなったら意地でも熱を下げてやるんだから」
私は、横を向いて丸くなり、ギュッと目をつぶった。
「俺も休むぞ。お前を相手して疲れた」
そう言うなり男は、私の隣にどっかり横になった。すぐにいびきが聞こえ出す。私もいつのまにか、眠りに落ちた。






つづく



★★★★★


おはようございます!
わーい、休みだーー\(^o^)/

もう少し書いて更新しまーす♡


ともえ