災害時のTwitter利用に関して・追補 | 有川ひろと覚しき人の『読書は未来だ!』

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こちらは『災害時のTwitter利用に関して』の追補です。

私は個人からのいかなる拡散依頼も受け付けません。

When(いつ) Where(どこで) Who(誰が) What(何を) Why(なぜ)したのか?
それに対してHow(どのように)すべきか、あるいはしてほしいのか?

それが健全な情報にとって必要不可欠なことです。
そして、ネット上は、『報道媒体としてのインターネット』でもご説明しましたように、発信者の本人証明が不可能であるという時点で、

 Who(誰が)

の項目を絶対に埋めることができないものです。
ネット上の個人発信の情報は、究極的には真偽の証明はできません。
ですから私は、個人からのいかなる拡散依頼も受け付けません。

前回のblogの繰り返しになりますが、Twitterという即時性のある便利なツールで、労力を使わずに責任を伴わない言葉を発信するだけで「何か意義あることを為したつもりになる」のは、非常に怠惰かつ危険なことです。
意義あることを為したいのなら、発信力がある他人を安易に頼るべきではないというのが私の持論です。
私の知人には私以上に発信力のある方がいらっしゃいますが、私は自分の意見を発信するときに、いくら社会的に意義あることだと自分で信じたとしても、他人様の力を借りようとは思いません。
何かを為したいのなら、自分の力で。
それが、ネット上の自分の言葉に「信用」を積んでいくための絶対条件かと思います。

また、同時に私はTwitterを議論の場や相談の場としては認識しておりません。
個別のケースや架空の議論にはお答え致しかねます。

何とぞご理解くださいませ。

追記:
「あの対応はああしてほしかった」「こうしてほしかった」というのは、「あなたの思う理想の『有川浩と覚しき人』」であって、私は私の個人意志と責任を伴う範囲の自由においてインターネット上のツールを利用していますので、「あなたの思う理想の『有川浩と覚しき人』」にはなれません。悪しからずご了承ください。
あなたの思う理想の人には、ご自身でなってください。

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