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大阪北浜、東京田町にオフィスを持つ医薬・バイオ分野の語学サービス会社 アスカコーポレーション社長 石岡映子のブログ。

先週末、ホイットニーヒューストンの急死のニュースに愕然とした。
彼女は世界で一番歌がうまいと思うし、何よりも彼女の歌すべて大好きだ。
子供の頃からゴスペルで鍛え、ニューヨークのナイトクラブで母親とパフォーマンスをしていたところをレコード会社社長
にスカウトされ、歌姫が誕生。世界中を魅了し、48歳の若さで逝ってしまった。
http://remembering.whitneyhouston.com/ には6500以上の彼女を悼むコメントが寄せられている。
18日には葬儀が故郷ニュージャージーで行われるという。
また一人、世界は大きな宝を失った。


彼女はDVや、ドラッグ、薬物依存、はては破産寸前だったらしい、などと聞くと悲しい。それでも、ホテルで急死、事件性は少ない、と聞くと”薬物”を疑いたくなる。
確かに彼女は一時期痩せていたように思う。やはり治療を受けるほど重症だったのだ。100億以上の財産を、ドラッグとその治療で失ったらしい。薬物とアルコールが彼女の命を奪ったとすると、あまりに悲しすぎる。彼女が処方されている薬剤は、不安障害・パニック障害などに用いられる“アルプラゾラム”と複数の鎮痛剤だったらしい。
今回は、複数の薬を同時に飲んだうえ、アルコールが致命的になったのだという。薬物とアルコールの繰り合わせには注意を要するが、今回の事件で再認識した。


お酒を楽しく飲みたいので組み合わせについて調べてみた。気をつけたい薬剤とアルコールの組み合わせは:

◇睡眠薬とアルコール
不眠症の薬に含まれているバルビツール酸系の成分にアルコールが加わるとそれぞれの作用が強まり、強い眠気に襲われ意識を失ったり、こん睡状態から死に至ることもあるとか。催眠鎮静効果を持つ睡眠剤も中枢神経の働きが過度に抑制され、呼吸機能の低下、意識不明などの症状が現れることもあるらしい。


◇花粉症治療薬とアルコール
鼻炎薬や風邪薬などに含まれている抗ヒスタミン剤の成分は、くしゃみや鼻水などの症状を和らげてくれるが、服用前にアルコールを飲むと、相互に作用を増幅させ、頭痛や動悸、下痢などの副作用が現れることもあるらしい。


◇抗うつ剤とアルコール
塩酸アミトリプチリンを含んだ抗うつ剤を服用した前後にアルコールを飲むと代謝酵素の働きが抑制され、動悸や腹痛を引き起こし、ひどい場合にはこん睡状態に陥り、生命の危機にも至ることもあるらしい。また、精神活動を活発にする抗うつ剤も、アルコールとの飲み合わせに要注意。中枢神経刺激作用が強まる上、血中アルコール濃度も高まりアルコールの副作用も出やすくなるという。



◇胃腸薬とアルコール
胃酸の分泌を抑制する塩酸ラニチジンを含む胃腸薬とアルコールの飲み合わせの場合、アルコール作用が強くなり血管が拡張し、胃壁からの出血、腫瘍の悪化などが考えられるので、胃腸薬服用後は、前後数時間アルコールを控えたほうがいい。


上記は一部。医師はあまり説明してくれないので、自分から確認する必要がありそうだ。

どれも、身近に手に入る薬ばかり。飲む機会も多い。
日本ではそれほど深刻ではないにしても、身体を治す薬剤のせいで命を落とすのはあまりに悲しい。

”いつもあなたを愛している”心身が健康でないと人は愛せない。