読書管理アプリで見かけたコメントですが、さすがに否定する権利があると思うので否定します。
この方が仰っている「気に入らない作家さん」というのは電撃のある先輩作家氏のことだと思いますが、随分前にTwitterで「一部の女性作家たちが自分を雑誌から閉め出そうとしている」という趣旨のことを書かれたそうで、私や数人の作家さんの名前を挙げていたとのこと。
上記のコメントは多分その件を仰っているのだと思いますが、私には全く覚えのないことですし、そのとき一緒に名前を挙げられていた作家さんもご本人に対して否定されていたと聞いています。
そもそも私はその先輩作家さんが当時どういう仕事をしていたのかすら把握していません。
(電撃のすべての先輩作家さんの作品を読むことは不可能なので、申し訳ないながら私にとってその作家さんは全作品を追う方ではありませんでした)
私とその先輩作家さんの接点は電撃デビューであることと、担当編集さんが同じだったということだけで、電撃関係のパーティーで顔を合わせる以外は一度仕事で対談をしたのみで、個人的に交流がある方ではありませんでした。
連絡先すら存じ上げませんし、今どこでどうされているかも存じ上げません。
こちらとしてはほとんど他人にも等しい方に突然根も葉もないデマを吹聴され、困惑するばかりでした。
事実がどうなのか分かりませんが、、、と仰っておられますので強く否定させていただきます。
また、以前にTwitterで若手の電撃作家さんたちによる揉め事に有川浩が関与していたというデマを信じ込んで罵倒を投げかけてきた方もおられますので、そちらも強く否定しておきます。
当時その話で名前が挙がっていた主要な電撃作家さんともやはり個人的な交流を持ったことは一切ありませんし、連絡先すら存じ上げていません。罵倒を投げかけられるまではそうした揉め事があったことすら存じませんでした。
私の人間性を否定したい人が大勢いることは分かっていますし(実際にゴシップ誌で粘着質に中傷されたこともありますので)、私の人間性を否定したい人はたとえデマであっても私がクズだという話をお信じになるかと思います。
実際、私はどこを叩いても埃が出ないほど清廉な生き方をしてきたわけではありませんから、ある人から見れば嫌な人間でもあることでしょう。
人間は信じたいものを信じる生き物ですから、それを防ぐ方法も禁じる権限もありません。
人には自分の信じたいものを信じる権利があり、私はその内心の自由を侵す権利を持ちません。
ですから私は、自分に残された唯一の権利として、「否定する権利」を行使します。
上記のコメントに対して、否定する権利を行使致します。
有川ひろ
追記(2019/12/29)
読書メーターだったのですが、上記のコメントは消されたようです。
匿名の悪意は実に無責任なことだなと思いました。悪意を楽しむ人と同じところには落ちたくないと自戒しつつ。
上記のコメントの人のように「ゴシップを信じたい」「悪意を楽しみたい」方が今後も吹聴していくのだろうなと思いますので、このblogは否定の表明として残しておきます。
なお、作家名を出していないのは作家さん方にもそれぞれにファンがおられますし、その中にはこれらのことを知らない方もおられるでしょうから、昔の過ちを敢えて喧伝したくないと考えたためです。
知らずに過ごしている読者さんが敢えて知らなくてもいいことだと思いますので、何のことか見当がつかないという方はそのままにお過ごしください。
追記2(2019/12/30)
ちょっと嫌なことに気づいたのでもう一つ追記。
このblogはバズッたわけでもなく、コメント画像はユーザーさんが特定できないように加工して貼っています(ユーザーさんを晒すことは本意ではなかったので)。
にも関わらず、blogをアップしてほどなくコメントが消えたということは、このユーザーさんは相当積極的に悪意を楽しもうとして私のネット上の動向を監視しているのだろうなと。
素敵なレビューを千数百件も書きながら、私に対してはそこまで積極的に悪意を楽しもうとしているのだなと気づいて、大変げんなりしました。
監視しているのだろうなと気づいたのでその方に向けて。
私は悪意を楽しむあなたの二面性を知っています。
そうしたあなたをあなたがご自分で醜いと思われないのであれば、これからも私に対して匿名の悪意を存分に楽しまれたらよろしいでしょう。
申し上げたいことは以上です。
(追記3)
コメントの方、名前あっさりお変えになったようで。デマで他人のレビュー汚して消させて(元のレビューはデマなど何も書いてなかったので何ら問題なかった)自分は名前変えて逃亡って、本当に匿名の悪意って無責任なんだなぁと。
【blogの注意書きにも書かせていただいておりますが、当blogの個人様・書店さん以外の悪意ある無断リンクや無断転載は固くお断りいたします。悪意を感じられるかどうかは、私と出版社の判断に依るものとさせていただきます。また、blog内容は、あくまで一作家の一意見であることをご了承ください】
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