夫のコーデ | あした、なに、できる? 〜42歳若年性認知症主婦の覚え書き〜

あした、なに、できる? 〜42歳若年性認知症主婦の覚え書き〜

若年性認知症患者本人のブログです。
宣告を受けた私の気持ちや状況やこれからの生き方の希望などを盛り込んだ覚え書きです。
出来る内に出来ることを積極的にして行こうと思ってます。

結婚してからずっと、夫の服のコーディネートは私の担当。

先日もスーツのコーデをする機会があり、ふと思い立ってシャツとネクタイの組合せをiPhoneで撮り溜めました。

すると、背後から

また、悲しいお話のなにかなの?

ってテンション低めの夫がぬぅっと現れたんです。

うん、そうなの!ヽ(゜▽、゜)ノ
いつ私がコーディネート出来なくなっても夫さんが大丈夫な様に、コーデデータのストックをしようと思ってо(ж>▽<)y ☆ミャハッ

、、とは、言えず、、
あ~~とか、う~~とか、モゴモゴ言って誤魔化しました。


私、若年性認知症とわかってから、忘れた時の事ばかりが気になって気になって。

わかる内に~~しなくちゃ!

とか

まだ、できる内に~~しとこう!

とか

そんな事をよく口にしてたかも。


そんな時、普段はあれダメこれダメ一切言わない夫さんが、


大切な人が

自分の覚えてる内に~と言って

何かを焦ってする姿は

悲しいよ


と、ボソッと呟いたんですよね。。


病気になる、と言う現実も残酷だけど、それによって必要になる終活と言う準備自体が、自分だけでなく家族をも悲しみの淵に沈めてしまうんだなぁ、、。


そう思ったら、胸で除夜の鐘がごぃ~~ん、ごぃ~~ん、、と鳴りました(((/ _ ; )))


とても切なく胸の締めつけられる夜でした。


2015.2.22  あるじゃーのん