初めて観た花です。
(大船フラワーセンターにて)
バッドフラワー・デビルフラワー・ブラックキャットなどの呼び名があるそうです。
和名 クロバナタシロイモ (黒花田代芋)
学名 山の芋(やまのいも)科、または 田代芋(たしろいも)科。
学名 Tacca chantrieri
黒っぽい花で、この植物を初めて日本に持ち込んだ植物学者・田代さんの名前が由来だそうです。
珍しいですね。
タシロイモ科というのも、私は初めてです。
ハーブにタシロイモ科というのは聴いたことがありませんから、たまに植物園でこういう珍しい子に出会うと、自分の視界がまだまだ狭い!と実感します。
こちらは、イランイランの木。
イランイランは、精油に使われる香りの良い花をつけます。
好き嫌いがはっきり分かれる香りですが、香水には必ずブレンドされると言われています。
エキゾチックで女性的な香りなので、少しだけブレンドすると
一気にイメージが変わって可愛さのある香りになったり、大人っぽい香りになったり、面白い使い方ができる精油です。
花の精油のなかでは、比較的購入しやすい価格です。
バラやジャスミンなど、花精油は葉に比べると使える部分が少ないし、
採油率も低いためどうしてもお高いのばかりですから、その点でもイランイランはありがたいなあと思います。
初めてこの花を見かけたのは東京都薬用植物園でした。
「わあ、写真でみたのと同じ!」と感動したものでした。
当時、本物(実物)を、観ることができると思っていなかったので。
最近は植物園の温室で見かけることが増えています。
これもアロマテラピーが広く知られるようになったのが、大きな理由かなと思っています。