埼玉県には、意外と植物園が少ない。
大学付属の薬草園や、国営森林公園内のハーブ園、大きな市営公園の中のバラ園や梅園やあじさい園などはありますが、
ハーブ園で検索すると、なかなかヒットしません。
飯能・生活の木は、埼玉県ではありがたい特異の植物園です。
ショップ、ベーカリー、スクール、ハーブ園と、欲しいもの全部が揃っている嬉しい楽しい植物園です。
かつてはレストランもありました。
ホップやバラなど、蔓性植物で造られたアーチ↓各所にあります。
私は、このスクール(ハーバルライフカレッジ飯能校)に
「アロマセラピスト」「ハーバルプラクティショナー」の資格取得のために通いました。
最初は20年前に簡単なワークショップに行ったのがきっかけでした。
しばらくは独学で資格を取っていましたが、一定以上になると講座を受けないと受験できなくなりますので、
車で通えるという理由で飯能校を選びました。
ここを選んだのは大正解でした。
ここで学んだことは大切な思い出です。
出会った先生とのご縁や、教える側になってからのたくさんの出会い、優しいスタッフさんとの出会い。
毎回講座が終わったあとのガーデン散策が楽しみでした。
たくさん写真を撮らせていただきました。
アロマセラピストの時の先生は、カリスマ先生でした。
優しさの中に凛とした講師としての揺るぎないものを感じていました・・怖かったなぁ。
でもおかげさまで今の私があります。
座学はもちろんのこと、ホスピタリティの大切さを学ばせていただきました。
ハーバルプラクティショナーの時の先生からは、たくさんたくさんいろんな知識を伝えてくれました。
とてもフレンドリーな先生で、まだまだ知りたいことがあって、先生の個人教室にずいぶん通わせていただきました。
来年で閉めてしまうというショックなニュースが流れ、行ってみると可愛い看板が↓
スタッフの皆様、お疲れ様でした。
まだ秋も冬も春もあるので、何度も来るつもりです。
ここは、疲れた時、悲しくなった時、悩んだ時に助けてもらったハーブ園。
いつも元気なハーブの姿は、夏は暑くて辛いだろう、冬は寒くて震えているかもしれない、そんな時でも健気な姿が癒しと力を与えてくれました。
植物とそっと話すのが好きでした。
気持ちが軽くなって帰ることができました。
数年前に黄色に塗り替えられた壁。今はこの色がすっかり生活の木・飯能校のイメージです。
書いているうちに、ちょっとばかり感傷的になってしまいました。
なくなるという事はどうしても思い出が蘇ってきます。